酵素阻害剤
生体内の酵素の働きを阻む作用がある物質。酵素と結合し、酵素の働きを鈍らせたり、酵素と結びつきやすい他の物質よりも先に酵素と結合してしまうことによって酵素と特定物質の結合による反応を抑えたり、といった効果が期待される。
酵素と酵素阻害剤の例としては、血管を収縮させる作用のある酵素「Rho-キナーゼ」、および、このRho-キナーゼの作用を阻害する酵素阻害剤「ファスジル」、などを挙げることができる。ファスジルの投与によってRho-キナーゼによる血管の収縮を緩和させることができ、血圧を下げることができる。
関連サイト:
血管の収縮酵素の三次元分子構造を解明 : 脳卒中等の治療薬の開発に拍車 - 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科
酵素阻害剤
酵素阻害剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 15:34 UTC 版)
「キサンチンオキシダーゼ」の記事における「酵素阻害剤」の解説
キサンチンオキシダーゼの酵素阻害剤には、アロプリノール、オキシプリノール 、フィチン酸、フェブキソスタット、トピロキソスタットがある。
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