一人称シューティング
別名:一人称シューティングゲーム,ファーストパーソンシューティングゲーム,ファーストパーソンシューター,FPS
【英】First Person Shooter
一人称シューティングとは、テレビゲームジャンルの一種で、ゲーム内のプレイヤーの視点が再現され、ゲーム内の人物になりきってプレイするタイプのゲームの総称である。銃など敵を撃つ(shoot)タイプのゲームが多い。
一人称シューティングでは、人間の視野・視覚がゲーム画面として再現される。3DCGやそれに準じる技術を用いて、奥行きの要素を駆使したゲームが多い。あらかじめフィールド全体を俯瞰したようなイメージは得られない場合が多く、側面や行く手の様子を知るためには、側面を向いたり進行する必要がある。このような不自由さによって一人称シューティングの臨場感が演出されている。
ゲームによっては、サラウンドシステムに対応しているものもあり、音響設備を整えれば、プレイヤーの横や後方から音がするのを察知できるといった、よりリアルな3Dのゲーム世界を楽しむことができる。
一人称シューティングは、米国で登場し、米国を中心として主にPC向けのゲームソフトとして発達した。国内の家庭用ゲーム機においては、1990年代後半以降、PlayStationなどの登場により3DCGの処理性能が飛躍的に向上してから、一人称シューティングも一般的なジャンルとなった。カプコンの一人称シューティング「バイオハザード」シリーズなどは全世界で記録的ヒットとなっている。
ファーストパーソン・シューティングゲーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/06 02:29 UTC 版)
ファーストパーソン・シューティングゲーム(略称FPS、英: First-person shooter)とは、シューティングゲームの分類の一つで、操作するキャラクター本人の視点(First-person)でゲーム中の世界・空間を移動し、武器や素手などを用いて戦うことを特徴とする。「一人称視点シューティングゲーム」とも訳される。基本的に画面に表示されるのはプレイヤーキャラクターの一部(腕など)と武器・道具のみである。これに対して、プレイヤーキャラクターの姿が見えるシューティングゲームは、サードパーソン・シューティングゲーム(英: Third-person shooter、略称TPS)と表現してFPSとは区別する。
注釈
- ^ 不正コピーを動作させるにはゲーム機本体に対して大きな改造を必要とするリスクがあり、機材や故障などの危険を冒す必要があるため比較的難易度が高いので、不正コピーをするような輩を排除するのに役立っている。[要出典]
- ^ なお日本国内では、この時期からFPSやそれに近い主観視点の日本製ゲームソフトも少なからず制作されはじめるようになる。「ゲームバランス」の調整ができていなかった為にあまり受け入れられなかった。[独自研究?]
- ^ なお日本での売り上げは他のゲームハードで同時期に発売されたソフトと比較してもあまり良くなく(そもそもXbox自体が日本で常に劣勢を強いられていたのも起因する)、この時点で直ちにFPSがゲーム機市場に大きな一石を投じるほどの影響力は発生しなかった。また、第6世代のゲーム機においても同作シリーズ以外に目だって好調な売り上げ成績を収めたFPSがリリースされる事はあまり無かった。[要出典][独自研究?]
- ^ この頃になるとコンピュータパーツの性能発展も比較的緩やかになっており、解像度やフレームレート等を除けばPC版とさほど遜色の無い出来でゲームをプレーできるようになった事も要因の一つである。[要出典]
- ^ なおそれ以前は、WiiリモコンやPS3やPS4のMoveコントローラー、Xbox 360のキネクトなどボタン以外にもコントローラーや身体を振って入力したり、画面に直接照準を合わせることが可能なデバイスが導入されていた。
- ^ なお家庭用ゲーム機版FPSの製作が始まったころに課題となったのは操作方法だった。[要出典]それまでコンピューターでリリースされてきたFPSは、大抵マウスで縦軸を移動し、キーボードで平面を移動するよう作られていた。一方の家庭用ゲーム機のコントローラーは、FPSを意識して作られたわけでは無かった故にFPSではスムーズな操作が難しかった。特にボタンやアナログスティックでは動かすスピードが限られる上に精密な操作が難しく、照準と移動を同時に操作する事が事実上不可能な状態でもあった。そんな中日本国内では『ガングリフォンシリーズ』や『機動戦士ガンダム外伝シリーズ』など操作する楽しみから操縦する楽しみへ昇華させたものもあったが、一般化するには至らず、またそれらはロボットアクションととして認知されている。またコンシューマ機とPC版ではバランス調節が異なり、『Unreal Tournament3』では版に比べ速度を低下させたり、コール・オブ・デューティ等ではリーンをオミットしている。
- ^ 在日米軍を除く。
出典
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- ^ Posted 2022年9月8日15:22, by重田雄一 (2022年9月8日). “CoDライクな対戦とローグライク協力プレイがあるFPS『Shatterline』が9月9日より早期アクセス配信!日本サーバーも登場”. IGN Japan. 2022年9月22日閲覧。
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- ^ “Best-selling first-person shooter (FPS) videogame series”. ギネス世界記録. 2023年3月6日閲覧。
- 1 ファーストパーソン・シューティングゲームとは
- 2 ファーストパーソン・シューティングゲームの概要
- 3 PC版
- 4 コンシューマー機版
- 5 FPSのネットワークプレイ
- 6 FPSの競技化、スポーツ化
- 7 日本とFPS
- 8 FPSの軍事利用
- 9 関連項目
ファーストパーソン・シューティングゲーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 13:53 UTC 版)
「コンピュータゲームのジャンル」の記事における「ファーストパーソン・シューティングゲーム」の解説
よく見られる略記はFPS。3D空間の中を銃撃によって立ち回り、プレイヤーキャラクターの視点(一人称視点)にカメラがある。主なゲームは『DOOM』、『HALO』シリーズ、『CALL OF DUTY』シリーズなど。
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固有名詞の分類
コンピュータゲームのジャンル | シリアスゲーム カジュアルゲーム ファーストパーソン・シューティングゲーム スポーツゲーム ブロックくずし |
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