酵素結合型受容体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 16:05 UTC 版)
詳細は「en:Enzyme-linked receptor」を参照 2009年現在、6種類の酵素結合型受容体が知られている。 受容体チロシンキナーゼ チロシンキナーゼ関連受容体 受容体様チロシンホスファターゼ (英語版) 受容体セリン/スレオニンキナーゼ 受容体グアニルシクラーゼ ヒスチジンキナーゼ関連受容体 受容体チロシンキナーゼは、最も多くの個体数を有し、最も広範な応用が可能である。これらの分子の大部分は、上皮成長因子(EGF)、血小板由来成長因子 (PDGF)、線維芽細胞成長因子 (FGF)、肝細胞増殖因子(HGF)、神経成長因子(NGF)、およびインスリンなどのホルモン等成長因子の受容体である。これらの受容体のほとんどは、さらなるシグナル伝達を活性化するために、それらのリガンドと結合した後に二量体化する。例えば、上皮成長因子(EGF)受容体がそのリガンドEGFと結合した後、2つの受容体は二量体化し、その後、各受容体分子の酵素部分のチロシン残基のリン酸化を受ける。これによりチロシンキナーゼが活性化し、さらに細胞内反応を触媒する。
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