槍将棋とは? わかりやすく解説

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槍将棋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/15 03:20 UTC 版)

槍将棋(やりしょうぎ、Yari Shogi)とは、将棋の一種であり、2人で行うボードゲーム(盤上遊戯)の一種である。

1981年にクリスチャン・フリーリング (Christian Freeling) が発表した、ごく新しい将棋である。「槍」とは香車のことであり、香車そのものは登場しないが、駒のほとんどが香車に似た動きができるのが特徴である。駒の名前は本将棋と同様だが、多くの駒の動きは本将棋とは非常に異なる。

将棋の変種ではあるが、誕生はアメリカである。そのため日本国内よりも国外でよく知られている。

ルール

  • 盤面が縦9マス、横7マスで、自分から見て手前の3段が自陣、相手から3段が敵陣である。
  • 駒はそれぞれ玉将を1枚、飛車角行桂馬を2枚ずつ、歩兵を7枚持つ。玉将は将棋と同じ動きだが、他の駒は動きや成り方が本将棋とは異なる。
  • 目的が玉を詰めることであることや、持ち駒が使えること、二歩行き所のない駒が打てない事などは本将棋と同様である。ただし打ち歩詰めは禁じ手ではない。

初期配置図

駒の動き

○はその位置に動けること、☆はその場所まで飛び越えて行けること、線はその方向に走れることを表す。

元の駒 動き 成駒 動き
玉将(King,ぎょくしょう)
     
   
 
 
   
         
八方向に1マスだけ動ける。これが詰められたら負け。本将棋と同様。 - - -
飛車(Forward Rook,ひしゃ)
       
       

         
         
前と横に何マスでも進める。飛び越えては行けない。 成飛車(Rook,なりひしゃ)
       
       

       
       
前後と横に何マスでも進める。飛び越えては行けない。
角行(Bishop,かくぎょう)
   
   
   
   
         
         
前に何マスでも進める。飛び越えては行けない。また斜め前に1マス進める。 金将(Gold,きんしょう)
     
   
 
 
       
       
前、斜め前、横に1マス動ける。また後ろに何マスでも進める。飛び越えては行けない。
桂馬(Knight,けいま)
       
   
   
         
         
前に何マスでも進める。この時飛び越えては行けない。また前へ2、横へ1の位置に駒を飛び越えて移動できる。 金将(Gold,きんしょう)
     
   
 
 
       
       
前、斜め前、横に1マス動ける。また後ろに何マスでも進める。飛び越えては行けない。
歩兵(Pawn,ふひょう)
 
       
   
   
         
         
前に1マスだけ動ける。 銀将(Silver,ぎんしょう)
     
   
   
   
       
       
前と斜め前に1マス動ける。また後ろに何マスでも進める。飛び越えては行けない。

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