ATP合成酵素とは? わかりやすく解説

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エーティーピーごうせい‐こうそ〔‐ガフセイカウソ〕【ATP合成酵素】

読み方:えーてぃーぴーごうせいこうそ

生体内ATPアデノシン三燐酸(りんさん))の合成寄与する酵素一方が軸となり、もう一方回転するモーターのような構造をしており、細胞内のミトコンドリア内膜などに存在する水素イオン濃度差を駆動力とし、ATP合成進める。ATPシンテターゼ


ATP合成酵素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 07:45 UTC 版)

ATP合成酵素(ATPごうせいこうそ)とは、呼吸鎖複合体によって形成されたプロトン濃度勾配と膜電位からなるプロトン駆動力を用いて、ADPリン酸からアデノシン三リン酸 (ATP) の合成を行う酵素である。別名ATPシンターゼ呼吸鎖複合体V、複合体Vなど。 なお、シンテターゼはATPなどの高エネルギー化合物の分解と共役する反応を触媒する酵素を指すが、ATP合成に他のエネルギー化合物を用いることはないので、「ATPシンテターゼ」という呼称は正しくない。


  1. ^ 野地博行; 吉田賢右 (2000年11月). “「ATP合成の回転モーター:ATP合成酵素」『シリーズ・バイオサイエンスの新世紀7』 (PDF)”. 共立出版. p. 76. 2017年1月21日閲覧。
  2. ^ Noji, Hiroyuki; Yasuda, Ryohei; Yoshida, Masasuke; Kinosita JR, Kazuhiro (1997). “Direct observation of the rotation of F1-ATPase”. Nature 386: 299–302. doi:10.1038/386299a0. PMID 9069291. 


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ATP合成酵素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 07:41 UTC 版)

電子伝達系」の記事における「ATP合成酵素」の解説

ATP合成酵素を作る為に必要な8つタンパク質遺伝子の内、2つミトコンドリアにあるが、6つ細胞核ゲノムによって生産されており、これらの細胞側で作られたサブユニット・タンパク質がミトコンドリア運ばれ、他のミトコンドリア製のサブユニット・タンパク質と組合わされてATP合成酵素が完成し内膜機能発揮する

※この「ATP合成酵素」の解説は、「電子伝達系」の解説の一部です。
「ATP合成酵素」を含む「電子伝達系」の記事については、「電子伝達系」の概要を参照ください。

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