テロメアとは? わかりやすく解説

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テロメア【telomere】


テロメア

同義/類義語:染色体端部
英訳・(英)同義/類義語:telomere

真核生物線状染色体末端部には特定の繰り返し配列(テロメア配列)が存在しテロメラーゼというRNAを含む酵素によって合成される。この酵素は正常細胞では一時的にしか働かないために、テロメア配列細胞分裂繰り返すたびに短くなり、これが細胞老化の原因一つとも考えられている。

テロメア

【英】: Telomere
真核細胞での染色体末端部分のこと。染色体複製安定化必要な特殊な構造を持つ。その構造は、固有の塩基配列何度も繰り返した構造をしており、たとえばヒトの場合塩基からなる繰り返し配列である。

テロメアにはTRF1やTRF2という、特有のタンパク質複合体結合して構造をとり、末端部分安定化させている。テロメアの長さ精子胎児細胞長く細胞分裂繰り返すごとに短縮され老化癌化関連するといわれている。

細胞

染色体

塩基配列

塩基

タンパク質


テロメア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/27 16:19 UTC 版)

テロメア (telomere) は真核生物染色体の末端部にある構造。染色体末端を保護する役目をもつ[1]。telomere はギリシア語で「末端」を意味する τέλος (telos) と「部分」を意味する μέρος (meros) から作られた語である。末端小粒(まったんしょうりゅう)とも訳される。




「テロメア」の続きの解説一覧

テロメア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/02 04:08 UTC 版)

ヘテロ核リボ核タンパク質」の記事における「テロメア」の解説

いくつかのhnRNPはテロメアと相互作用する。テロメアは染色体末端保護しており、細胞寿命関係していることが多い。hnRNP D(英語版)はテロメアのGリッチリピート領域結合し、おそらくテロメアの増幅阻害する二次構造形成しないよう安定化している。 hnRNPテロメラーゼとも相互作用することが示されている。テロメラーゼはテロメアを伸長し分解防いでいる。hnRNP C1/C2(英語版)はテロメラーゼRNA要素結合し、テロメアへアクセスする能力を向上させている。

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テロメア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/18 15:28 UTC 版)

アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く」の記事における「テロメア」の解説

一部を除く純血レーヴァテイル達の『中核三角環』の活動制御する機構通常中核三角環』は150年上の活動には耐えられない為、レーヴァテイル生命活動に異常が発生する前にテロメアの制御によってその生命活動停止させる事となっている。

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テロメア

出典:『Wiktionary』 (2021/07/17 01:42 UTC 版)

名詞

テロメア

  1. 真核生物染色体末端部にある構造染色体末端保護する役目をもつ。語源 telomere転写末端小粒とも。

関連語

翻訳


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