常染色体
常染色体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/11 03:18 UTC 版)
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常染色体(じょうせんしょくたい)は性染色体以外の染色体のことであり、ヒトの体細胞は22対、44本の常染色体を持つ。常染色体は同じ生物種でも一般に数が多く、中には数百を持つ種もあり、通常アラビア数字あるいはローマ数字で呼ばれる。
どの染色体が何番であるかは本来は大きさ順で決められていたのだが、一部発見時の誤りがあったため実際の大きさとは必ずしも比例しない場合があり、例えばヒトの21番染色体は、22番染色体よりも小さい。
また、内部の遺伝子数と染色体の大きさも比例はせず、下図のように大型の染色体の方が小型のものより遺伝子数が少ない場合もある。
染色体番号 | およその総塩基対数(万対) | 遺伝子数(個) |
---|---|---|
1 | 27900 | 2610 |
2 | 25100 | 1748 |
3 | 22100 | 1381 |
4 | 19700 | 1024 |
5 | 19800 | 1190 |
6 | 17600 | 1394 |
7 | 16300 | 1378 |
8 | 14800 | 927 |
9 | 14000 | 1076 |
10 | 14300 | 983 |
11 | 14800 | 1692 |
12 | 14200 | 1268 |
13 | 11800 | 496 |
14 | 10700 | 1173 |
15 | 10000 | 906 |
16 | 10400 | 1032 |
17 | 8800 | 1394 |
18 | 8600 | 400 |
19 | 7200 | 1592 |
20 | 6600 | 710 |
21 | 4500 | 337 |
22 | 4800 | 701 |
性染色体はX染色体がおよその総塩基対数1億6300万、遺伝子数1098個。Y染色体がおよその総塩基対数5100万、遺伝子数が78個である。
注訳・参考
脚注
- ^ 『Newton別冊 男性か女性かを決めるXY染色体の科学』2013 株式会社ニュートンプレス P38-39
常染色体
「常染色体」の例文・使い方・用例・文例
- 常染色体の、または、常染色体に関する
- 常染色体遺伝子
- ガラクトースを新陳代謝させるために必要な酵素が不十分であるか欠如している遺伝病(常染色体劣性形質)
- エラーからなる遺伝病(常染色体劣性形質)は、ムコ多糖代謝である
- 目と循環系の異常と細長い骨(特に手足と指の)によって特徴付けられた常染色体優位病
- 多数の神経線維腫、皮膚の発疹、またしばしば発達の異常により特徴づけられる常染色体優性疾患
- 簡単に割れてしまうもろい骨によって特徴づけられる結合組織の常染色体優性疾患
- 常染色体の優性突然変異遺伝子に起因する疾患
- 常染色体の劣性遺伝子が2本とも異常な場合に発現する遺伝疾患
- 小児期後期から中年期にどこにでも現れる常染色体劣性型の筋ジストロフィ
- 常染色体劣性遺伝による脂質代謝異常
- 血小板が正常な方法で凝血塊を作らず、出血につながる、珍しい常染色体劣性疾患
- 肝臓、腎臓障害および精神遅滞をもたらすチロシン代謝の常染色体劣性欠陥
- 脊髄神経セルと脳の神経細胞の衰えが骨格筋の萎縮と弛緩性麻痺につながる常染色体劣性疾患
常染色体と同じ種類の言葉
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