酵素阻害剤の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/26 06:35 UTC 版)
酵素阻害剤には可逆的および不可逆的なものがある。可逆的阻害剤は作用機序により次のように分類される。 基質阻害 酵素・基質複合体に結合して反応の進行を妨げる。 競争(拮抗)阻害(Competitive) 基質と同じ部位に競合的に結合して反応開始を妨げる。 非競争(非拮抗)阻害(Non-competitive) 酵素または酵素・基質複合体の、基質と別の部位に結合して反応の進行を妨げる。 不競争(不拮抗)阻害(Uncompetitive) 酵素・基質複合体のみに、基質と別の部位に結合して反応の進行を妨げる。 混合型阻害 これらの分類は反応速度パラメーターを測定することで明らかにできる。詳細については酵素反応速度論およびミカエリス・メンテン式の項を参照されたい。
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