大核とは? わかりやすく解説

大核

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 04:00 UTC 版)

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大核(だいかく)とは繊毛虫細胞にある2種類の細胞核のうち大きい方のこと。小さい方は小核という。

遺伝子発現の機能を持ち、代謝や運動など生殖以外の細胞機能を司る。

細胞分裂では核の形を保ったまま分裂(無糸分裂)する。接合の際には大核は消失し、小核の核融合により新しい大核が形成される。つまり大核は多細胞生物でいう体細胞系列に相当し、小核は生殖系列に当たる。

大核は数百個の染色体からなり、同じ染色体が約50コピーある極端な倍数体である。また大核形成の際に一部の塩基配列が除去されてつなぎ合わされ(スプライシング)、小核に保存された本来の配列とは異なる配列となっている。大核は核分裂で染色体を正確に分配する機構を持たず、大核ゲノムがいかにして維持されるかは正確には不明である。


大核

出典:『Wiktionary』 (2021/07/17 01:55 UTC 版)

名詞

だいかく

  1. 生物学原生生物繊毛虫類細胞にある2種類細胞核のうち大きい方のこと。多細胞生物における体細胞系列相当する。主とも。

語源

英語: macronucleus

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