電脳戦機バーチャロン
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『電脳戦機バーチャロン』(でんのうせんきバーチャロン、CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON)は、セガの3D対戦ロボット格闘ゲーム。および、同作を第1作とし、1990年代中盤から2000年代初頭にかけて設定やゲームシステムを共有する作品群(様々な家庭用ゲーム機やデジタルデバイスに移植された版や家庭用ゲーム機オリジナル作品についての詳細は、本項の「シリーズ構成」に記した、各作品概要などに記載)。
注釈
- ^ 亙重郎プロデューサーは、これが『DOOM』のようなFPSから着想を得たものであることを明かしているが[2]、そのゲーム性は異なるものであると説明している[1]。
- ^ オラトリオ・タングラム ミレニアムエディションを別カウントとして5作品とする場合もある。
- ^ バーチャロイドのデザインを手がけたカトキハジメは、具体的にはポリゴンの表示限界の向上や、カラーテクスチャが使用可能になったことを挙げている[19]。
- ^ トレーニングやWATCH、ネットワーク対戦のみ選択可能。
- ^ ver.5.66=NAOMI音源。
- ^ ver.5.2~5.45=MODEL3音源。
- ^ 後にアフターバーナー クライマックスのXBLA/PSN移植も手がけている。
- ^ ただし、オラトリオ・タングラムをVer5.2/5.4系とVer5.66で分け、フォースを4作目とする見方もできる。
- ^ a b 詳細は「#機体支給」を参照。
- ^ ターミナルを改造し1P専用筐体として使用した店舗も存在する。
- ^ マザーボードがNAOMIであるオラトリオタングラムVer. 5.66筐体のみ対応でCVTキットとしてSEGAHIKARUのバーチャロンフォースへボードを載せかえるキット等も一部販売された。
- ^ 歴史的なアーケードゲームを体験可能にし、可能な限り保存する空間でもある。
- ^ バージョンbにおいては1プレイ毎にターミナルで機体が支給される新たなバグ等もあった。
- ^ プレイヤー機体2機+コンピューター機体2機の4機対戦や、コンピューターの操作する機体を交えない1対1の2機対戦などは可能。
- ^ なお2009年4月にXbox 360版『オラトリオ・タングラム』の公式サイト上で行われたアンケート結果では、同作を「シリーズ4作品中で最も好きなタイトル」として挙げた回答者は少数に留まり、第3位に大差をあけられて最下位となっているほか、本作を「移植作を含めた7作品中で初めてプレイした作品」に挙げた回答者も、PS2版OMGに次いで下から2番目という低い順位に留まった[44]。
- ^ この操作は、後に発売された『O.M.G.』や『オラトリオ・タングラム』の移植作品には採用されていない。
- ^ 武器ゲージの残量や障害物の有無に応じた射撃武器の使い分けや、近接攻撃における左右の使い分けをAIに判断させることができ、また近接時の連続攻撃などがボタンの押しっぱなしで自動的に行われる。
- ^ ダッシュキャンセルの方法は『O.M.G.』と『オラトリオ・タングラム』以降で異なる。『O.M.G.』では「進行方向と反対側にレバーを倒し、それと同時にダッシュボタンを押す(反対側にダッシュするイメージ)」という方法となっており、『オラトリオ・タングラム』以降は再度ターボボタンを押すことでダッシュ移動が解除される。なおPS2版の『O.M.G.』では設定を変更することでどちらの操作でも選択できる。
- ^ 例外として『オラトリオ・タングラム』のサイファーのみ、空中ダッシュ中に2回までの攻撃が可能となっている。
- ^ 後述するしゃがみ攻撃や、接近攻撃モードのガード入力と同様の操作になる。
- ^ ゲームパッド型のコントローラー向けの操作設定の場合は、目標選択の操作に割り当てたボタンを押す。
- ^ 『フォース』『マーズ』では再び左右ターボの区別がなくなったが、特殊入力技にのみ両ターボ動作がある。
- ^ 機体によっては両ターボ同時押しの特殊入力技を持つものもある。
- ^ 例えば『オラトリオ・タングラム』におけるグリスボックの特殊攻撃である大型ミサイルなどは、例外的に自分自身が爆風に巻き込まれるとダメージを受けてしまう。
- ^ 『オラトリオ・タングラム』は右ターボボタンのみ対応。左ターボボタンでは通常ロックオン時と同じ左ターボ攻撃となる。
- ^ OMGとフォースでは仕様はかなり異なり、OMGの回り込み近接は場合によって1回転以上回り込む事もあった。
- ^ 『O.M.G.』および『オラトリオ・タングラム』おいて背後からの近接攻撃は基本的には防御できないが状況によって厳密には異なる部分もある。例えば『O.M.G.』の場合、背後からの攻撃がガード可能になる距離や範囲がステージの向きなどにも左右される。
- ^ 例外として、スペシネフ系列の機体が特殊技「デスモード(NDEセルフクラッシャー)」を発動した場合は、一定時間無敵という恩恵と引き換えに、効果時間内に相手を撃破できなければ強制的に敗北となる。つまり発動後に時間切れになった場合、たとえHPが相手を上回っていても敗北となる。
- ^ 敵を全機撃破する、特定の目標を撃破する、味方を防衛するなど。
- ^ ただし、『オラトリオ・タングラム』では例外的に、内部時計によって選択できたりできなかったりする隠しキャラクター「アジム」が存在した。また家庭用ゲーム機への移植版では、特定条件を満たすことで使用できる隠しキャラクターが用意される場合もあった[14]。
- ^ 具体的には一定数以上の特定系列機体を倒す、一定数以上の敵を近接攻撃で倒す、アイテムを一定数以上回収する、特定の攻撃やアイテムを使わずにミッションをクリアする、一定の階級でボスキャラクターを撃破する、といった条件が機体ごとに設定されている[50]。
- ^ 例えば、電脳暦の"100年"は10進数に換算すると"256年"になる。
- ^ a b ミッションに失敗し救われない場合もあるがその後の展開で復活、もしくは何の説明もなく再登場し、以降の展開では「一命を救われた」ものとして展開する。
- ^ ギルおよびレドンと交戦中、寮機が撃墜されると発生するイベント。ハッター軍曹は小説『One-Man Rescue』においてミミー・サルペンの指揮下にあったS.H.B.V.D.に参加していた描写があり、台詞のみであるがサルペンの名も登場する。なお寮機が撃墜される前にギルおよびレドンを撃破すると、何の説明もなく再登場したハッターとの戦いになる。
- ^ ただしプレイヤーが一度も敵に撃破されることなくゲームを進めた場合は、オペレーターによる話が全て終わらないうちにゲームが進んでしまう。
- ^ プレイヤーのリトライ回数または被ダメージが登場条件になっているため[55]、特に苦戦しなかった場合は最後まで再登場しない。
- ^ 1周目、2周目、3周目で台詞が異なっている。
- ^ 初代電脳戦機バーチャロンの舞台は電脳暦a0年だがこれを10進数にすると電脳暦160年となる。
- ^ 後に遺跡の防衛機構に阻まれ擱坐していたことがわかっており遺跡の作成者(ダイモン)とこの巨大人型構造体の作成者は対立していたことがわかっている。
- ^ 幻像結晶拘束体ブラットスの解放を条件にアンベルIVとリリン・プラジナーとの間に結ばれた密約、この事件の暴露がリリン・プラジナーのフレッシュ・リフォー盟主失脚への一因となった。
- ^ 実際は最高幹部会が現場の要求をことごとく黙殺した揚句、スケジュールの延期を認めなかったばかりか納入までの期日を早めた事による突貫作業を強いた事が原因。
- ^ DN社による記憶抹消処罰前にプラジナー博士の様に失踪や他プラント等に亡命した所員もおりそれらが開発したと思われるVRとして第1世代型VRの「バル・バス・バウ」等がある、他にも元0プラント所員との疑惑があるアイザーマン博士などがいる。
- ^ ドランメン社のその実態はアンベルIVのペーパーカンパニーであった。
- ^ 同陣営である第3プラントムーニーバレーに限ってのみVRの開発を許諾していた。
- ^ バーチャロンフォースゲーム中には機体のレアカラーとして連合戦線熱烈供与機体 「勝利を我が手に」が登場している。
- ^ ピース・キーパーズ(PK)はこれらの組織による逆襲を受け更に火星戦線の治安は混迷し泥沼化した。結果マージナルとピース・キーパーズ(PK)による更に混迷化した火星戦線の治安維持を名目として設立された組織がMARZである。
- ^ 第1作目である電脳戦機バーチャロンからオラトリオタングラムまでのゲーム中においてはセガのゲーム機であるセガサターンやドリームキャストの形をしている。
- ^ マシュー艦隊による第一プラントからの大量のムーンクリスタル質の強奪はこのハイブリッドV.コンバータの生産のためであった。
- ^ 後の技術発展により任意の場所にある物体をCISに転送し別の任意の場所にリバース・コンバートさせること(テレポーテーション)が可能になっており、これを定位リバース・コンバートと呼ぶ。
- ^ リバース・コンバートによって純粋にデータから具現化した機体はV.コンバータによってその実存を保っており、ダメージを受ける等で実存の強度が低下すると、自壊現象を起こして消滅してしまう。
- ^ そのためついにXMUプロジェクトはふたたび日の目を見ることとなったのである。
- ^ MARZのカスタム機や白虹騎士等の一部の高性能バーチャロイドが見た目以上に打たれ強く速いのはそのためである。
- ^ 当初リバース・コンバートが発見された初期段階では「人の精神を取り込んだ」V.ディスクが必要であった。しかし1つのものをリバース・コンバートによって実体化させる度に人一人の命を犠牲にするわけにもいかずそれに代替する技術が求められた。「人の精神を取り込んだ」という概念から「人の精神によって加工された」と客観的に見ることができ、そこからマインドフォーマットという形式が考えられて仕様が開発された。
- ^ 0プラントのシャドウVR関連の実験ファクトリー「ザ・シャドウ」おいてはプラジナー博士主導の下に研究が進められ一部制御に成功している。その内の一機がテムジン四之影として『One-Man Rescue』に登場している。バーチャロイドの一覧#テムジン系列を参照。
- ^ バーチャロンフォースのゲーム中におけるレスキューダッシュやライフ再配分システムにあたる
- ^ このことによりあわやオラトリオ・タングラムの興業が中止直前とまでになる。オラトリオ・タングラムの収益に依存度を高めていたFR-08はペネトレーターの有用性を喧伝しのらりくらりと追求を躱すSM-06への対応よりも、急ぎ第3世代型VRの導入と開発、オラトリオ・タングラムの建て直しを優先、注力することとなった。
- ^ 『One-Man Rescue』においては試型雷電を月の裏の宙域にあるDD-05から地球のT.A.I.へ定位リバース・コンバートさせた際にはDD-05の全動力を使い果たしてしまう程であった。
- ^ 電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム、電脳戦機バーチャロン マーズ作中においてはラスボスとなっている。
- ^ トリストラム・リフォーの関与による起動が疑われている。
- ^ 他の平行世界にてタングラムと遭遇したがコミュニケーションをとる事ができずタングラムによって他の世界線へ飛ばされたと思われるDNA、RNA本来の認証用フォーマットとは微妙に異っている所属不明のVRおよびパイロットが発見されているとの報告もある。
- ^ なお当時のファンディング期間は同年7月末日までの約1月半。個人の純粋な支援金が目標に到達しなくても、別途に募集している企業・団体からの支援などを加味して目標額になれば達成と見なし、翌2019年5月頃にツインスティックが支援者に届けられるというものであった。
- ^ ファンディングが成立し、量産体制に入った段階で「Xコード」(開発中の機器を表す記号)が取れ、上記の通り正式な型番となった。
- ^ 過去のファンディングでも同様だが、「ツインスティックを得られる程の額は出資出来ないがファンディング自体は応援したい」という人向けにタニタ製のコーヒー(バーチャロン特製パッケージング版)などを得られる少額出資コースもあった。
- ^ 「目標額(前回と同様4460万、最低1000台の出荷を保証)をクリアすれば生産台数制限をかけず全てのオーダー数を生産する」という趣旨。
- ^ 通常版とは別にコトブキヤ製のワンコイングランデフィギュアの限定バージョンの「HBV-05-D ライデン」が付属する初回生産限定版もあった。
- ^ オンラインゲーム『ファンタシースターオンライン2』「バーチャロンコラボ」のゲーム内プレイヤー用コスチューム「フェイ・イェン 1P」を再現したプラモデルキット。
- ^ 第一弾はテムジン1P、テムジン2P、ライデン1P、ライデン2P、アファームド1P、アファームド2P、ドルカス1P、ドルカス2Pとシークレットの試験型テムジン含む全9種。
- ^ ベルグドル1P、ベルグドル2P、 バイパーII1P、バイパーII2P、フェイ・イェン1P、フェイ・イェン2P、バル・バス・バウ1P、バル・バス・バウ2Pとシークレットのフェイ・イェン ハイパーモード含む全9種(バル・バス・バウ1P、2Pの下半身パーツはフェイ・イェンの1P、2Pのそれぞれに同梱)。
- ^ 劇中には具体的なゲーム名は登場しないものの、登場ゲームキャラクターの固有名詞や具体的な武装の描写などが登場する。具体的には「バルバドス」[90](pp26,32,74,80)「アファームドS」[90](p26)、「ドルドレイ」[90](p32)、「ブラッドス」〔ママ〕[90](p72)、「アファームドB」[90](pp72,74)、「ソーダバーのようなレーザー」を発射する機体[90](p80)、「バルバロス」[90](p114)、「テムジン」[90](p180)、「バルケロス」[90](p101,226)、「タングラム」[90](pp101,226)など。
- ^ 具体的には、対戦ステージが「空中空母の甲板」(=8th PLANT Fresh Refoe / FLOATING CARRIER)とされていたり、ターボ攻撃を使用する描写があるなど[92]、『オラトリオ・タングラム』にはあるが『OMG』にはない要素が描写されている。また、2人対戦のアーケードゲームという描写になっているため、『フォース』や『マーズ』にも当てはまらない。
出典
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- ^ a b c d e f g h i j k 谷川流『絶望系 閉じられた世界』メディアワークス〈電撃文庫〉、2005年4月25日。ISBN 4-8402-3021-8。
- ^ 「電脳戦機バーチャロン短期集中連載 バーチャロイド モードを纏うマシン」『月刊ニュータイプ』第26巻第24号、角川書店、2010年12月、178-179頁、JAN 4910070091203。
- ^ a b 米澤穂信『遠まわりする雛』(第13版)角川書店〈角川文庫〉、2010年7月25日(原著2007年10月)、275-284頁。ISBN 978-4-04-427104-6。
- ^ a b c 亙重郎 (2012年10月10日). “私、機になります!”. VOICE of "VOW" 電脳戦機バーチャロン シリーズ 公式ブログ. セガ. 2013年1月7日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “『龍が如く 極2』にあの『電脳戦機バーチャロン』が収録!【TGS2017】”. ファミ通.com (2017年9月21日). 2017年9月21日閲覧。
- ^ 『かってに改蔵』第7巻巻末で、壊れたツインスティックと共にオンライン部分のインフラを提供しているKDD(後のKDDI)の請求書の写真を公開している。
- ^ 『月刊ニュータイプ』、角川書店、2011年1月。
- ^ 山下 (2010年12月13日). “『バーチャロン』シリーズ15周年スペシャルメッセージ”. 電脳戦機バーチャロン フォース XB360版公式サイト COLUMN. セガ. 2010年6月27日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 豊崎愛生 (2010年12月25日). “『人生はじまた』”. 豊崎愛生オフィシャルブログ『あきまつり』. Ameba. 2010年6月27日閲覧。
電脳戦機バーチャロン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 02:34 UTC 版)
「とある魔術の禁書目録」の記事における「電脳戦機バーチャロン」の解説
セガ・インタラクティブのアーケードゲーム。『禁書目録』とのコラボレーション小説が鎌池和馬によって執筆された。2018年にゲーム化。
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