インタープリター (自然)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 14:40 UTC 版)
インタープリター(interpreter)は、自然と人との「仲介」となって自然解説を行う人物を指す単語。
概要
インタープリターの標準的な和訳は、通訳者や解説者であるが、現在では、前述の人を指すことも定着し初めている。インタープリターはただ自然に詳しいだけではなく、話術、突発的出来事への対応、全体構成の企画演出、参加者との一体感の創出といったことが資質として要求される。 インタープリターは、特別な講習を受けた人であるとは限らない。例えば古くから地元に住む長老が長年の経験に基づき、地元の森について様々な角度から語り、その素晴らしさを参加者に伝えるなら、それも立派なインタープリターとされる。
2005年に開催された愛・地球博では、会場内に「森の自然学校」及び「里の自然学校」が設けられ、インタープリターが常駐し、自然の大切さなどを来場者に対してインタープリテーションを行った。 この愛・地球博の自然学校で、インタープリター(IP)という名称が一般にも広く知られるようになった。
関連項目
外部リンク
「インタープリター (自然)」の例文・使い方・用例・文例
- 昨年,キッドマンさんは映画「ザ・インタープリター」に主演し,国連に勤務する通訳の役を演じた。
- ―トヨタ白川郷自然學(がっ)校(こう)の「インタープリター」
- 現在は同校のチーフインタープリター(ネイチャーガイド)を務める。
- 私たちの仕事は自然からの「メッセージ」を通訳し,お客様にそれらを伝えることなので,私たちは自分たちのことを「インタープリター」と呼んでいます。
- 当校でインタープリターになるには,特定の資格は必要ありません。
- もちろん,インタープリターは山の知識を持っていなければなりません。
- しかし同時に,インタープリターは経済活動が二酸化炭素の排出や,ひいては環境にどのような影響を与えるのかを理解していることも必要です。
- そのため,インタープリターは幅広い知識を持ち,常に好(こう)奇(き)心(しん)旺(おう)盛(せい)でいなければなりません。
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