ニホンノウサギ
和名:ニホンノウサギ |
学名:Lepus brachyurus |
ウサギ目,ウサギ科 |
分布:本州,四国,九州,およびそれらの属島 |
写真(上):ノウサギ成獣 |
写真(下):獣害統計 |
説明 わが国の固有種.スギ,ヒノキ,カラマツなどの苗木を食害するため,本研究所でもノウサギの採食生態や防除の研究を行なっている.一方,ノウサギは中間的な体サイズ(体重2〜4キログラム)と数の豊富さのために,イタチ,キツネなどの肉食獣やワシ,タカなどの猛禽類の餌となり,生態系の中で重要な役割を担っている.絶滅の恐れのあるイヌワシやオオタカなど希少猛禽類の保護が各地で問題となっているが,ノウサギはそれらの主要な餌の一つになっている.しかし,近年適切な生息地の減少や人為的影響などのために,ノウサギの生息数は全国的に減少している.健全な生態系の維持のために,ノウサギの生息状況はどうなっているのか生息数研究をすすめている. |
ニホンノウサギ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 05:50 UTC 版)
ニホンノウサギ(日本野兎、学名:Lepus brachyurus)は、ウサギ目(兎形目)ウサギ科ノウサギ属に分類されるウサギ。旧和名ノウサギ。日本固有種。
- ^ “Lepus brachyurus (Japanese Hare)”. International Union for Conservation of Nature and Natural Resources.. 2010年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月31日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 阿部永監修、阿部永・石井信夫・伊藤徹魯・金子之史・前田喜四雄・三浦慎吾・米田政明 『日本の哺乳類【改訂2版】』 東海大学出版会、2008年、151頁。
- ^ a b c d e f 川道武男、山田文雄 「シリーズ 日本の哺乳類 種名検討編、日本産ウサギ目の分類学的検討」『哺乳類科学』Vol.35、日本哺乳類学会、1996年、197-198頁。
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- ^ a b c d 日高敏隆監修、日本動物大百科1 哺乳類I、平凡社、2002年3月22日 初版第3刷、P54-64、ISBN 4582545513
- ^ a b 小宮輝之、日本の哺乳類、学習研究社、2002年、P66-67
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- ^ 社団法人国土緑化推進委員会『国土緑化20年の歩み』社団法人国土緑化推進委員会、1970年、p53頁。
- ^ “レッドリスト 哺乳類” (PDF). 環境省. 2019年3月31日閲覧。
- 1 ニホンノウサギとは
- 2 ニホンノウサギの概要
- 3 生態
- 4 参考文献
ニホンノウサギと同じ種類の言葉
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