コスミド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/10/09 10:59 UTC 版)
コスミド (Cosmid) とはベクターのひとつである。コスミドベクターは、30kbp-45kbpの大きさのDNA断片を挿入することができる。このベクターは、Cos領域という特殊な配列を有し、この配列をバクテリオファージが認識することで、パッケージングが行われる。
|
- 1 コスミドとは
- 2 コスミドの概要
コスミド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 16:22 UTC 版)
コスミドベクターは、cos配列と呼ばれるバクテリオファージλ DNAの小さな領域を含むプラスミドである。この配列により、コスミドをバクテリオファージλ粒子にパッケージ化することができる。線形化されたコスミドを含むこれらの粒子は、形質導入によって宿主細胞に導入される。宿主内に入ると、コスミドは、宿主のDNAリガーゼの助けを借りて環状化し、プラスミドとして機能する。コスミドは最大40 kbのサイズのインサートを運ぶことができる。
※この「コスミド」の解説は、「ゲノムライブラリー」の解説の一部です。
「コスミド」を含む「ゲノムライブラリー」の記事については、「ゲノムライブラリー」の概要を参照ください。
- コスミドのページへのリンク