エクソン【exon】
エクソン
エクソン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 00:43 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動エクソン(英: exon、エキソン[1] と表記される場合もある)は、デオキシリボ核酸(DNA)またはリボ核酸(RNA)の塩基配列中で成熟mRNA に残る部分を指す。
一般に真核生物では、DNA から転写されたmRNA前駆体はスプライシング反応によって長さが縮小される。スプライシングで残る部位がエクソンと呼ばれ、除去される部位がイントロンと呼ばれる。エクソンはタンパク質に翻訳されるコーディング領域(CDS)と、翻訳されない非翻訳領域(UTR)で構成される。UTR はコーディング領域を挟んで存在し、開始コドンより上流を 5' UTR、終止コドンより下流を 3' UTR と呼ぶ。
またタンパク質をコードしない転移RNA もスプライシングを受けてRNA が成熟するためエクソンが存在する。
エクソンの組み合わせの変化によって新たな遺伝子が作られることが、生物の進化に重要な役割を担っているという学説があり「エクソンシャッフリング仮説」と呼ばれる。これはタンパク質の機能単位である「モジュール」がエクソンと対応していることが多いことを根拠としている。
脚注
参考文献
- Fulvia Bono; Niels H. Gehring (2011). “Assembly, disassembly and recycling: The dynamics of exon junction”. RNA Biol. 8 (1): 24–29. doi:10.4161/rna.8.1.13618 .
- Hertel KJ (2008). “Combinatorial control of exon recognition”. J Biol Chem. 283 (3): 1211-5. PMID 18024426.
- Thanaraj TA; Robinson AJ (2000). “Prediction of exact boundaries of exons”. Brief Bioinform. 1 (4): 343-56. PMID 11465052.
関連項目
エクソン(EXXON)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 07:26 UTC 版)
「エクソンモービル」の記事における「エクソン(EXXON)」の解説
Essoの商標は前述の理由でニュージャージー州等以外では使用できなくなった。そこでそれらの地域では、テキサス州等ではHumble、多くの州ではEnco等のブランドで営業していた。しかし、シェルやテキサコ(現:シェブロン)は単一のブランドであるのに、ジャージースタンダードは地域によってブランドが異なっており、全米統一ブランドが求められていた。それにより1973年に誕生したのがEXXONである。なお、日本やカナダなどの諸外国ではエッソのまま営業している国は少なくない。なお、日本では「エッソタイガー」と呼ばれているキャラクターが、エクソンブランドの給油所が展開されている国々では「エッソ」の部分を「エクソン」に置き換えられ、「エクソンタイガー」の名称で呼ばれている。
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