国々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 14:28 UTC 版)
ルナルの世界には、リアド、ジャナストラ、マーディールの三つの大陸が存在する。「ルナル・サーガ」で扱われるのは、そのうち最も東に位置し「曙の大陸」と称されるリアド大陸の諸国である。ルナルの続編にあたる「ユエル・サーガ」ではジャナストラ大陸が舞台になる。 グラダス五王国 リアド大陸の南東部、グラダス半島に存在する五つの王国。小説ルナル・サーガ、リプレイ第1部~第3部など多数の作品の舞台となっている。ヨーロッパ的な雰囲気の強い土地柄が多い。トリース森王国(トリース森林共和国) グラダス西部の国。エルファの大居住区であるサイスの森があること、またそれゆえに自然森を人間が利用できず、人間用に植林された人工森も多いことから森王国と呼ばれる。官僚制度が発達しているが、形骸化した制度による政治腐敗が激しい。後にアンディ・クルツの主導の下、共和国へと政体を変更する。 ファイニア低地王国 グラダス北西部の国。地盤沈下の進む湿地帯が国土の大半を占める。農業や鉱業が期待できないところから、強い軍事力を背景にした傭兵派遣業や、機械工業による加工貿易などに力を入れている。 ソイル選王国 グラダス北東部の国。豊かな農地の広がる農業国。かつては小王国が連合して成立した帝国であり、現在も国を代表する6家の貴族「選王家」の当主のうちから、貴族や騎士たちの投票によって国王を選出する制度がある。 オータネス湖王国 グラダス東部の国。国土の大半を占めるオータン湖の中央には、岩壁で囲まれた湖の中に無数の悪魔がひしめく「魔性湖」があり、この監視がこの国の重大事である。その一方で退廃的な芸術や学問振興でも知られる。 スティニア高地王国 グラダス南部の国。高山地帯に点在する城塞都市が結びついて国を成している。国民の気風は閉鎖的で、謎めいた陰謀の噂も多い。王家からは数世代に一人、卓越した頭脳とカリスマを持つ〈黄金の姫〉が生まれるという。 トルアドネス帝国 リアド東部に勃興した新興の大国。当時存在していたザノン王国の腐敗を正す目的で勃興し、僅か20年足らずでリアド最大の版図を得るに至った。「青の月のみを崇め、赤の月信仰を認めない」という極端な秩序主義を掲げており、国内の粛正だけでなく近隣諸国を侵略する大義名分ともなっている。ただし、現在は建国帝の唐突な戦死により、侵略は中断された状態。モデルは中国(特に唐朝、元朝)。 広大な国土の統治は、帝都ディネス=トルアを含む直轄領と、ハン=トルア、ブラン=トルア、ペテル=トルア、ザノス=トルアの「四公国」による分割統治として行われている。ハン=トルア ドワーフの国で青の月信仰の中心地。地下には活動状態にある数少ない〈龍〉であるモンちゃんが住んでいる。 ブラン=トルア 魔術師団〈第二の夜明け〉が本拠を置く魔法都市。住人の大半が魔術師団の関係者やその取引先で人口は小さい。 ペテル=トルア 巨大な港のある港湾都市で対外貿易の中心地。元々船舶関係の赤の月信者が多かったことから、赤の月寛容派のウォルフィリー・ベイトが統治しており、派手な布教さえしなければ赤の月信仰も黙認されている。 ザノス=トルア 旧ザノン王国の首都で四公国中最も人口が多い。戦争による被害が首都ディネス=トルアと並んで大きく、治安の悪い地域も目立つ。 赤の三国 トルアドネス帝国周辺に位置する三つの国。青の月のみを信仰する帝国との対立から「赤の三国」と呼ばれるが、必ずしも赤の月信仰が盛んなわけではない。東洋的な雰囲気の強い国で構成されている。ルークス聖域王国 北方の山岳地帯を領地とする王国。寒冷で厳しい自然に囲まれた国だが、人間と双子の月の神々がはじめて契約を結んだ地とされており、リアドにおける双子の月信仰の総本山として認知されているため信仰心篤い人々が集う。統治者である「巫王」は、転生によって何度も蘇りこの国を治め続けているという。 カルシファード侯国 カルシファード編の舞台。内海の小島に住む民族と、旧ザノン王国から派遣された軍団が結びついて独立を宣言し、形式的にザノンの属国として統治していた。長く鎖国政策を取っていたが、ザノンの滅亡に伴って亡命してきたザノン王族が、観念上のものだった支配権を盾に取って反帝国の決起を求めている。統治権の二重性や鎖国路線の変化など、日本における幕末の様相を呈した国。 ゼクス共和国 南方の草原に住む遊牧民族の国。住民には国家意識が薄く、複数部族の共同体といった意味合いが強い。信仰は赤の月が主流であり、また彷徨いの月の種族も多く住んでいる。 その他 鬼面都市バドッカ 小説「ルナル・ジェネレーション」や『ガープス・ルナル』のサプリメント『ガープス・ルナル・アドベンチャー 鬼面都市の冒険』の舞台としての他、度々作中に登場する都市。グラダス半島の東端に位置し、海に面した岩壁に刻まれた巨大な鬼の顔に張り付くように都市が建設されている。 50年前にこの地でグラダス五王国の和平条約が締結されて以来、どの国にも属さない中立都市となっている。そのため、新参者に対してもバドッカに入る以前の経歴を問わない気風があり、様々な種族、様々な過去の持ち主が入り乱れて事件やトラブルも多い。ゲームにおける小冒険の舞台としても推奨される街。 垂直都市ピール グラダス半島北部にある独立都市で魔術師会議が統治する。名の由来は全高10~100m程の多数の円柱が林立しており、そこが魔術師達の住まいとなっていることから。 巨大なパワーストーン(魔力のコンデンサー)や儀式の失敗時の被害低減効果のある塔等が存在しており、グラダスにおける魔法研究のメッカとなっている。 地下は邪術師や盗賊等の表の世界に出られない存在の拠点となっているが、地上にいる魔術師達とは相互不可侵協定が結ばれている。 紫の群島 大陸西部に存在する小島群。商業中心の都市国家が多数存在し、この地で鋳造されたムーナ硬貨がリアド経済の基本となっている。ゲーム的には設定が少なく、ユーザーの独自設定を受け入れることを前提とした地域。「紫」の名からも分かるように、他の地域では珍しい「赤と青の両方の月を同時に信仰する」者が多いのが特徴。
※この「国々」の解説は、「ルナル・サーガ」の解説の一部です。
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「国々」の例文・使い方・用例・文例
- これらの国々は経済的に多少は合衆国に依存している
- 他の国々がその計画に反対した
- 英語を使う国々
- その国は多くのヨーロッパの国々と貿易している
- その国々は強力な統一国家を形成した
- 歴史を通して、多くの国々は強国から守るために事大主義を採用していた。
- 他の国々の核武装を禁止する前に、その国が核兵器を放棄すりゃいいのに、と思うよ。
- 沢山の国々
- それによって多くの国々が多文化的になってきている。
- 欧州経済共同体の国々
- 文化は国々によって異なる。
- 彼は未知の国々の事実を収集しながら世界中を旅行する。
- 彼は東洋の国々の文化を研究していた。
- 彼はヨーロッパのたいていの国々を訪ねた。
- 熱帯の国々ではたいてい10代で結婚するという話である。
- 日本は、世界の多くの国々と貿易している。
- 多くの国々で内戦が起きている。
- 多くの国々が処刑を廃止した。
- 多くの国々が経済の分野で困難な諸問題を抱えている。
- 今日私たちは遠い国々へも飛行機で簡単に行ける。
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