特殊な構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 08:18 UTC 版)
「プレストレスト・コンクリート橋」の記事における「特殊な構造」の解説
PCラーメン橋 橋脚と橋体がコンクリートによって一体化している。支承が無いためにコスト削減が可能である。張り出し架設方式で建設することが多い。 PCアーチ橋 近年、巨大なコンクリートアーチ橋を建設されるケースが、しばしば見られるようになった。建設費用は高くなるが、景観が良好である。 PC斜張橋 PC構造による斜張橋(しゃちょうきょう)。塔部分からケーブルが斜めに張られるためにこのように呼ぶ。モニュメント的に製作されることが多い。架設は支保工方式もしくは張り出し架設方式によっておこなう。200m〜400m程度の大規模な支間に適している。日本で最長のものは矢部川大橋(中央支間261m)。 外ケーブル方式(英語:External Cable) 通常コンクリート内部に埋設するPC鋼材がコンクリート外に出ているものを外ケーブルと言う。コンクリートの突起部を作り定着する。箱桁において採用される。箱桁内部からさらにケーブルが外部に露出したものをエクストラドーズドと呼ぶ。 エクストラドーズド橋 外ケーブルを主桁の外にまで出した構造。主塔を用いることから外観は斜張橋に似ているが、挙動は桁橋に近い。斜張橋に比べ大幅にコストが低く、支間100〜200mの橋梁に採用事例が増えている。日本で最長のPCエクストラドーズド橋は徳之山八徳橋(支間長220m)。 波形鋼板ウェブ橋 近年、高速道路で採用事例の多い方式で、複合構造の一種である。主として箱桁断面のウェブ部材(腹板)を波形加工をした鋼板に置き換えたものである。同種のPC橋より、上部工重量を30%程度軽減できる。
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特殊な構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:41 UTC 版)
植物が葉を変形させて、様々な用途に対応することは、色々な場合に見られる。特に、ほとんど全ての植物に共通するのは、生殖への対応である。種子植物の属する系統では、胞子は葉の上に生じるため、それに絡む様々な葉の変形が見られる。花や、その要素である花びら、雄しべ、雌しべも葉の変形であり、従って、果実も葉に由来するものと考えられる。 植物にとって、葉は環境との重要な接点であり、また、一番弱い部分でもある。そのため、生育環境などによって、様々な形の葉があり、一見して葉と思えない場合もある。 乾燥に対しては、葉は弱い部分でもあり、様々な適応を見せる。普通、分厚く、小さくなったり、あるいは葉に水をためる仕組みを発達させるものが多い。特に、乾燥地に生育して、そのような葉や茎に水を蓄える植物を多肉植物という。特に葉の適応として特殊なのは、サボテンなどに見るように、葉を同化器官として使わなくなり、棘にしてしまったものがある。 食虫植物では、葉が様々な形に変形し、昆虫を捕らえ、消化吸収する仕組みを発達させている。特に、ウツボカズラのように袋となったもの、ハエトリソウのように罠になったものは目立った形をしている。 つる植物では、木に登り、体を支えるための構造として、巻きひげやひっかかるための鈎を発達させるものがあるが、葉を変形させてそのような部分にしている場合もある。
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