泣きゲーとは?

泣きゲー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/20 14:48 UTC 版)

泣きゲー(なきゲー)は、恋愛ゲームギャルゲー美少女ゲームアダルトゲームにおいて、「プレイすることで感動を呼び起こされ、泣けるゲーム」を指す俗語。転じて、そういったゲームの内容の属性(特徴)を示す語やゲームのカテゴリ(範疇)またはジャンル(種類)の一つとしても使用されている。


注釈

  1. ^ サブシナリオの終盤において主人公がヒロインとようやく心を通わせた翌々日、主人公は偶然立ち聞きした話から、ヒロインの容態が悪化して亡くなったと思い込み、(その後正しい行動を選択すれば誤解であったことが明かされるものの)悲しみに打ちのめされるという展開が描かれている。
  2. ^ こうした経緯から、美少女ゲーム論評の分野においては、『ONE 〜輝く季節へ〜』はKeyの作品群の一部として扱われていることも多い[15]
  3. ^ 扶桑社週刊誌SPA!』2002年1月22日号では「なぜボクらは『泣けるエロゲー』にハマったのか!?」という特集が組まれた。
  4. ^ 例えば、伏線の回収や印象的なゲームミュージックの挿入などがこのようなものに当たるという[1][19]
  5. ^ なお涼元自身は、そうした手法を紹介しつつも、泣きゲーとして高く評価された作品は単なるお涙頂戴ではなく、シナリオライター自身が自ら自分のシナリオに泣きながら執筆したものであるはずで、ニヤニヤ笑いを浮かべながら創作できるようなものではない[20]という持論を主張し、しかし数ある感動のうち、物理的に泣かせるためだけの作劇だけを突き詰めてしまえば、その先は袋小路となってしまうであろう[20]という考察を繰り広げている。
  6. ^ 本田透もまた、この「永遠の世界」はある意味「空想の世界」「(アニメやアダルトゲームなどの)二次元の世界」に置き換えることが可能であり[23]、レゾンデートルを喪失し救いを求めて「永遠の世界」へと引きこもろうとする主人公を、ヒロインが現実に引き戻し、主人公がレゾンデートルを再獲得する物語であると論じている[24]

出典

  1. ^ a b c d e 涼元 2006, pp. 177–180.
  2. ^ a b c d 涼元 2006, p. 177.
  3. ^ a b 涼元 2006, pp. 177–178.
  4. ^ a b ササキバラ 2004, p. 162.
  5. ^ ササキバラ 2004, p. 163.
  6. ^ ササキバラ 2004, p. 162-163.
  7. ^ 空想美少女大百科, pp. 144–145.
  8. ^ 小林義寛「ゲーマーはエロと戯れるか?」『それぞれのファン研究――I am a fan』玉川博章ほか、風塵社〈ポップカルチュア選書「レッセーの荒野」〉、2007年7月30日、138頁。ISBN 978-4-7763-0035-9
  9. ^ 東 2007, pp. 201–204.
  10. ^ 東 2007, pp. 202–205.
  11. ^ 空想美少女大百科, p. 197.
  12. ^ 東 2007, p. 209.
  13. ^ 本田 2005, p. 91.
  14. ^ 東浩紀、ササキバラ・ゴウ、原田宇陀児、夜ノ森零司、更科修一郎、元長柾木、佐藤心「美少女ゲーム言説史」『美少女ゲームの臨界点』波状言論、東京(原著2004年8月15日)、初版、79頁(日本語)。ISBN 4-9902177-0-5
  15. ^ 東 2007, p. 208.
  16. ^ a b 元祖“泣きゲー”が帰ってきた!PSP版『Kanon』の画面写真公開”. ジーパラドットコム (2006年10月24日). 2018年6月3日閲覧。
  17. ^ a b 本田 2005, p. 111.
  18. ^ 東 2007, pp. 304, 324.
  19. ^ 涼元 2006, pp. 215–216.
  20. ^ a b c d 涼元 2006, p. 178.
  21. ^ 涼元 2006, p. 179.
  22. ^ 東 2007, pp. 208–213.
  23. ^ 本田 2005, p. 92.
  24. ^ 本田 2005, p. 93.
  25. ^ 東 2007, pp. 304–309.
  26. ^ 本田 2005, p. 90-91.
  27. ^ 本田 2005, p. 90.
  28. ^ touge (2010年7月8日). “涙腺がぶっ壊れること間違いなし。PSPに甦る“泣きゲー”の金字塔「加奈~いもうと~」,サイバーフロントより10月7日発売”. 4Gamer.net. Aetas. 2015年2月1日閲覧。
  29. ^ 東 2007, p. 304.
  30. ^ 滝沢修 (2007年11月21日). “プロトタイプ、PSP「AIR」発売記念 PSP用壁紙をメッセサンオー本店で限定プレゼント”. GAME Watch. インプレス. 2011年6月30日閲覧。
  31. ^ “「CLANNAD」 名作“泣きゲー”がPS3に グラフィック、サウンドが大幅強化”. MANTANWEB (毎日新聞デジタル). (2011年4月21日). http://mantan-web.jp/2011/04/21/20110421dog00m200014000c.html 2011年6月30日閲覧。 
  32. ^ “涙の純愛学園アドベンチャー”「true tears」発表会開催”. 4Gamer.net. Aetas (2006年2月8日). 2011年6月30日閲覧。


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