シチジン三リン酸とは? わかりやすく解説

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シチジン三リン酸


シチジン三リン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 05:22 UTC 版)

シチジン三リン酸
識別情報
CAS登録番号 65-47-4
J-GLOBAL ID 200907037971741610
KEGG C00063
MeSH CTP
特性
化学式 C9H16N3O14P3
モル質量 483.156
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

シチジン三リン酸(シチジンさんりんさん、Cytidine triphosphate)は、ピリミジンヌクレオチド の一つである。CTPはRNA合成の基質の一つでもある。 通常は5'位に三リン酸を持つシチジン‐5'‐三リン酸を指す。生合成的には酵素によりUTPがアミノ化されて産生される。

CTPは ATP,と同様に高エネルギー結合を持つがATPのような生体での際立った役割は持たない。CTPはエネルギー源として使用され、レシチンホスファチジルエタノールアミンなとグリセロリン脂質合成やたんぱく質のグリコシル化などの代謝反応に際して担体や活性体として働いている。また,ホスホコリンホスホエタノールアミンは酵素的にシチジン三リン酸と反応して、シチジン二リン酸コリン(CDP-choline)やシチジン二リン酸エタノールアミンを生成する。

関連項目

出典

  • 「シチジン三燐酸」『岩波生物学辞典』第4版、岩波書店。



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