ファーストパーソン・シューティングゲームでのキャンプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/27 07:18 UTC 版)
「キャンプ (ゲーム)」の記事における「ファーストパーソン・シューティングゲームでのキャンプ」の解説
キャンプはしばしば遮蔽物を保持しながらチョークポイントまたは戦術的に利益のあるポジション上の明確な視界をキャンパーに提供する。 この戦術により、一人のプレイヤーがエリア内にいる自身の存在のサインを知られることなく視界に入った相手を簡単に狙い撃つことができる。それはその必要な静的性質と徹底的なカバーによって戦略的なポジションを保持することと異なる。熟練したプレイヤーは1〜3キルの後に報復を防ぐためにブービートラップを残して移動する「セミモバイルキャンパー/スナイパー」のこともある。 それはゲームにかなりの時間を費やす人達(マップのレイアウトと最良の防御ポジションを知ることができる)に利益をもたらすので彼らの正確なエイムと併せて特に新規プレイヤーにとってはしばしばイライラすることを証明している。 制限時間とキル数制限の両方を持つほとんどのデスマッチタイプのゲームでは、キル制限ではなく制限時間を利用するためにキャンプを用いることができる。キャプチャー・ザ・フラッグとそのバリアントは相手チームのプレイヤーを殺害することで得られる得点よりフラッグ(旗)の得点の方がより重要であるためリスクに関わらず敵の陣地に侵攻する動機を与える。逆にこのモードでは想定される敵の攻撃から脆弱な味方のフラッグを防衛するためにプレイヤーがキャンプすることが推奨される。しかし、そのようなゲームでもフラッグを獲得して逃げ帰ろうとする他のチームメンバーへの援護射撃のために一部のプレイヤーはキャンプする可能性もある。 FPSゲームで最も一般的なのはプレイヤーが1つの場所に隠れることであり、これは相手のプレイヤーよりも長期間戦術的に有利になる。選んだポジションは通常、さりげない視界からは隔離されており、少なくとも片側が何らかの物体によって部分的に固定されている可能性がある。 その場所は待ち伏せを行うために使用される。キャンプをするプレーヤーが特定の場所で過ごす時間は、プレイヤーがゲームの状況に反応するにつれて変わる場合がある。 一部のゲームにはしばらくの間立ち止まって動かないプレイヤーを移動させるために苦しめる、つまり断続的な少量のダメージなどの過酷なペナルティをキャンパーと思しきプレイヤーに与えることでキャンプを妨げるシステムもある(無視すると最終的にプレイヤーを殺して他の場所にリスポーンさせる)。 『Blacklight:Retribution』のような一部のゲームでは、プレイヤーはキャンプと戦う手段が与えられる。Blacklight:Retributionのプレイヤーは全員「超現実バイザー」(HRV) として知られるものを所持しており、HRVは特にプレイヤーを壁越しにでも視認することを可能にしている。 HRVの使用は制限されておりプレーヤーはHRVが動作している時は武器を使用できない。この機能により、プレイヤーはキャンパーと思しきプレイヤーの位置を知ることができ、より迅速なゲームプレイを可能にする。ただし、HRVでの強調表示を無効にする地雷など装備可能な特定のアイテムによってHRVに対処する事ができる。
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