猛禽類 (もうきんるい)
猛禽類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/31 22:21 UTC 版)
猛禽類(もうきんるい)は、鋭い爪と嘴を持ち、他の動物を捕食(または腐肉食)する習性のある鳥類の総称[1]。獲物を捕まえるための鋭い爪、掴む力が強い趾(あしゆび)、鉤型に曲がったくちばしを持つことが共通の特徴である。 一般的に生態系の頂点に位置する例が多いことから、強さ・速さ・権力・高貴さの象徴として、猛獣などとともに戦闘機やスポーツカー、シンボルマーク、特撮やアニメのヒーローのモチーフになることが多い。
- ^ 鳥類は殆どが肉食であることも注意。魚・貝・水生動物・昆虫・幼虫等を捕食する。むしろ、植物性の食物しかとらない方が少数派である。
- ^ “ハヤブサはインコの仲間 意外な間柄、DNAで判明”. 日本経済新聞. (2013年3月19日) 2022年6月17日閲覧。
- ^ Braun, E. L.; Kimball, R. T. (2021). “Data types and the phylogeny of Neoaves”. Birds 2 (1): 1–22. doi:10.3390/birds2010001.
- ^ a b c d e f g h i j パーカー, スティーヴ『生物の進化大事典』養老孟司 日本語版監修、日暮雅道・中川泉訳、三省堂、2020年6月9日、371頁。ISBN 978-4385162409。
猛禽類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 21:19 UTC 版)
好んでフクロウや、タカ、ハヤブサなどの猛禽類を飼う人もおり、ハリスホークやコキンメフクロウなどが人気がある。インプリント個体(刷り込み)のハリスホークやベンガルワシミミズク、モリフクロウ、メンフクロウなどは神経質さもそれほど感じさせず、ペットとして人気が高い。鋭いクチバシや爪を有するので取り扱いにも多少注意を要するが、人になれた中型種であればそれほど危険ではない。ただしイヌワシやコンドルなど一部の超大型種は特定動物に指定されているケースがあるので、飼育を行なうにあたっては各地方自治体の動物愛護関連部署への許可申請が必要となる。 巣引きは大きさゆえスペースを必要とするがチョウゲンボウ類や小型のフクロウでは家庭での繁殖例も多く聞かれ、ハリスホークやベンガルワシミミズクのような中型種も最近では良く聞かれるようになってきた。ちなみに日本はオオタカの人工繁殖に成功した最古の記録をもつ。 エサにマウスやウズラ、ヒヨコなどを用いるため(精肉では栄養価の問題で健康を保てない)に飼育を断念する者も多いが、現在では専門店からそれらの冷凍品を比較的安価に、コンスタントに入手できるようになった。肉はカロリーが高いので、結果的に猛禽類は他の草食、雑食鳥に比べても給餌量、排泄量も少ない。かなりのスペースが必要ではあるものの、管理程度はむしろ楽な方である。近年は各種サプリメント、グッズも充実しており、このことが国内で飼育が普及し、国内繁殖例が多く聞かれるようになった理由であると考えられる。 猛禽類の魅力はなんといってもフリーフライトであろう。ヒモなどつけず、インコ類のような羽きりもせずに空に放ち、合図で拳に呼び戻す。基本的にはエサで呼ぶ行為であり、古来の鷹狩りのように野生のオオタカを用いる例では餓死する寸前にまで餓えさせる例もあり、フリーフライトに批判的な意見を持つ者もいるがインプリントのハリスホークのようなノスリ類やベンガルワシミミズクなどではむしろ健康的な程度の給餌のセーブでフリーにすることが可能である。 また、鷹狩りも猛禽類飼育の魅力の一つに挙げられる。鷹狩りというと高度な技術を必要とし、一般人が趣味で行うようなものではないという認識が強いかもしれないが、けしてそのようなことはない。趣味で猛禽を飼育し、鷹狩りをしているという者も増えてきており、近年では特に趣味としての鷹狩りの集まりでの倶楽部団体がいくつも作られている。
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