4六金戦法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/20 08:33 UTC 版)
4六金戦法(よんろくきんせんぽう)[1]は将棋の戦法の一つ。居飛車舟囲い急戦の一種で平手では中飛車に対して用いられる。5七金戦法[2]とも呼ばれ、金立ち戦法[3]の一つ。先手番でも後手番でも採用できる。
注釈
- ^ 但し、▲5五金以下△5四歩▲2四歩△同歩▲3四歩に△同銀や△4二角であれば▲4四金であるが、△2二角に▲2三歩として△3一角▲4四金は、以下△同銀▲同角に△3四飛と浮き、▲1一角成△6四角▲3七歩△3六歩のとき、2三の歩が邪魔になって▲1二馬と飛車取りにあてることができない。したがって、△2二角には▲5六金で、以下△3四飛ならば▲4六金としておくのがよいとされる。
出典
- ^ 『現代に生きる大山振り飛車』40頁。『序盤戦!!囲いと攻めの形』126頁
- ^ 『現代将棋の急所』を参照。
- ^ a b 『加藤流振り飛車撃破』132頁
- ^ 『消えた戦法の謎』74頁
- ^ 加藤治郎『将棋のコマおと』(旺文社文庫)P.53
- ^ 高橋道雄「緊急レポート居飛車vs振飛車プロ間における最近の序盤傾向の研究」第2回 三間飛車中飛車編(『将棋世界』1983年2月号所収)
- ^ 『現代に生きる大山振り飛車』43-44頁
- ^ 『消えた戦法の謎』69頁
- ^ 『現代に生きる大山振り飛車』54頁
- ^ 棋譜。第37期棋王戦本戦3回戦谷川浩司対中川大輔戦を参照。実戦は第6図から△8六歩▲同歩△7五歩▲6五歩△7七角成▲同桂△7六歩▲同銀△8六飛▲7五銀△7六飛▲6六角△4四銀▲4五歩△3三銀▲5五歩△4五金▲3七桂△6七角▲5七飛と進み、以下後手は△4九角成~△5六歩~△4六金打で勝利する。
- 1 4六金戦法とは
- 2 4六金戦法の概要
- 3 概要
- 4 脚注
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