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CFDの天然ガス相場の見方

 

天然ガスは、石油や石炭と同じく化石燃料の1つです。

次の図は天然ガスの生産量をグラフに表したものです。ロシアやアメリカ合衆国、カナダなどでの生産量の多いことがわかります。

BP Statistical Review of World Energy June 2012より

2012年8月現在、ロシアやイラン、カタールなど天然ガス輸出12か国から構成されるGas Exporting Countries Forum(GECF)では、ガス版OPECの設立を目指しています。GECFの動きや、GECFに加盟していないアメリカ合衆国やカナダをはじめとする欧米諸国の動きなどは天然ガス相場に大きな影響を与える可能性があります。

なお、GECFにはリビアやエジプトといった政情不安定な国々が加盟しています。これらの国々の政情も天然ガス相場に影響を及ぼす可能性があります。

次の図は天然ガスの消費量をグラフに表したものです。アメリカ合衆国やロシアなどでの消費量の多いことがわかります。また、変化率ではイランや中国などで消費量が伸びています。


2011年IEA(国際エネルギー機関)は、世界の脱原発の動きの広がりにより天然ガスの需要が伸びていることから、2030年までには石炭を抜いて石油に次ぐ第2のエネルギー源になるという見通しを発表しています。また、GECFでは2011年11月に天然ガスの価格引き上げを目指すことで一致するなど、天然ガス相場の上昇要因がいくつか出ていますが、2012年8月現在、その兆候は見られません。2012年8月の価格は、2007年の高値に比べると4分の1以下まで下落しています。

次の図は、天然ガスの価格をチャートに表示したものです。

(2012年08月02日更新)



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