かこい〔かこひ〕【囲い】
読み方:かこい
2 周囲を取り巻くもの。特に、塀や垣根など。「畑に—をする」
3 野菜などを出盛りの季節の後まで蓄えておくこと。また、その場所。「—がきく」
4 「囲い者」の略。
5 《茶道の祖珠光(じゅこう)が慈照寺の四畳半を方丈になぞらえ、ついたてなどで囲ったところから》茶室。
7 将棋の陣形の一。金将・銀将で王将を取り巻いて守る形。矢倉囲い・美濃(みの)囲いなど。
8 (「鹿恋」とも書く)江戸時代、上方の遊女で、太夫・天神に次ぐ位の者。囲い女郎。
「名を知らぬ—さへ、これはと心を動かすは」〈浮・一代男・七〉
[下接語] (がこい)板囲い・仮囲い・霜囲い・外囲い・道安(どうあん)囲い・船(ふな)囲い・美濃(みの)囲い・矢倉囲い・雪囲い・藁(わら)囲い
囲い
囲い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 01:28 UTC 版)
- ^ 一瀬浩司 (2017年10月22日). “初心者がはじめに覚えるべきこと。玉を守るための「囲い」とは?|将棋コラム”. 日本将棋連盟. 2019年3月1日閲覧。
- ^ a b 一瀬浩司 (2017年10月25日). “囲いにはどんな種類がある?代表的な3つの囲いをご紹介|将棋コラム”. 日本将棋連盟. 2019年3月1日閲覧。
- ^ 『日本将棋用語事典』pp.61-62
囲い(かこい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:11 UTC 版)
王将を守るため、そのすぐそばにある駒のこと。
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囲い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/23 00:12 UTC 版)
△持ち駒 残り駒全部 ▲持ち駒 銀桂囲いを崩す詰将棋の例 実戦で表れる囲いによって玉が囲われている形式の問題も存在する。右に例としてあげた美濃囲いや矢倉囲い・穴熊囲いなどに玉が囲われている物である。 このような問題は、将棋の手筋の本などに収録されることもある。この場合、実戦での応用を目的とするため詰将棋としては不完全(持ち駒が余ったり複数の詰手順が存在したりする)なものもある。また、実戦では「長い詰みより短い必至」という言葉があるように必至をかけてしまう方が手数も少なく簡単な場合が多い(右の図ならば▲6一竜など)。 このような問題を「陣形図式」と呼ぶこともあるが、別の形式で同じ呼ばれ方をする物がある(次項参照)。
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囲い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 06:26 UTC 版)
まず飛車を5筋に振る。そして右銀を3八に、玉を2八に、左金を5九に、左銀を6八に動かして囲いを作る。この囲いが平目に似ていることから、この戦法の名前が付いた。 この囲いは美濃囲いの変形であるが、金銀4枚からなり、駒の利きの連結も良く、低く構えており、とても堅い。そのため飛車・角の打ち込みに対しても強い。平目は振り飛車でありながら、振り飛車が通常不利とされる角交換を積極的に行える。
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囲い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 21:33 UTC 版)
△ 持ち駒 角歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 香 桂 桂 香 一 銀 金 王 金 二 歩 歩 歩 歩 歩 銀 歩 三 飛 歩 歩 四 飛 五 歩 歩 歩 六 歩 桂 歩 歩 歩 歩 七 金 玉 銀 八 香 銀 金 桂 香 九 ▲ 持ち駒 角歩▲イチゴ囲いvs△カブト矢倉の例 △後手 持ち駒 なし 9 8 7 6 5 4 3 2 1 香 桂 銀 桂 香 一 飛 金 王 金 角 二 歩 銀 歩 歩 歩 三 歩 歩 歩 歩 四 五 歩 歩 歩 六 歩 角 歩 歩 歩 歩 七 銀 玉 金 銀 飛 八 香 桂 金 桂 香 九 ▲先手 持ち駒 歩▲金無双vs△イチゴ囲いの例 △後手 持ち駒 歩 9 8 7 6 5 4 3 2 1 香 飛 王 香 一 金 角 金 銀 二 桂 銀 桂 歩 歩 三 歩 歩 歩 歩 歩 四 歩 歩 五 歩 歩 歩 角 銀 六 歩 歩 銀 金 歩 歩 桂 七 玉 金 飛 八 香 桂 香 九 ▲先手 持ち駒 歩図は△4四歩まで相掛かり持久戦の一例 先手は中住まいが主流で、中住まいは中原流相掛かりとの相性がよい。腰掛け銀には、イチゴ囲い、カブト矢倉など▲6八玉型(△4二玉型)も主流で、中原流相掛かりの後手もこの形が多い。機をみて▲6八玉(△4二玉)〜▲6六角(△4四角)〜▲7七玉(△3三玉)〜▲8八玉(△3三玉)と堅くする場合もある。他には▲7八玉型(△3二玉型)の金無双など。 腰掛け銀や早繰り銀に5筋の歩を突いて対抗する場合は雁木に代表される▲6九玉(△4一玉)や後手雁木であると右玉がしばしば指される。また▲6九玉(△4一玉)型では、中原囲いも古くから愛用されている。 ▲7九銀(△3一銀)型の場合は銀が壁になっているので、カニ囲いにするなどして解消し、さらに矢倉に発展する場合もある。持久戦になると、後手では菊水矢倉から組み替え銀冠を用いることも多い。 一般的な相掛かりは飛車先を交換しており、角がにらみあっているために、相矢倉や角換わりのように玉を8八・2二の地点に移動した戦型、持久戦になることは少なく、例えば▲中住まい対△4二玉型などのまま戦いになることが多い。 一方で右図「相掛かり持久戦の一例」は先手▲3六銀-3七歩-1七桂型-1五歩の布陣で持久戦となった一例である。先手は矢倉、後手は菊水矢倉となっているが、飛車先の歩が切れているので相掛かりの出だしとわかる。図から▲2五桂と跳ね、つぎに▲1三桂成と突っ込んで△同銀▲1四歩があり、△2五同桂なら▲同銀からつぎに▲1四歩△同歩▲同銀、となる端攻めがねらいとなっている。
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「囲い」の例文・使い方・用例・文例
- 囲いの破れ目
- 金網の囲い
- その村は霧の囲いに覆われた。
- 彼は牛たちを囲い場に連れて行った。
- 犬は囲いを跳び越えて庭に入ってきた。
- 家の周りには囲いがしてある。
- 囲い込みに関する要点は、エスニック・グループの構成を明確に記述しなければならないということである。
- この囲いの中には何種類もの動物がいます。
- その土地には囲いがめぐらされていた.
- その地域には一般の人が立ち入らないように囲いをしてある.
- 迷い出た牛を囲いに入れる.
- 彼は馬を引いて囲いに入れた.
- 囲いをする
- 庭に囲いをする
- 囲い内
- 囲い者をする
- 鶏を囲いの中に入れておけ
- 普請中の板囲い
- 囲い者の隠宅
囲いと同じ種類の言葉
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