マプロチリンとは? わかりやすく解説

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マプロチリン

分子式C20H23N
その他の名称マプロチリン、Maprotiline、9,10-Ethano-9,10-dihydro-9-(3-methylaminopropyl)anthracene、N-Methyl-9,10-ethanoanthracene-9(10H)-propan-1-amine、Maprotyline
体系名:N-メチル-9,10-エタノ-9,10-ジヒドロアントラセン-9-(1-プロパンアミン)、N-メチル-9,10-エタノ-10H-アントラセン-9-プロパン-1-アミン、N-メチル-9,10-エタノアントラセン-9(10H)-(1-プロパンアミン)、9,10-エタノ-9,10-ジヒドロ-9-(3-メチルアミノプロピル)アントラセン、N-メチル-9,10-エタノアントラセン-9(10H)-プロパン-1-アミン


マプロチリン

薬物マプロチリン
英名maprotiline
化合物名or商品名
分子式C20H23N
分子データ
塩酸塩
用途抗うつ薬
副作用口渇便秘血圧降下言語障害など
胎,授乳児への影響安全度
備考塩酸塩の形で用いられる
融点243
沸点
LD50(マウス)/mg kg-11300(♂,経口)
LD50(その他)/mg kg-1
» 「動く分子事典」の分子モデル表示の特性について、「生活環境化学の部屋」より補足説明をいただいております。

マプロチリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/23 22:10 UTC 版)

マプロチリン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
胎児危険度分類
  • 十分なデータは得られていない。
法的規制
  • Rx-only (not a controlled substance)
投与方法 経口、筋肉内、点滴静注
薬物動態データ
生物学的利用能 66〜70%
血漿タンパク結合 88%
代謝 肝臓
半減期 27-58時間
排泄 胆汁 (30%)、尿 (57%)(グルコヌリドとして)。3〜4%が未代謝
識別
CAS番号
10262-69-8 10347-81-6(塩酸塩)
ATCコード N06AA21 (WHO)
PubChem CID: 4011
DrugBank APRD00747
KEGG D02566
化学的データ
化学式 C20H23N
分子量 277.403 g/mol
ルジオミール 25mg錠

マプロチリン (maprotiline) は、有機化合物の一種。四環系抗うつ薬の一種で、うつ病・うつ状態の治療薬に使用される。融点は 244 ℃。

1964年スイスのCIBA-GEIGY社により開発された最初の四環系抗うつ薬である。日本国内では1981年ノバルティスよりルジオミールという商品名で塩酸塩として発売された。

禁忌・注意

  • モノアミン酸化酵素阻害剤を服用している者には投与できない。
  • 緑内障排尿困難(前立腺疾患)のある者は悪影響を与える場合があるため、投与できない。
  • 心筋梗塞、またはその回復初期の者は投与できない。
  • てんかん痙攣性疾患のある者は投与できない。
  • 眠気や注意力の低下が起こることがあるため、投与中の患者には自動車等の危険を伴う機械の操作に従事させないこと。

効能・効果

うつ病・うつ状態

効能又は効果に関連する使用上の注意

抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること。

種類

  • 錠剤:10mg(白色)、25mg(淡黄色)、50mg(暗い橙色)
  • 全てフィルムコート錠である。





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