ノックダウンとは? わかりやすく解説

knock down

別表記:ノック・ダウン

「knock down」の意味・「knock down」とは

「knock down」は英語のフレーズで、直訳すると「打ち倒す」となる。しかし、具体的な意味は文脈により変わる。物理的な意味での「打ち倒す」を指す場合もあれば、価格大幅に下げるという意味で使われることもある。また、議論などで相手主張論破する、という意味でも使用される

「knock down」の発音・読み方

「knock down」の発音は、IPA表記では/nɒk daʊn/となる。IPAカタカナ読みでは「ノック ダウン」となる。日本人発音するカタカナ英語では「ノック ダウン」と読む。

「knock down」の定義を英語で解説

"Knock down" is a phrase in English that can have several meanings depending on the context. It can mean to physically knock something over, to significantly reduce a price, or to refute someone's argument in a discussion.

「knock down」の類語

「knock down」の類語としては、「topple」、「overthrow」、「debunk」などがある。「topple」や「overthrow」は物理的な「倒す」を意味し、「debunk」は主張理論論破するという意味に近い。

「knock down」に関連する用語・表現

「knock down」に関連する表現としては、「knock down drag out」がある。これは激し争い戦いを指す表現である。また、「knockdown price」は大幅に値下げされ価格を指す。

「knock down」の例文

1. He managed to knock down the price of the car.(彼は車の価格大幅に下げることに成功した。)
2. The boxer knocked down his opponent in the first round.(ボクサー初回相手倒した。)
3. The scientist knocked down the theory with solid evidence.(その科学者確固たる証拠理論論破した。)
4. The strong winds knocked down the old tree.(強風で古い木が倒れた。)
5. They knocked down the old building to make way for a new one.新しい建物のために、彼らは古い建物取り壊した。)
6. She knocked down the argument that women can't be leaders.(彼女は女性リーダーなれないという主張論破した。)
7. The store is selling these items at knockdown prices.(その店はこれらの商品大幅に値下げし価格売っている。)
8. It was a knock down drag out fight.(それは壮絶な戦いだった。)
9. The company knocked down the price of its product to attract more customers.(その会社はより多く顧客引きつけるために、製品の価格大幅に下げた。)
10. He knocked down all the pins with one throw.(彼は一投全てのピン倒した。)

ノックダウン【knockdown】

読み方:のっくだうん

[名](スル)

ボクシングで、パンチ受けた競技者が、足の裏以外をマットにつけたりロープよりかかったり、体がリング外へ出たりした状態。10以内競技に入らなければノックアウトになる。

ノックダウン方式KD)」「ノックダウン輸出」の略。


ノックダウン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/23 08:48 UTC 版)

ノックダウンKnock Down)は、ボクシング格闘技(特に立ち技系格闘技)の試合中に相手の攻撃を受けて足の裏以外の部分を地面につける状態のことである。単にダウンと省略されることもある。国際サンボ連盟のコンバットサンボでの略称KD[1]

以下はノックダウンをダウンと表記する。

概要

ボクシングやキックボクシングなどの試合では、ダウンを宣告してから立ち上がって試合を続行できないと判断される場合にノックアウト(以下、KO)が宣告され、試合が終了させられる。ダウンをしたまま10秒間立ち上がらない場合は、自動的にKOとなる。

ボクシングなど、ダウン後の攻撃をしない格闘技では、相手をノックアウトをさせた選手はレフェリーから倒れている選手からできるだけ遠いコーナーへ行くことを指示される。

スタンディングダウン
地面に足の裏以外の部分をつけなくても、あまりにも一方的に攻撃を加えられ続けて防戦一方になった場合、レフェリーがダウンしたと扱って宣告すること。基本的に、ダウンを宣告されてしまうとポイントを失うため判定にも影響する。選手の中には、勝ちたい一心で、強いダメージを受けても倒れることを是が非でも避けようとする選手もおり、こうなると必要以上にダメージが蓄積されてしまう。そこで、一方的に攻撃される状態が続くようならば、立っていてもダウンを宣告して一旦試合の流れを止めるようになった。
日本ボクシングコミッション(JBC)では1998年2月にスタンディングカウント(スタンディングダウン)を廃止したが、当初から日本プロボクシング協会内部には復活を求める声が高く、JBCと協会の連絡会議では復活を求める要望とそれを否定するやりとりが頻繁に交わされている。2008年10月10日のJBC試合役員会でも、協会関係者からのスタンディングダウンを復活してほしいとの要望に、試合役員会が事故防止の観点から応じられないと意思表示するやりとりがあった[2]。ルール上はノースタンディングカウントを貫いているが、実際にはレフェリーのルール解釈によりルールブックにはない「ロープダウン」の名の下にスタンディングカウントが行われている[3]
ダブルノックダウン
対戦している両者が同時にノックダウンになった状態のこと。レフェリーが10カウントを始めるが、両者ともが立ち上がって試合続行可能であればそのまま続行。一方が立ち上がって一方が立ち上がれなければノックアウトとして勝敗が決定。両者とも立ち上がれなければダブルノックアウトとして引き分けとなる。

他競技

寝技が使えるプロレス総合格闘技のような競技でも、攻撃を受けて瞬間的に意識が飛んだりした場合には、ノックダウンを宣告するルールを規定する団体もある。ただ、競技の性質上、先に述べたようなルールを規定する団体は稀である。これは、攻撃を受けて倒れこんだとしても、そこから寝技などの展開があるため、試合の流れを止めることが出来ないからである。その為、プロレスと総合格闘技では、事実上「ノックダウン」は存在しないといえる。

スリップ

攻撃を受けて倒れても、ダウンが宣告されないケースもある。それは、攻撃が体を掠めただけで大したダメージがなく、足を滑らせたり、バランスを崩したり、尻餅をついたりするケースである。こうした場合、レフェリーは「スリップ」を宣告し、対戦相手を倒れた選手から引き離し、倒れた選手が立ち上がるまで試合の流れを止める。そして、選手が立ち上がると、試合を続行させる。問題点としては、対戦相手の攻撃が選手にダメージを与えたから倒れたのか、それとも単にバランスを崩しただけなのか、レフェリーには判断が付かないことがあげられる。単にバランスを崩して尻餅をついただけなのに、レフェリーが誤ってダウンを取ることがあり、選手が猛抗議したり、「相手の攻撃は効いてない」とアピールする場面も見られる。

脚注

  1. ^ INTERNATIONAL SAMBO RULES (SPORT SAMBO) 2023” (pdf). 国際サンボ連盟. p. 21 (2023年7月20日). 2025年5月23日閲覧。 “f) points for a knockdown are recorded in the protocol by a 4KD sign.”
  2. ^ 日本ボクシングコミッション/2008年10月10日 東京地区 試合役員会報告書
  3. ^ 〈ルールの解釈・適用に疑問を呈す〉 日本ボクシング情報局 2000年8月6日
    このコラムの中で参考資料とされている「日本ボクシング年鑑2000」(『ボクシング・マガジン3月号増刊 平成12年日本ボクシング年鑑』 日本ボクシングコミッション/全日本ボクシング協会協力、ベースボール・マガジン社、2000年3月31日発行 第30巻第4号 通巻392号 共通雑誌コードT1108034031508 雑誌08034-3)の「ボクシング用語辞典」から、コラム内に用いられている語句の定義を下記に引用する。
    • スタンディング・カウント=ダウンに等しいダメージを負ったときに、レフェリーは立ったままダウンを宣告できた。日本の場合、現在は廃止している」(同書21頁)
    • ロープ・ダウン=和製英語で使われなくなった。スタンディング・カウントがなくなったことで、日本のルールにもない。ロープにもたれかかったときに、こういう言い方をした」(同書23頁)

関連項目


「ノックダウン」の例文・使い方・用例・文例

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