じゅう‐そしき〔ジウ‐〕【柔組織】
柔組織
柔組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 03:03 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動柔組織(じゅうそしき、英語:Parenchyma)は生物の組織であり、動物と植物ではそれぞれ意味が異なる。
動物の場合
柔組織は、器官の機能的を持つ部分を指す。組織を支えるだけの基質とは異なる。
例えば次のようなものである。
器官 | 柔組織 |
---|---|
腎臓 | ネフロン |
肺 | 肺胞 |
脾臓 | 白脾髄と赤脾髄 |
脳 | 神経細胞 |
植物の場合
柔組織は、細胞壁が木質化されていない柔細胞からなる組織を指す。貯蔵組織と同化組織に大別される。貯蔵組織は、根や芽、茎の中心にある髄と、表皮と中心柱の間のことである皮層[1]に見られ、デンプンなどを蓄える。同化組織は葉肉(さく状組織と海綿状組織を合わせて葉肉と呼ぶ[2])のことで、葉緑体を含み、光合成と呼吸を担っている[3]。
出典
- ^ “皮層 - コトバンク”. 2020年5月8日閲覧。
- ^ “葉肉 - コトバンク”. 2020年5月8日閲覧。
- ^ 鈴木孝仁監修、数研出版編集部編『三訂版 フォトサイエンス 生物図録』数研出版、2016年、36ページ
関連項目
「柔組織」の例文・使い方・用例・文例
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