森吉山県立自然公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/20 10:21 UTC 版)
森吉山県立自然公園 | |
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分類 | 都道府県立自然公園 |
所在地 | |
座標 | 北緯39度57分39秒 東経140度37分1秒 / 北緯39.96083度 東経140.61694度座標: 北緯39度57分39秒 東経140度37分1秒 / 北緯39.96083度 東経140.61694度 |
面積 | 15,214.27ヘクタール |
アクセス | 森吉山周遊乗合タクシー |
告示 | 1968年(昭和43年)10月1日 |
公式サイト | 森吉山(北秋田市HP) |
森吉山県立自然公園(もりよしざんけんりつしぜんこうえん)は、秋田県中北部に位置する県立自然公園。1968年10月1日に指定された[1]。
概要

森吉山県立自然公園は、北秋田市の南東部に位置し、旧森吉町と旧阿仁町にまたがる山域に広がってる。この山は、原始性が高く、天然杉とブナ林が混生する特異な森林があり、豊かな生態系が特徴です。イヌワシやカモシカなどの野生動物が生息し、1977年には国の天然記念物に指定されたクマゲラの生息も確認された[2]。2022年6月には、国立公園区域の拡張や国定公園の新規指定地域として、「国立・国定公園の大規模拡張候補地」に選定された[3]。
森吉山は「花の百名山」としても知られ[4]、初夏から秋にかけては約300種類の高山植物が咲き誇る。冬には、山形県の蔵王や青森県の八甲田と並び、日本三大樹氷の一つに数えられる「森吉山の樹氷」を鑑賞できる。山頂からは、日本海や男鹿半島、白神山地、鳥海山などの絶景を一望することができる。
森吉山の北東部には「奥森吉」と呼ばれる地域があり、名瀑群や渓谷、さらに秋田杉やブナの原生林が広がっていて渓谷のシンボル「桃洞の滝」などがある。一方、南東部には「奥阿仁」と呼ばれる地域があり、中の又渓谷や立又渓谷といった渓谷が見どころで、日本の滝百選に選ばれた「安の滝」をはじめとする多くの滝が点在している。
山
湖
太平湖の遊覧船は2025年(令和7年)5月16日に運航の休止が決定され、同年6月1日から3隻の小型船が周遊を行う体制に変更されることとなった[5]。
主な渓谷・滝
天然記念物
- 桃洞・佐渡のスギ原生林 - 国の天然記念物(1975年指定)
周辺の主な施設
- 森吉
- クウィンス森吉
- 森吉山ダム広報館・四季美湖
- 妖精の森キャンプ場
- 森吉山温泉 小さな森の湯(旧杣温泉)
- 奥森吉青少年野外活動基地
- 森吉山野生鳥獣センター
- 森吉ダム
- 阿仁
ギャラリー
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赤水渓谷「天国の散歩道」
(6月) -
高山植物「チングルマ」
(6月) -
桃洞の滝(8月)
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幸兵衛滝(8月)
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九階滝(10月)
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大平湖遊覧船(10月)
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阿仁ゴンドラ(10月)
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森吉山の樹氷(1月)
アクセス
- 森吉山周遊乗合タクシー
- 森吉山阿仁スキー場周辺
阿仁前田温泉駅から
- こめつが山荘
- 森吉山ダム広報館
- 森吉山温泉 小さな森の湯
- ヒバクラ登山口 - 鳥獣センター(桃同渓谷)
- 太平湖(小又峡)
- 森吉山温泉 小さな森の湯
阿仁マタギ駅から
- 安の滝
- ※森吉山阿仁スキー場周辺と「森吉山温泉 小さな森の湯」へは通年運行[6]
- ※安の滝へは6月1日から11月第1日曜日まで運行
- ※その他は6月1日から10月末まで運行
関連市町村
関連項目
脚注
出典
- ^ “県立自然公園の指定”. 秋田県. 2022年12月14日閲覧。
- ^ “森吉山県立自然公園”. DIGITALIO・C-POT. 2022年12月14日閲覧。
- ^ “国立・国定公園 総点検事業フォローアップ結果”. 環境省. 2023年1月14日閲覧。
- ^ “森吉山県立自然公園”. 秋田県. 2024年11月4日閲覧。
- ^ 北秋田市・太平湖の遊覧船休止 負担と人手不足要因、小型船に切り替え 秋田魁新報、2025年5月29日閲覧。
- ^ “北秋田市が提供している二次アクセスプラン”. 北秋田市. 2022年12月15日閲覧。
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