森吉山とは? わかりやすく解説

もりよし‐ざん【森吉山】

読み方:もりよしざん

秋田県北部にある山。奥羽山脈出羽山地のほぼ中間にあり、那須火山帯属す楯状火山標高1454メートル外輪山外側向かって深い浸食谷形成される。クマゲラ・イヌワシなど稀少鳥獣生息地で、県立自然公園・国の鳥獣保護区指定されている。


森吉山

行政入力情報

団体名 森吉山
所轄 秋田県
主たる事務所所在地 北秋田市
従たる事務所所在地
代表者氏名 片岡 信
法人設立認証年月日 2010/08/17 
定款記載され目的
この法人は、森吉山「阿仁スキー場ゴンドラ」の継続的な通年運行を図ることにより地域観光振興寄与し自然環境保護思想啓蒙自然環境保全活動推進するとともにスキー技術の向上及び普及のための事業等を行うことにより、山岳スポーツ振興図り併せて青少年の健全育成を図ることを目的とする。 
活動分野
保健・医療福祉     社会教育     まちづくり    
観光     農山漁村中山間地域     学術・文化芸術スポーツ    
環境保全     災害救援     地域安全    
人権・平和     国際協力     男女共同参画社会    
子どもの健全育成     情報化社会     科学技術振興    
経済活動活性化     職業能力雇用機会     消費者保護    
連絡助言援助     条例指定    
認定
認定・仮認定
認定   認定   旧制度国税庁)による認定   認定更新中  
PST基準
相対値基準     絶対値基準     条例指定()    
認定開始日:       認定満了日:       認定取消日:   
認定年月日:    認定満了日:    認定取消日:   
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解散理由  

森吉山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/29 22:29 UTC 版)

森吉山
北北西から望む 綴子より撮影(5月30日)
標高 1,454.2 m
所在地 秋田県北秋田市
位置 北緯39度58分40秒 東経140度32分40秒 / 北緯39.97778度 東経140.54444度 / 39.97778; 140.54444座標: 北緯39度58分40秒 東経140度32分40秒 / 北緯39.97778度 東経140.54444度 / 39.97778; 140.54444
山系 独立峰
種類 成層火山
森吉山 (日本)
森吉山 (秋田県)
プロジェクト 山
テンプレートを表示
森吉火山の火山体

森吉山(もりよしざん)は、秋田県北秋田市に位置する標高1,454.2mの古い火山である。高山帯では多くの高山植物が咲乱れるため「花の百名山(NHK選・山と溪谷社選)」に選ばれている。向岳(むかいだけ)、秋田山(あきたやま)ともいう。

概要

日本百名山には選ばれていないが、『日本百名山』の後記には「森吉山、姫神山船形山など、いい山ではあるが少し背が足りない」と書かれている。日本百名山は概ね標高1500m以上を基準に山を選んだものであるが、森吉山は46mほど不足している(阿寒岳天城山等1500mを下回る山は5つ存在する)。

初めの噴火外輪山の一ノ腰、前岳、石森等ができ、2度目の噴火で向岳(森吉山)ができたとされている。噴火の歴史的記録はない。

地元の人からは「秋田山」と呼ばれるほど馴染み深い山である。江戸時代の北前船は森吉山を見て、方向を知ったとも言われている。また、山頂稜線の一ノ腰、前岳、石森等は残雪時には乳牛の斑点を思わせる模様ができ「マダラベゴ」(ベゴは方言で「牛」)といわれる。

前岳近くにある森吉神社の裏には、奇妙な形で積み重なっている巨岩がある。この巨石は冠岩と言われ、神社の神体である。巨石の前には江戸時代の学者である菅江真澄の歌碑がある。巨石には坂上田村麻呂に追われた蝦夷の首長の大滝丸が積み上げたとする伝説が残されている。史実では坂上田村麻呂はこの地には到達していない。また、大滝丸の伝説は太平山などにも残されている。森吉神社の由緒書には「森吉山の岩山に住み、参拝人に鬼神として恐れられていた大滝丸を、坂上田村麻呂が退治した。それを顕彰するために大同2年807年に神社を創立した」と書かれている。冠岩には隙間があり、胎内潜りができる。

菅江真澄は2度森吉山に登っており、1度目は降雪があり二ノ又から森吉神社までの登山となった。2度目は様田から山頂を経て、栩木沢に降りている。

山頂にも菅江真澄の歌を書いた柱が立っている。山上に森吉神社避難小屋と阿仁避難小屋があり、前者は100人後者は50人とかなりの人数を収容できる。阿仁避難小屋の裏手には5分下ったところに水場がある。

森吉山の北面は黒森という鬱蒼とした原生林で覆われている。東側には美しいお花畑が広がる山人平(やまひとだいら)がある。ここには、山人と言われる巨人が住んでいたという伝説が残されている。菅江真澄もその伝説を記録している。山人平の湿原は高山植物の宝庫となっている。

自然

裾野にはブナ林を中心とした広葉樹林が広がり、標高1,000mを超すとオオシラビソが優占する。この広葉樹林は樹齢約250-350年に達し、ツキノワグマニホンカモシカ等の哺乳類、クマゲライヌワシなどの鳥類の希少種の生息地となっている[1]。このため、1973年(昭和48年)11月1日に、国指定森吉山鳥獣保護区(希少鳥獣生息地)に指定さた(面積6,616ha、うち特別保護地区1,573ha)。また、森吉山一帯は県立自然公園に指定されている。

6月頃は稜線には数多くの高山植物が咲き、ミズバショウザゼンソウチングルマヒナザクライワイチョウイワカガミウラジロヨウラクツツジシラネアオイなどが咲き乱れる。1月上旬から3月上旬頃は、阿仁ゴンドラ山頂駅舎から5分のところにある樹氷平で、日本三大樹氷の巨大な樹氷群が見られる[2]

ギャラリー

森吉山周辺の観光スポット

アクセス

森吉山周遊乗合タクシー

JR鷹ノ巣駅大館能代空港たかのす・ひかりタクシー丸宮タクシー北鹿観光ハイヤー、米内沢タクシー)

  • 森吉山阿仁スキー場周辺

阿仁合駅阿仁タクシー

  • 森吉山阿仁スキー場周辺

阿仁マタギ駅(阿仁タクシー)

  • 安の滝(6月1日から11月第1日曜日まで運行)

阿仁前田温泉駅米内沢タクシー

 ※ 6月1日から10月末まで運行[3]

脚注

  1. ^ 国指定森吉山鳥獣保護区指定計画書(区域の拡大)(環境省案) (PDF) - 平成15年8月27日環境省報道発表資料
  2. ^ 森吉山 阿仁スキー場”. 一般社団法人秋田県観光連盟. 2019年3月31日閲覧。
  3. ^ 森吉山周遊乗合タクシーの運行について”. 北秋田市. 2020年10月27日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク




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