油槽所とは? わかりやすく解説

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ゆそう‐じょ〔ユサウ‐〕【油槽所】

読み方:ゆそうじょ

石油ガソリンなどを貯蔵する油槽集まった施設


油槽所(ゆそうじょ)

製油所精製され石油製品消費地まで効率よく輸送するための中継地に、石油製品貯蔵するタンク設置されている施設のことです。

油槽所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 01:08 UTC 版)

油槽所(ゆそうじょ)は、製油所で生産されたガソリンなどの石油製品を一時的に貯蔵し、タンクローリーに積み込む設備を持つ施設である。物流効率化のため、製油所から油槽所を経由せずにガソリンスタンドへ配送することが増加したため、油槽所は減少傾向にある。

種類

油槽所は、臨海型と内陸型に分けられる。

臨海型は、製油所から離れた工業港に設置される。石油製品は製油所から内航タンカー(油槽船)で持ち込まれ、ガソリンスタンドへ配送される。例としては、釧路港境港広島港高知港鹿児島港等々が挙げられるが、比較的規模がある工業港には大抵設置されている。漁港にも、漁船に燃料を補給するため、漁業協同組合の油槽所が存在する。

内陸型は、工業港から遠い、内陸の地域に設置される。石油製品は製油所からタンクローリーや鉄道貨車で持ち込まれる。鉄道輸送に関しては、日本石油輸送日本オイルターミナル、管理は石油会社や日本オイルターミナルが多く行っている。例としては、日本貨物鉄道村井駅南松本駅に隣接する松本ターミナル、郡山駅に隣接する郡山ターミナル、北旭川駅に隣接する旭川ターミナル等である。

共同油槽所

油槽所は元売業者が専用に使用することが多いが、複数の元売業者が共同で使用する油槽所もある。その場合、各元売業者のガソリンが同一のタンクに混合され保管されている。主要なものに、東西オイルターミナル(ENEOSコスモ石油の共同)がある。共同油槽所が設置されている地域では共同配送されていることがあり、例えば、ENEOSのガソリンスタンドにコスモ石油のレギュラーガソリンが搬入される事例もある。

関連項目


油槽所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 05:29 UTC 版)

昭和シェル石油」の記事における「油槽所」の解説

新潟石製品輸入基地新潟県新潟市東区、旧・新潟製油所2010年8月31日、旧製油所跡地活用した1Mw規模太陽光発電施設新潟雪国型メガソーラー発電所」の稼働開始した日本の石元売大手商業用太陽光発電事業着手するのは初めて。 釧路西港油槽所(北海道釧路市塩釜油槽所(宮城県塩竈市佐渡油槽所(新潟県佐渡市広島油槽所(広島県安芸郡坂町唐津油槽所(佐賀県唐津市清水LPG基地静岡県静岡市清水区碧南LPG基地愛知県碧南市高松アスファルト基地香川県高松市

※この「油槽所」の解説は、「昭和シェル石油」の解説の一部です。
「油槽所」を含む「昭和シェル石油」の記事については、「昭和シェル石油」の概要を参照ください。

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