特殊な構造または使用形態のエレベーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:48 UTC 版)
「エレベーター」の記事における「特殊な構造または使用形態のエレベーター」の解説
建築基準法に規定されるエレベーターは、前記に規定されるもの以外に以下のものが規定されている。 天井救出口が無いエレベーター かごの天井部に救出用の開口部を設けないエレベーター。 オープンタイプエレベーター 昇降路の壁または囲いの一部を有しないエレベーター。 昇降行程が短いエレベーター 昇降行程が7 m以下の乗用エレベーター及び寝台用エレベーター。地震時管制運転装置など一部の安全装置が緩和されている。 定格速度が速いエレベーター かごの定格速度が240 m/min以上の乗用エレベーター及び寝台用エレベーター。 ホームエレベーター かごが住戸内のみを昇降する昇降行程が10 m以下のエレベーターで、かごの床面積が1.1 m2以下のもの。通常の乗用エレベーターと比較して安全装置の一部が緩和されている。また、建築基準法第12条に規定される定期報告が義務付けられていない。 かごの戸、天井などが無い自動車用エレベーター 自動車運搬用エレベーターで、かごの壁または囲い、天井および出入口の戸の全部または一部を有しないもの。 ヘリポート用エレベーター ヘリコプターの発着の用に供される屋上に突出して停止するエレベーターで、屋上部分の昇降路の囲いの全部または一部を有しないもの。 ロングスパンエレベーター 資材や作業員を搬送する建設工事用の幅の広い仮設のエレベーター。 段差解消機 車いすに座ったまま使用するエレベーター。かごの定格速度が15 m/min以下かつその床面積が2.25 m2以下で、昇降行程が4 m以下または階段および傾斜路に沿って昇降するもの。なお、荷物用のリフトはこの規定によらない。 いす式階段昇降機 階段及び傾斜路に沿って一人の者がいすに座った状態で昇降するエレベーターで、定格速度が9 m/min以下のもの。
※この「特殊な構造または使用形態のエレベーター」の解説は、「エレベーター」の解説の一部です。
「特殊な構造または使用形態のエレベーター」を含む「エレベーター」の記事については、「エレベーター」の概要を参照ください。
- 特殊な構造または使用形態のエレベーターのページへのリンク