第二の夜明け(Second Dawn)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 07:33 UTC 版)
「前哨」の記事における「第二の夜明け(Second Dawn)」の解説
ある惑星では2つの種族、アセレナス族とミスラニア族が対立していた。2種族は近縁種であり、数学と哲学などの精神能力には長けていたが、物質を使いこなす技術は劣っていた。家屋や道具、衣類をはじめ、どんな種類の人工物の知識はなかった。ある日、何週間もの探検にでかけていたアセレナス族の1人の男が戻ってきた。死んだと思われていた賢者が、20年ものあいだミスラニア族の領土で暮らしているというのだ。その賢者が会いたがっているという。戻ってきた男と、一組の男女が出発した。旅の22日目に、森を抜けると大きな川が現れた。ここは渡れないので水深が浅くなる川上に行こう、という連れの男に対して、戻ってきた男は川下に行くという。川下のほとりにある大木には、太い綱が結ばれ、それは対岸の木まで伸びていた。そして、アセレナス族とミスラニア族の混合チームの手によって、3人は川を渡ることができた。やがて一行はある村に着いた。そこにはフィレナス族がいた。アセレナス族とミスラニア族はひづめの手足だったが、それらはひづめの代わりに、10本の触手を持つ種族だった。手先の器用なフィレナス族は、簡単な道具から始まり、織物や陶器、旋盤やろくろも発明していた。そしていまフィレナス族は、金属時代に入ろうとしていた。
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