制限酵素
原核生物や、一部の真核細胞が持つ防御系の一つで、DNAの特定配列を認識する酵素。様々なDNA配列に対する制限酵素が知られており、遺伝子組換え技術の中核となる酵素。
酵素タンパク質モチーフなど: | 分泌タンパク質 分泌性S糖タンパク質 分裂サイクリン 制限酵素 副甲状腺ホルモン 副甲状腺ホルモン関連ペプチド 副腎皮質刺激ホルモン |
制限酵素
バクテリア(細菌)は、常にバクテリオファージ(バクテリオファージφX174など)の攻撃にさらされている。それらから身を守るために、バクテリアの多くの種は外から入ってきたDNAを切ることでバクテリオファージを攻撃する方法を編み出してきた。
これらのバクテリアはエンドヌクレアーゼ(DNAを切る酵素)を作る。その酵素はバクテリアの細胞質に滞留し、バクテリオファージDNA切断する。エンドヌクレアーゼが「制限酵素」と呼ばれるのは、バクテリオファージの感染を「制限」するからである。
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制限酵素
制限酵素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 04:45 UTC 版)
制限酵素(せいげんこうそ、英:Restriction enzyme; REase)は、制限部位として知られるDNAの特定の配列部位の内部、あるいはその近くでDNAを特異的に切断する酵素の一種である[1][2][3]。制限酵素はDNA切断活性を持つエンドヌクレアーゼと呼ばれる酵素群のうちの1つであり、特に制限エンドヌクレアーゼとも呼ばれる。タンパク質の複合体構造やDNA基質の認識部位、切断位置などの点から、一般的には5種類に分類される。すべての制限酵素は、DNA二重らせんの各糖リン酸骨格(つまり主鎖)を切断する活性を持つ。
- 1 制限酵素とは
- 2 制限酵素の概要
「制限酵素」の例文・使い方・用例・文例
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