葉緑体とは? わかりやすく解説

ようりょく‐たい〔エフリヨク‐〕【葉緑体】

読み方:ようりょくたい

光合成を行う植物の細胞内にある細胞小器官一般に楕円形をし、二重の膜に包まれ内部葉緑素などの色素を含むグラナと、その間埋めストロマから構成されるグラナ光合成明反応が、ストロマ暗反応が行われる。独自のDNAなどをもつ。


葉緑体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/16 00:16 UTC 版)

たい、: Chloroplast)とは、光合成をおこなう、半自律性の細胞小器官のこと[1]。カタカナでクロロプラストとも表記する。


  1. ^ a b c d e f g 「葉緑体」 『岩波生物学辞典第4版』岩波書店、1996年。ISBN 4-00-080087-6 
  2. ^ 小林康一. “葉がなければ根で光合成?”. 東京大学. 2020年8月25日閲覧。
  3. ^ 千原編1999、p.148-149
  4. ^ a b 千原編1999、p.257
  5. ^ 千原編1999、p.150


「葉緑体」の続きの解説一覧

葉緑体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/29 00:21 UTC 版)

ユーグレナ藻」の記事における「葉緑体」の解説

葉緑体は三重膜で、光合成色素クロロフィルa/bである。この色素組成などから、ユーグレナ藻の葉緑体は緑藻二次共生由来する考えられている。ただし他の植物の葉緑体と異なり葉緑体ゲノム内に逆行反復配列持たないユーグレナ藻仲間には、葉緑体を獲得する以前形質を持つ従属栄養性の(無色の生物含まれるしかしながら無色ユーグレナである Astasia longa からは73kb程度環状DNA発見されており、これはコードする遺伝子構成から、葉緑体遺伝子名残であると考えられている。つまり、Astasia は一度手に入れた葉緑体を二次的に失い、再び従属栄養の生活に戻った生物なのであるこのようなユーグレナ藻他にも存在する予想され従って現在従属栄養性生活を営むユーグレナ藻には、元々葉緑体を獲得しなかった生物と、一度獲得して失った生物とが混在していると考えられている。 AJ294725 Astasia longa complete chloroplast genome.(NCBI

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葉緑体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 13:40 UTC 版)

クリプト藻」の記事における「葉緑体」の解説

クリプト藻の葉緑体はふつう細胞内1つで、その他の細胞小器官取り巻くように細胞表面沿った形で配置されている。光合成色素クロロフィルa/cカロテノイド類、そしてフィコビリンタンパクとしてフィコシアニンやフィコエリスリン(フィコエリトリン)を含む。フィコビリンタンパクはチラコイド内腔に詰まっている。その為クリプト藻チラコイド他の藻類よりも厚い。フィコシアニンを持つ Chroomonas 属では、細胞藍藻のような青緑色呈するクリプト藻の葉緑体は紅藻由来であるとされており、取り込まれ紅藻ヌクレオモルフとして葉緑体内に残存している。葉緑体膜は4重膜で、不等毛藻ハプト藻と同様に、最外膜は核膜連絡しているヌクレオモルフ外側2枚(葉緑体ER)と内側2枚との間の領域(periplastidal compartment)に位置しており、種によってはピレノイド埋没する形になっている。この領域にはヌクレオモルフの他、真核型の80S rRNAデンプン粒なども見られる

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葉緑体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 14:05 UTC 版)

ハプト藻」の記事における「葉緑体」の解説

ハプト藻の葉緑体は紅藻由来で、光合成色素としてクロロフィルa/c、その他補助色素として種々のカロテノイドを持つ。通常細胞内に葉緑体は二つあり、四重膜に囲まれている。最外膜は核膜連絡する三重チラコイド及び埋没型のピレノイドを持つ。ヌクレオモルフやガードルラメラは存在しない

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葉緑体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 08:10 UTC 版)

不等毛藻」の記事における「葉緑体」の解説

不等毛藻の葉緑体は紅藻由来で、光合成色素としてクロロフィル a/c、その他補助色素として種々のカロテノイドを持つ。通常細胞内に葉緑体は二つあり、四重膜に囲まれている。最外膜は核膜連絡するヌクレオモルフ存在しない上記のように、不等毛藻の葉緑体はハプト藻のものと良く似ているが、不等毛藻ではガードルラメラを持つ点が異なる。ガードルラメラは葉緑体膜直下にある袋状のラメラで、この中三重チラコイドが入る形になっているまた、不等毛藻葉緑体DNAはガードルラメラの内側に沿ってリング状分布している。 不等毛藻には、黄金色藻綱の Spumella や Paraphysomonas、ディクチオカ綱の Pteridomonas や Ciliophrys 等、葉緑体を二次的に失った生物含まれる従属栄養性生物が葉緑体を二次的に失ったのか、それとも元々獲得しなかったのか、という判断は分子系統樹上で最節約解釈による場合が多いが、生物に葉緑体の痕跡器官残っている場合には、これが二次的喪失の有力な証拠となる不等毛藻においては、Pteridomonas danica からは痕跡的な色素体であるロイコプラストが、Ciliophrys infusionum からは葉緑体コード遺伝子であるrbcLが発見されている。これらの直接的な根拠に基づき、葉緑体を二次的に喪失した不等毛藻と、元々獲得していない無色ストラメノパイルとは厳密に区別される

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葉緑体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/24 06:53 UTC 版)

黄金色藻」の記事における「葉緑体」の解説

黄金色藻の名前の通り葉緑体は黄色で、光合成色素としてはクロロフィルa/c含まれるクロロフィル以外に、α・β・ε-カロテンフコキサンチンゼアキサンチンビオラキサンチンクリプトキサンチン、ディアトキサンチン、ディアディノキサンチンなどのキサントフィル類を含有する。葉緑体は紅藻二次共生由来し、4重膜である。最外膜は核膜連絡する多くの黄金色藻細胞内細胞核を挟むように2つの葉緑体を持つが、パラフィソモナスやスプメラ(Spumella)といった生物は葉緑体を2次的失っている。このような従属栄養性生物は、黄金色藻呼ばれつつも無色である。

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葉緑体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 09:20 UTC 版)

灰色藻」の記事における「葉緑体」の解説

灰色藻の葉緑体(シアネレ)は、緑色植物及び紅色植物と同様藍藻細胞内共生一次共生)して生じたものとされている灰色藻一部原始紅藻は、光合成色素として藍藻持っているフィコビリンタンパク質を保持しているために青緑色に見えるが、緑色植物では既に失われている。 灰色藻のシアネレは色素組成他にも一重チラコイド同心円状配列するなど藍藻共通する特徴備える。シアネレは2枚包膜包まれているが、その2の膜の間には薄いペプチドグリカン層が存在する。これは細菌の細胞壁と同様材質であり、共生し藍藻細胞壁名残であると考えられている。そのためペプチドグリカン層をリゾチーム処理で溶解することで葉緑体を破砕できる。また、葉緑体の分裂では、2枚包膜のうち、内包膜の内側への陥入外包膜のくびれは別々に進行する。この特徴は、通常の葉緑体の外側からのくびれ込みと、藍藻細胞分裂平行して進行していると見ることができるストロマ部分にはピレノイドではなくカルボキシソームをもつ点でも藍藻よく似ている。つまり灰色藻のシアネレは、細胞内共生した藍藻特徴色濃く残す葉緑体なのである。 シアネレは現生藍藻に似てはいるが、ゲノムサイズ縮小するなど細胞小器官としての変化進行している。灰色藻 Cyanophora paradoxa ではシアネレゲノムの解析為されており、それによればゲノムサイズは127kb程度コードされている主要な遺伝子他の植物の葉緑体と共通するという。ゲノム内に逆行反復配列IR; Inverted Repert)を持つ点も同様である。シアネレは、藍藻独立藻類から葉緑体という細胞内小器官移行していく過程仕組みを知る上で貴重な構造である。 包膜ペプチドグリカン層があることなどから、葉緑体は長い間細胞内共生している藍藻であると考えられてきた。しかし、そのゲノムサイズ他の植物の葉緑体と同程度縮小していることからオルガネラであると確定した

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葉緑体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 08:38 UTC 版)

アメーバ」の記事における「葉緑体」の解説

緑色光合成をしているアメーバ類知られている多くの場合藻類一時的に共生させているだけであるが、本当に葉緑体をもっているアメーバもある。クロララクニオ藻類は、糸状仮足をもつアメーバありながら緑藻類細胞内共生させたものに由来する真の葉緑体をもっている。また有殻糸状根足虫である Paulinella chromatophora は、シアノバクテリア由来の葉緑体「シアネレ」を持っている。

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葉緑体

出典:『Wiktionary』 (2016/04/04 08:36 UTC 版)

名詞

  ようりょくたい

  1. 主に植物細胞小器官一つで、光合成をするもの。クロロプラストとも。

関連語


「葉緑体」の例文・使い方・用例・文例

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