脇システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/02 15:37 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動脇システム(わきシステム)とは、将棋の戦法の一つであり。矢倉戦のうち相矢倉で用いられる戦法。昔からある形であるが、特に脇謙二が詳細に研究し、多用したためこの名がつく。
相矢倉戦の序盤、後手△6四角に対して、先手も▲4六角と角をぶつけ、角同士を睨み合わせたまま、先後ほぼ同形で駒組みを進める。
ここから、
- 角交換して同形のまま相手に手を渡す
- 端歩を突き越して▲3五歩
- ▲2六銀から棒銀
などが本筋の攻めとなる。
非常に研究の進んだ戦法として知られ、棋士によっては詰みまで研究しているとも言われる。そのため三浦弘行などの研究熱心な棋士が得意としている。
また、藤井猛により片矢倉(天野矢倉)との相性が良いことが発見された。この組み合わせに▲2五歩を早めに突くなどの工夫を加えて戦法として確立したものが藤井流早囲いと呼ばれる。
脚注
参考文献
- 脇謙二『単純明快矢倉・脇システム』毎日コミュニケーションズ、 1994年、ISBN 978-4895636148
関連項目
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脇システム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 14:37 UTC 版)
角が4六と6四で向かい合う形を脇システムと呼ぶ。脇謙二が得意とした形である。互いに角が取れるが、とると1手損になるので、向かい合ったまま駒組みが進むケースが多い。タイミングを見て角交換し、▲6一角や▲4一角を狙うのが主眼。研究のしがいのある戦法で、詰みまで研究されている変化もあるといわれる。
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