葉緑体の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/31 18:07 UTC 版)
いわゆる植物が緑に見えるのは、細胞内にある葉緑体に緑系の色素を含むためであり、これは光合成をおこなう場でもある。我々になじみの深い狭義の植物の葉緑体は全て原核生物である藍藻を取り込んだものであり、そこに始まる細胞内共生がその由来であることがわかっている(一次共生)。このように藍藻を取り込んで葉緑体化した植物を一次植物と呼ぶ。 ところが、広義の植物、いわゆる藻類の中には、「藍藻を取り込んだ真核生物」をさらに取り込む(二次共生)ことで「葉緑体」を獲得した生物群があることが分かってきた。このような「植物」を二次植物と呼ぶ。これに対しさらに、一部の藻類は二次植物をさらに取り込んだ「三次共生」によって成立したと考えられている。
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