DNA
「DNA」とは、リン酸と塩基と糖から構成されるデオキシリボ核酸のことを意味する表現である。
「DNA」とは・「DNA」の意味
「DNA」とは、デオキシリボ核酸(deoxyribonucleic acid)の略名で、リン酸・塩基・デオキシリボースと呼ばれる糖から構成されている。リン酸とは、オキソ酸の一種で、細胞の最外層を取り囲む膜である細胞膜の構成成分である。植物にとってのリン酸は重要な栄養分で、開花や、結実を促す。その他にも、根の成長や、発芽を助ける働きなどがある。デオキシリボースとは、5個の炭素原子を含む単糖類で、細胞を複製する役割がある。またDNAの塩基には、アデニン(A)・シトシン(C)・グアニン(G)・チミン(T)の4種類があり、アデニン(A)はチミン(C)と、グアニン(G)はシトシン(C)と水素結合しやすい。このリン酸、塩基、糖が結合したものをヌクレオチドと呼び、これらがいくつもつながったものを核酸と呼ぶ。したがって、ヌクレオチドは核酸の化学構造上の構成単位となる。
DNAがどこに存在しているかというと細胞核の中である。細胞核とは、細胞の中にある核のことで、ほぼすべての細胞に存在する。DNAは通常、二重らせん構造をして、この細胞核の中に存在している。そして、人体の違いやそれぞれの特徴は、このDNAの中にある塩基配列によって生まれてくる。塩基配列とは塩基の並び方のことをいう。つまり、塩基の並び方が遺伝情報ということになる。人の持っている塩基対は約60億個ともいわれていて、その並び方は膨大な数である。
しかし、全ての塩基配列に遺伝情報があるわけではなく、一部の配列のみ遺伝情報を持っている。この遺伝情報を持った一部のDNAのことを「遺伝子」と呼ぶ。遺伝子は「身体の設計図」や「タンパク質の設計図」と呼ばれ、遺伝子の情報に従ってタンパク質が作られる。そして、細胞の中ではタンパク質が中心となって働き、体を作っている。遺伝子やタンパク質は人体にとってとても重要な物質で、遺伝子やタンパク質がないと人体は成り立たないということになる。
遺伝子の「機能 3つ」には、転写・翻訳・複製が挙げられる。これら3つの機能は生物の基本的な遺伝子に関する法則であり、「セントラルドグマ」と提唱されている。転写とは、DNAが持っている遺伝情報がrnaに読み込まれることをいう。転写では、メッセンジャーrna (mrna)とトランスファーrna (trna)、リボソームrna (rrna)の3種類が作られる。遺伝子の情報に従ってタンパク質は作られるが、必ず遺伝情報をrnaに写してから作られることになる。
そして、rnaによって受け渡された遺伝情報が、タンパク質に変換されることを翻訳という。rnaは、DNAに似た物質であるが、DNAとrnaでは一部の塩基が異なる。rnaでは、チミン(T)の代わりにウラシル(U)が使われている。したがって、塩基対もアデニン(A)とウラシル(U)になる。rnaは、転写・翻訳の働き以外にも、酵素になったり、ウイルスの遺伝情報を担ったりと多種多様な働きをしている。複製は、細胞分裂する際にDNAがコピーされ、保存される過程のことをいう。
DNAを調べることができる子供向けのキットも販売されている。野菜や肉、自分の唾液からDNAを簡単に取り出すことができる。DNAについて小学生向けに説明する時は、図や写真が載っている本や、実際に自分でDNAを取り出すことができるキットを使うことで、より分かりやすく説明することができるだろう。
中学生では、期末試験や高校入試の問題でDNAについて出題されることが考えられる。特にDNAと遺伝子の違いについてはよく出題されるテーマなため、しっかりポイントを押さえ説明できるようにしておいた方がよい。DNAは生物の基本であり、高校の生物の授業においてもより深く習う。そのため、DNAについて可能な限り知識を深めておくことは、高校の生物の授業を習う上でも役に立つだろう。
DNA
別表記:デオキシリボ核酸、deoxyribonucleic acid
「デオキシリボ核酸(DNA)」とは生体の遺伝情報を保持している物質である。
【DNAの語源】
デオキシリボ核酸は英語の名称である「deoxyribonucleic acid」の直接的な和訳である。略称としてよく用いられる「DNA」は、Deoxyribo-Nucleic Acidの頭文字である。Deoxyribo(デオキシリボ)-Nucleic(核)-Acid(酸)という構図であり、つまり「DNA」と「デオキシリボ核酸」は同義である。
【DNAの説明】
デオキシリボ核酸は、五炭糖(デオキシリボース)とリン酸、および4種の塩基(アデニン・グァニン・シトシン・チミン)で構成された高分子である。2本の螺旋状の線が塩基で結合された「二重らせん構造」であることがよく知られている。
【DNAの類語】
「遺伝子」は、遺伝情報を伝達する要素という意味合いの言葉である。具体的な物質を指す意味合いにおいては「遺伝子=デオキシリボ核酸(DNA)」といえるが、DNAを含むすべての遺伝物質・遺伝情報の総称として「遺伝子」と呼ぶことも多々あり、必ずしも全ての文脈で「遺伝子=DNA」という理解が当てはまるとは限らない。
【DNAの関連語】
DNA鑑定とは、生体のDNAのパターンを解析することで固体の同定を行う技術および同定法のことである。「DNA型鑑定」とも呼ばれる。DNAは個人ごと・固体ごとに微妙な違いがあり、個人・固体のDNAは生涯不変であるため、極めて高精度な個人識別が実現できる。
ディー‐エヌ‐エー【DNA】
読み方:でぃーえぬえー
1 ⇒デオキシリボ核酸
2 俗に、遺伝子のこと。また、先祖から子孫へ連綿と伝わるもの。「父の—を受け継ぐ」「歴代モデルの—を引き継いだ新車」「ジャーナリスト精神の—を継承する」
ディー‐エヌ‐エー【DNA】
DNA
デオキシリボ核酸
デオキシリボ核酸(DNA)は、生物の遺伝情報の担い手である。塩基(プリンとピリミジン)、五単糖(デオキシリボース)、リン酸から成るヌクレオチドが重合した高分子で、二重らせん構造をとる。
化合物名や化合物に関係する事項: | デオキシリボヌクレオシド デオキシリボヌクレオチド デオキシリボース デオキシリボ核酸 デメチルクロルテトラサイクリン デンプン トリチウムグアノシン |
DNA
DNA → デオキシリボ核酸

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デオキシリボ核酸 (DNA)
構造

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デオキシリボ核酸
DNA(デオキシリボ核酸) ( Deoxyribonucleic Acid )
DNA
【概要】 デオキシリボ核酸。遺伝子をつくっているもの。細胞の核やミトコンドリアの中にある。二本つらなってらせん階段のような形をして、つまり2種類のヌクレオチドが横に手をつないで「はしご」になっている。ヌクレオチドはアデニン(A)、シトシン(C)、チミン(T)、グアニン(G)の4種類の塩基(ヌクレオシド)でできている。3つづつの塩基の並びが、特定のアミノ酸を指定した信号になっていて、コドンと呼ばれる。アミノ酸が続くとペプチド、ペプチドが繋がると蛋白質になる。つまり遺伝子で伝えるのは蛋白質の設計図である。
【詳しく】 DNAの複製は、まずはしごを縦に割る。左右に別れたヌクレオチドに、ぴったり合うヌクレオシドがくっつき、縦の紐がくっつけば、うり二つの2本のはしごができる。この作業はDNAポリメラーゼという酵素が働く。

DNA
ボース(糖)とリン酸、塩基から構成されています。この DNAは四種類の分子
塩基がアデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)の四種類
があります)が連なった長大な二本鎖からなる分子で、必ず一方の鎖のAと他方の鎖のT、また一方のGと他方のCが対合し、二本のDNA 鎖は全体として二重らせん構造をとっています。この相補的二本鎖構造は、元のDNA を鋳型にして元と全く同じコピーを作ることができ(DNAの複製)、生体内で一個の細胞が分裂して複製された二個になるとき、複製された二本のDNA鎖が二個の細胞に分配され遺伝情報を伝えていきます。
D.N.A
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/02 15:48 UTC 版)
『D.N.A』 | ||||
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miCKun の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | ユニバーサルJ | |||
チャート最高順位 | ||||
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miCKun アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
EAN 4988005643155(初回盤) EAN 4988005643223(通常盤) | ||||
『D.N.A』収録のシングル | ||||
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『D.N.A』(ディー.エン.エー)は、miCKunの1枚目のスタジオ・アルバム。2011年1月12日発売。発売元はユニバーサルJ。DVD付初回限定盤[1]と通常盤[2]の2形態で発売。
収録曲
CD
- BEGINNING feat.55 MONKEYZ (DJ TARO ALBUM ver.)
- 作詞:55 MONKEYZ
- 作曲:三宅光幸
- 編曲:DJ TARO
- Complete Love feat.miray
- 作詞:miray・三宅光幸
- 作曲:三宅光幸
- 編曲:守尾崇
- Little STARR feat.Speech & JAMIL
- 作詞:Speech・JAMIL・三宅光幸
- 作曲:鈴木ヒロト・三宅光幸
- 編曲:鈴木ヒロト
- 今の僕じゃない feat.ghostnote
- 作詞・作曲・編曲:三宅光幸・ghostnote
- 鏡花水月 feat.舞花
- 作詞:三宅光幸
- 作曲:三宅光幸・日比野元気
- 編曲:鈴木Daichi秀行
- O-Z-3 feat.Crystal Boy
- 作詞:Crystal Boy・三宅光幸
- 作曲:TAKAROT・三宅光幸
- 編曲:TAKAROT
- Love Car Chase feat.mini
- 作詞:三宅光幸
- 作曲:鈴木ヒロト・三宅光幸
- 編曲:鈴木ヒロト
- 恋の花咲かせナイト★フィーバー feat.SEAMO & Missing Link
- 作詞:高田尚輝・Missing Link・三宅光幸
- 作曲:YANAGIMAN・高田尚輝・Missing Link・三宅光幸
- Heaven’s Lover feat.青山テルマ
- 作詞・作曲:三宅光幸
- 編曲:h-wonder・四家卯大
- 君が来てから feat.Marie Digby
- 作詞:Marie Digby・三宅光幸
- 作曲:鈴木ヒロト・三宅光幸
- 編曲:鈴木ヒロト
初回盤DVD
- 鏡花水月 feat.舞花 -Video Clip-
- 鏡花水月 feat.舞花 (Making)
脚注
出典
- ^ “miCKun/D.N.A [CD+DVD]<初回限定盤>”. tower.jp. 2023年8月2日閲覧。
- ^ “miCKun/D.N.A<通常盤>”. tower.jp. 2023年8月2日閲覧。
D・N・A
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/24 16:41 UTC 版)
『D・N・A』(ディー・エヌ・エー)は、日本のヴィジュアル系ロックバンド・Janne Da Arcが2000年3月8日にmotorodから発売したメジャー1枚目のオリジナルアルバムである。
- 1 D・N・Aとは
- 2 D・N・Aの概要
- 3 内容
- 4 タイアップ
デオキシリボ核酸
(DNA から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/15 02:10 UTC 版)
デオキシリボ核酸(デオキシリボかくさん、英: deoxyribonucleic acid、DNA)は、核酸の一種で、二重らせん構造。地球上の多くの生物において遺伝情報の継承と発現を担う高分子生体物質である[1]。
注釈
- ^ 通常のコケは配偶体で半数体である。
出典
- ^ a b c d 田村(2010)、p.41、I細胞生物学の基礎、5.情報高分子(2):ヌクレオチドと核酸、5-2 核酸の鎖状分子形成
- ^ a b c 田村(2010)、p.38-40、I細胞生物学の基礎、5.情報高分子(2):ヌクレオチドと核酸、5-1 核酸を構成するヌクレオチド
- ^ a b c d e 田村(2010)、p.42-45、I細胞生物学の基礎、5.情報高分子(2):ヌクレオチドと核酸、5-4 核酸の性質
- ^ “Mystery of DNA decay unravelled”. web.archive.org (2020年10月17日). 2020年10月17日閲覧。
- ^ a b c 武村(2012)、p.14-24、第1章 エピジェネティクスを理解するための基礎知識、1-1 DNAとセントラルドグマ
- ^ 矢沢サイエンスオフィス『大科学論争』学習研究社〈最新科学論シリーズ〉、1998年、50頁。ISBN 4-05-601993-2。
- ^ 荻原清文『好きになる免疫学』講談社、2004年、152頁。ISBN 4-06-153435-1。
- ^ 武村(2012)、p.54-66、第2章 エピジェネティクスを理解するための基礎知識、1-3 DNAは衣服をまとい装飾品で飾りたてる
- ^ 武村(2012)、p.34-44、第1章 エピジェネティクスを理解するための基礎知識、1-3 DNAは衣服をまとい装飾品で飾りたてる
- ^ a b c 武村(2012)、p.45-52、第1章 エピジェネティクスを理解するための基礎知識、1-4 遺伝子の転写と高次クロマチン構造
- ^ 武村(2012)、p.90-94、第3章 DNAに生じる塩基配列以外の変化、3-1 塩基の成り立ちとメチル化
- ^ 田村(2010)、p.173、IV細胞の増殖、20.減数分裂、20-1 減数分裂の概要
- ^ 田村(2010)、p.41、I細胞生物学の基礎、5.情報高分子(2):ヌクレオチドと核酸、5-3 DNAの二重鎖と塩基対の相補性
- ^ reviewed in Right 2004; myong et al., 2006
- ^ reviewed in Documentation 2006; leime et al., 2007
- ^ 環境DNAとは『日本経済新聞』朝刊2018年4月2日(科学技術面)「水中のDNAで生息調査」用語解説
- ^ 【平成時代 DNAの30年】読み解く(5)魚の種類1杯の水で『読売新聞』朝刊2018年2月2日
- ^ Michel Rose (2022年2月12日). “Macron refused Russian COVID test in Putin trip over DNA theft fears”. REUTERS
DNA(ディーエヌエー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 17:53 UTC 版)
「メタルファイト ベイブレード ZEROG」の記事における「DNA(ディーエヌエー)」の解説
破山 キラ(はやま キラ) 声 - 細谷佳正 使用ベイブレード - バーサーカーベギラドスSR200BWD(ベヒーモス)、ゴレイムベギラドスSR200BWD、グラディエーターバハムディアSP230GF(バハムート)、ペガシスバハムディアSP230R2F、ベギラドスゴレイムDF145BS WBBAに対抗するために立ち上げられた組織「DNA」の一員で、岩山の上司にあたる少年。DNAの中でも最強の実力を誇るブレーダーである。髪を3色に色分けし、眼帯を着け露出の多い衣装に身を包んでいる。冷酷非道な人物であり、ゼロに敗れた岩山に制裁を加え、バトルを挑んだ忍を撃破する。 WBBAのコンピューターにハッキングをして翼とまどかを通じてゼロに宣戦布告をし、また翼が極秘に企画していた全国大会「ネオ・バトルブレーダーズ」の情報までも掴んでいる。ゼロとのバトルではゴレイムベギラドスに圧倒的に有利な広面積の変則形状スタジアムで勝負を挑み、ゼロに卑怯者と罵られるものの作戦の内だと一蹴し、ゼロを撃破する。 ネオ・バトルブレーダーズでは予選でエイトを撃破して決勝トーナメントに進出し、1回戦第2試合でカイトに勝利する。 アルゴたちから全幅の信頼を寄せられているものの、彼自身はアルゴたちに忠誠を誓ってはおらず、ベギラドスのスタミナだけでゼロたちに勝てると思い込んでいるアルゴたちを心の底では軽蔑している。後にスタミナのみを特化したベギラドスに限界を感じ、アルゴたちには内緒でメルシーに作らせていたバハムディアに乗り換え、準決勝第2試合で忍を撃破する。決戦前にはアルゴたちに見切りを付け、彼らに代わってベイブレード界の支配を宣言するが、決勝戦でゼロに敗北する。その後ゼロに声をかけられるも、素っ気ない態度を見せて会場を後にした。 その後、バイフーが銀河から奪ってきたペガシスとバハムディアをシンクロームしてペガシスバハムディアを完成。他のメンバーと共に第二次メンバー選抜大会を襲撃すべく姿を現し、ゼロとの再戦の際に圧倒的な力を見せつけリベンジを果たす。 DNA本部では空中スタジアムでゼロにシンクロームバトルで挑み、自分のプライドのために戦うが敗北。試合後にスタジアムのフロートシステムが故障し落下しかけるが、ゼロと岩山に助けられる。そして岩山からベギラドスゴレイムを受け取り、ゼロ、銀河と共に大道寺を倒す。DNA壊滅後は改心し、他の元DNAのブレーダーたちと共に「ブリッジ・トゥ・ザ・フューチャー」を結成してゼロたち日本代表チームを相手に日本代表の座を賭けて戦う。 ベギラドスの開発段階での名称はペギラドスで、彼の名前の由来はペギー葉山とキラー。また、名前の意味は「殺し、破壊する」。服装のデザインはHBKから。初期デザインはキラと岩山は2人ともレスラー風だったため、差別化するためにキラは中性的なボンデージにデザインされた。(漫画版) 新生ダークネビュラの一員で、岩山と共にネオバトルブレーダーズに出場する。2回戦のバトルロイヤルでカイトを破り、準決勝のバトル中に誕生したバハムディアの力で忍を破った直後にスタジアムを破壊して全てを消し去ろうとするが、止めに入ったゼロとそのままバトルを始める。かつてその服装とベイの強さから周囲から疎まれていたために全てのベイとブレーダーを憎んでおり、その恨みをゼロにぶつけようとするが、仲間とのバトルを通じて強くなったゼロの究極必殺転技に敗れる。敗北後は大道寺にも見捨てられて自暴自棄になるが、ゼロに仲間だと認められて涙を流す。1年後の大会では準決勝でゼロと再戦を果たしている。 眼帯にはベイの回転数や相手ブレーダーの心拍数などが分かる機能が付いている。元々ベギラドスだけのブレーダーでバハムディア使いは別に登場予定だったが、キラがベイを進化させたことで出番がなくなった。 彼が使用するバーサーカーベギラドスはスタミナタイプのベイで、大きなクリスタルウィールとクロムウィールに付けられた鉄球と鎖が外重心となって強力な遠心力を生み出す。漫画版では最凶の攻撃力を誇るベイと呼ばれ、超硬質の素材でできたウィールにより触れたものを切り刻む。またベギラドスは「卵」であり、熱いベイバトルで温まることで中から真の姿であるバハムディアが誕生する。 ゴレイムベギラドスはクロムウィールが完全な円形となり、驚異的なスタミナと防御力を発揮するだけでなく、ウィールの凹凸を完全に無くすことで相手の攻撃を完全に受け流すことができる。 グラディエーターバハムディアはベイブレード史上最大級のクロムウィールの大きさを誇り、クリスタルウィールの4本の剣によって攻撃と防御を同時にこなすことができる。また、スパイク230トラックに付いた鉤爪状のスパイクでブレーキをかけることによってスタジアムアウトによる自滅を防ぐことが可能。さらに桁外れの回転力によって地震のような超振動を起こすこともできる。 ペガシスバハムディアはバハムディアとペガシスの力を一つにしたベイであり、今までのベイには無い圧倒的な力を持つ。 必殺転技は「アイアンブレイブ」、「ガイアハンマー」、「グラディエーターデモリッション」、「ファイナルアルティメットデモリッション」、「ライジングガイアハンマー」。 絶滅転技は「ジ・エンド」(漫画版)、「ファイナル ジ・エンド」(漫画版)。 岩山 美男(いわやま よしお) 声 - 大畑伸太郎 使用ベイブレード - バンディッドゴレイムDF145BS(ゴーレム)、ベギラドスゴレイムDF145BS 自らを「ディフェンス最強の男」と称する、屈強な腕と大きな顔の巨漢。上司であるキラを慕っている。カイトが最強のディフェンスタイプの使い手であるという噂を聞きつけ、打倒カイトのためにベイパークへと訪れた。相手のベイがボロボロになるまでバトルを止めない主義であり、彼によって多くのブレーダーたちがベイを傷つけられることとなる。 カイトを探してベイパークを荒らし回っていた所へ駆けつけたエイトとバトルをし、エイトのオロジャを傷付けて勝利する。その後、エイトの敵討ちに挑んだカイトも破り、悪矢にも圧倒的な力で撃破するが、特訓を積んだゼロに敗北する。 ネオ・バトルブレーダーズでは予選大会でリベンジを果たそうとする悪矢を撃破して決勝トーナメントに進むが、1回戦第1試合で忍に敗北する。他のDNAメンバーと違い、キラがグレイシーズを裏切った後も最後まで彼に付き従っている。 その後は精鋭部隊と共にゼロたちのベイパークを襲撃し、日本代表の第二次メンバー選抜大会を襲撃するもゼロと戦い敗北。 ゼロたちのDNA本部突入時には、キラから譲り受けたベギラドスウィールをシンクロームさせたベギラドスゴレイムを使用し、変則形状スタジアムでゼロに勝負を挑んで追い詰めるが、途中でゼロと交代した左京とのシンクロームバトルで敗れる。その後空中スタジアムから落下しかけたゼロとキラを救い、大道寺との決着の際はキラにベギラドスゴレイムを受け渡す。(漫画版) キラと共にネオバトルブレーダーズに出場する。2回戦のバトルロイヤルで蓮と木倉ゲンをまとめて倒すが、ゼロに必殺転技を破られ敗北する。 彼が使用するバンディッドゴレイムは典型的なディフェンスタイプのベイで、鎧に覆われた台形のウィールが相手の攻撃を弾き返し、攻撃時にはそのウィールの厚みと重さが強力な破壊力を生み出す。また、ダウンフォース145トラックによって驚異的なダウンフォースを生み出し、相手のベイを吸い込むこともできる。漫画版では最硬の防御力を持つベイと呼ばれ、ベギラドスと同じ超硬質の素材でできたウィールにより触れたものを粉々にする。 ベギラドスゴレイムは、ゴレイムベギラドスと同様にウィールの凹凸を無くすことでもともと高い防御力をさらに高めている。 必殺転技は「大爆掌」(漫画版)。 亀垣 玄十郎(かめがき げんじゅうろう) 声 - 木村良平 使用ベイブレード - バンディッドゲンブルF230TB(玄武) アニメオリジナルキャラクター。アルゴがネオ・バトルブレーダーズに送り込んだDNAの刺客の1人。星柄をあしらった衣装を着ていて、楊枝をくわえている。武士道精神に溢れ、会話の際に語尾に「ござる」を付けて話す。 予選大会で蓮を撃破するが、キラを優勝させるためなら自分は捨て駒になっても構わないと公言したことで、「ベイバトルを舐めている」と左京の怒りを買い、たったの一撃で敗北。決勝トーナメントには進出できなかった。 その後は各地のベイパークを襲撃し、日本代表の第二次メンバー選抜大会を襲撃するも蓮と再戦し敗北。 ゼロたちのDNA本部突入時には、ガラスで覆われたバトルフィールドで忍の戦法を封じ追い詰めるが、機転によりガラスを破壊され敗北する。 彼が使用するバンディッドゲンブルはフリー回転するフリー230トラックで相手の攻撃を受け流し、またツインボールボトムによってZEROGスタジアムの急激な揺れにも振り回されない安定度を誇る。 必殺転技は「甲破轟転撃」。 スパイクボーン 声 - 最上嗣生 使用ベイブレード - シーフジラーゴWA130HF(麒麟) アニメオリジナルキャラクター。アルゴがネオ・バトルブレーダーズに送り込んだDNAの刺客の1人で、顔に大きな十字傷を持つ。非常に好戦的な性格をしており、ボクシングに似たスタイルでバトルを行う。DNAが育てたブレーダーの中では最も狂暴で、一度暴れ出したらどちらかが完全にノックダウンするまで打ち合うことをやめない。 勝敗を度外視してまでゼロのイフレイドに損傷を負わせるというアルゴからの命を受け、ゼロと鷹ノ助がバトルをしようとした所へ突然乱入し、無理矢理ゼロに勝負を挑むが敗北。決勝トーナメントには進出できなかった。 その後は各地のベイパークを襲撃し、日本代表の第二次メンバー選抜大会を襲撃するも忍の一撃に吹き飛ばされ、アローの技に巻き込まれる。 ゼロたちのDNA本部突入時にはアローと共に特殊な電磁波でエイトと蓮を追い詰めるが、合流した左京と鷹ノ助に敗れる。 彼が使用するシーフジラーゴはアタックタイプのベイで、強力な連打攻撃を得意とする。クロムウィールに刻まれた2匹の麒麟とナイフのような鋭い刃で、1度のアタックで多くのダメージを相手に刻み込み、アタックされるたびに相手に確実にダメージを蓄積させていくことが可能。 キャプテン・アロー 声 - 成瀬誠 使用ベイブレード - アーチャーワイヴァング145WB(ワイバーン) アニメオリジナルキャラクター。アルゴがネオ・バトルブレーダーズに送り込んだDNAの刺客の1人で、顔に仮面をつけた少年。自らを愛と友情の戦士と称する正義のヒーローかぶれで、DNAのブレーダーの中でも最もお調子者と呼ばれる。「正義」と言いつつも、卑怯な手段を臆面もなく使う。 予選大会を突破し1回戦第3試合で左京と対戦。キョウヤの獅子暴風壁と似た技を使うが、左京に「風の中に隠れなければ何もできない臆病者」と罵られ、たったの一撃で敗北する。 その後は各地のベイパークを襲撃し、日本代表の第二次メンバー選抜大会を襲撃し、参加者などのベイを技で吹き飛ばすもスパイクのジラーゴの巻き添えを喰らう。 ゼロたちのDNA本部突入時にはスパイクと共に特殊な電磁波でエイトと蓮を追い詰めるが、合流した左京と鷹ノ助に敗れる。 彼が使用するアーチャーワイヴァングは、翼のようなクロムウィールで空気を巻き込みトルネードを発生させることができる。 必殺転技は「アロートルネード」、「トルネードアタック」。 アルゴ・グレイシー 声 - 楠大典 前作から再登場。DNAの創始者で、兄弟で結成されたチームグレイシーズの長男。かつて弟たちと共にベイブレード世界大会に出場するが、翼たち日本チームに敗れる。その後、ネメシスクライシス事件でのどさくさに紛れてハデスインクが所有していた資産やデータを掻き集め、それを元手に自分たちを陥れた翼たちへの復讐のために兄弟でDNAを結成する。また、かつてダークネビュラが運用していたスーパーコンピューター「メルシー」の鹵獲も行い、データ分析のために有効活用している。厳重なセキュリティが施されたWBBAのコンピューターにキラたちが容易にハッキングできたのは、このメルシーの驚異的な分析能力の恩恵があったからである。 しかしネオ・バトルブレーダーズの決勝大会にて、キラの裏切りに粛清をかけるも返り討ちに遭い、決勝戦の間は弟たちと共に小部屋に閉じ込められる。その後DNAのリーダーとなったキラの言うことを渋々聞くようになり、自分たちの待遇改善と引き換えにゼロたちのDNA本部突入を防ぐことに加担する。 しかし大道寺の暴走によって本部が崩れ始めたため、兄弟と共に早々と脱出した(本人たちは戦略的撤退ということにしている)。 長森佳容によると、年齢は20半ば手前。 アイアン・グレイシー 声 - 遠藤大輔 DNAの幹部の1人で、グレイシーズの次男。7年前とは違い、眼鏡を着用している。 セレン・グレイシー 声 - 鹿野優以 DNAの幹部の1人で、グレイシーズの長女。アルゴとアイアンの妹でエンソの姉。 エンソ・グレイシー 声 - 伊東みやこ DNAの幹部の1人で、グレイシーズの三男。7年前と比べて背が伸びたが、口癖は変わらず「すごいねー」である。 メルシー 声 - 平田広明 DNAの頭脳となるコンピューター。ハデスインクのシステムを完璧に使いこなすことからグレイシーズが復活させ、彼らから重宝される。 後にハデスインクのコンピューターネットワークに移植された大道寺の精神と同調しており、グレイシーズの従順なしもべのふりをしつつダークネビュラ復活の旗手となるブレーダーの育成と最強のベイ開発を秘密裏に進めていたことが明かされる。
※この「DNA(ディーエヌエー)」の解説は、「メタルファイト ベイブレード ZEROG」の解説の一部です。
「DNA(ディーエヌエー)」を含む「メタルファイト ベイブレード ZEROG」の記事については、「メタルファイト ベイブレード ZEROG」の概要を参照ください。
DNA(ディーエヌエー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 17:53 UTC 版)
「メタルファイト ベイブレード ZEROG」の記事における「DNA(ディーエヌエー)」の解説
WBBAと敵対している組織。グレイシーズが翼たちに復讐するために立ち上げた組織で、ボスおよび創設者は長男のアルゴ・グレイシー。ネオ・バトルブレーダーズを利用してベイブレード界を乗っ取ろうとしており、大会には今まで育ててきたブレーダーを刺客として送り込んでいる。
※この「DNA(ディーエヌエー)」の解説は、「メタルファイト ベイブレード ZEROG」の解説の一部です。
「DNA(ディーエヌエー)」を含む「メタルファイト ベイブレード ZEROG」の記事については、「メタルファイト ベイブレード ZEROG」の概要を参照ください。
DNA(デジモンアクセルより初登場)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 07:37 UTC 版)
「デジタルモンスター」の記事における「DNA(デジモンアクセルより初登場)」の解説
DNA(DIGIMON NATURAL ABILITY)は、デジモンに存在する因子のようなもので、竜・獣・鳥・虫・暗黒・聖・水・機械の8つが存在する。これらはデジモンが摂取する電気にも含まれており、デジモンの進化に影響を与えている。通電センサーを用いることにより人体や外部媒体に流れる電気からもDNAを取り入れることが可能となっている。
※この「DNA(デジモンアクセルより初登場)」の解説は、「デジタルモンスター」の解説の一部です。
「DNA(デジモンアクセルより初登場)」を含む「デジタルモンスター」の記事については、「デジタルモンスター」の概要を参照ください。
「DNA」の例文・使い方・用例・文例
- ヘリカーゼの役割はDNAの解ねんである。
- 彼は形質転換されなかった細胞からDNAを抽出した。
- 新しいDNA証拠が出たのでその事件は再捜査中である。
- ゲノムのDNAの数
- 2本の鎖からなるDNA
- 組み換え DNA.
- DNAは私たちの遺伝子の物質である
- 識別の目的で人の体組織または体液のサンプルでDNAを分析する手順
- 同じまたは近縁種の別の細胞からDNAを導入することによって(細菌性細胞を)遺伝学的に異なる細胞に変える
- 外来性DNAの摂取や合併による細胞またはバクテリアの一時的変異
- (DNAのらせん構造)にある遺伝情報をRNA、特にメッセンジャーRNAのらせん構造に変換する
- 科学者はDNAを組み変えるべきであるか
- DNAは再結合できる
- 1つの細胞に通常のDNA量を有する有機体または細胞
- 人間のb型肝炎を引き起こすウイルスと同様に、カモ、ウッドチャックそしてリスとその他のウイルスを含む動物のDNAの群
- 1ビリオンあたり2つの単一らせん構造の線状RNA分子と(RNAからDNAへの)逆転写酵素から成るウイルスのグループの総称
- 20面体のタンパク質の殻の中にDNAを含み、犬と牛の疾患を引き起こす一群のウイルスの総称
- DNAを細胞へ運ぶのに使用されるさまざまな他の媒介物
- 非反復的なDNA配列
- 既知のDNAまたは遺伝子配列に関して染色体の特定の領域に配置する
固有名詞の分類
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