塩酸クロミプラミンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 化学物質辞書 > 塩酸クロミプラミンの意味・解説 

塩酸クロミプラミン

分子式ClH C19H23ClN2
その他の名称クロミプラミン塩酸塩Clomipramine hydrochloride、クロルイミプラミン塩酸塩、Chlorimipramine hydrochloride、アナフラニル、Anafranil、塩酸クロルイミプラミン、塩酸クロミプラミン、Clomipramine・Hydrochloride、アナフラニール
体系名:クロルイミプラミン・塩酸塩、3-クロロ-5-(3-ジメチルアミノプロピル)-10,11-ジヒドロ-5H-ジベンゾ[b,f]アゼピン塩酸塩、3-[(3-クロロ-10,11-ジヒドロ-5H-ジベンゾ[b,f]アゼピン)-5-イル]-N,N-ジメチル-プロパン-1-アミン塩酸塩クロミプラミン塩酸塩


クロミプラミン

(塩酸クロミプラミン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/21 23:09 UTC 版)

クロミプラミン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
胎児危険度分類
  • C(米国)[1]
    新生児薬物離脱症候群の可能性
法的規制
  • Rx only, unscheduled
投与経路 経口、筋肉内、静注
薬物動態データ
生物学的利用能 経口 ~50%
代謝 肝臓
半減期 クロミプラミン ~35時間
デスメチルクロミプラミン(主活性代謝物) ~50時間
排泄 腎臓
識別
CAS番号
303-49-1
ATCコード N06AA04 (WHO)
PubChem CID: 2801
DrugBank APRD00253
ChemSpider 2699
KEGG D07727
化学的データ
化学式 C19H23ClN2
分子量 314.9
テンプレートを表示
アナフラニール 10mg

クロミプラミン(clomipramine)は、抗うつ薬として用いられる有機化合物の一種。酢酸に極めて溶けやすく、酢酸エチルジエチルエーテルに溶けにくい。塩酸塩は白色または微黄色結晶。融点192–196℃。1960年代にスイスのガイギー社(現・ノバルティス)によって開発された。三環系抗うつ薬の一種で、アルフレッサ ファーマから塩酸塩がアナフラニールという商品名で発売されている。

内のセロトニンおよびノルアドレナリン神経終末への取り込みを阻害する。

日本における適応は、うつ病・うつ状態、遺尿症、ナルコレプシーに伴う情動脱力発作である。

獣医学領域ではイヌの分離不安症の治療薬として使用される。

主な副作用

  • 喉の渇き(三環系共通:頻度高)
  • 眠気(抗うつ薬共通:頻度低)
  • 立ちくらみ、めまい、ふらつき(抗うつ薬共通:頻度低)
  • 食欲減退

禁忌

種類

CAS登録番号 分子式 モル質量
g mol−1
日化辞番号 PubChem
クロミプラミン 303-49-1 C19H23ClN2 314.86 J8.630D 2801
塩酸塩 17321-77-6 HCl・C19H23ClN2 351.32 J290.331H 68539

出典



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「塩酸クロミプラミン」の関連用語

塩酸クロミプラミンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



塩酸クロミプラミンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのクロミプラミン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS