もち‐じかん【持(ち)時間】
持ち時間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/27 02:13 UTC 版)
持ち時間(もちじかん)とは、将棋、囲碁などのボードゲームをする際にあらかじめ定められた対局に使用できる時間限度のこと。持ち時間を使い切った対局者は負けとなるのが通例。対局両当事者に同じ持ち時間を定めることで公平を保ち[注 1]、ゲームの途中放棄や故意の遅滞による相手への嫌がらせを排除する目的で設定される。
注釈
- ^ 逆に、不均衡な持ち時間をハンデキャップとして使うことも可能である。例えば、女流王位戦の記念対局(非公式戦)では、女流王位が1時間、王位は10分という時間差で対局を行う。
- ^ 大平のケース(2005年3月18日・竜王戦昇級者決定戦1回戦・対児玉孝一戦)は、埼玉で行われたZONEのコンサートに、対局場の大阪から駆けつけるためであり、「トリビアの泉」(2006年6月7日放送)でも紹介された。
- ^ a b 日本将棋連盟公式サイトの表記に準ずる。
- ^ 『近代将棋』連載の「名人義雄」によると、日本将棋連盟設立前の対局である、1921年の木村義雄四段対金子金五郎四段(段位は当時)戦では持ち時間は設定されておらず、3日間の長丁場の戦いとなっている。
- ^ 2日制のタイトル戦番勝負の場合、残り時間が少ない方の対局者の持時間が2時間となるように同じ時間が加算される。
出典
- ^ a b c d e f “対局に遅刻をしたときはどうなる?意外と知らない、将棋の「時間」についてまとめてみました|将棋コラム|日本将棋連盟”. www.shogi.or.jp. 2023年10月23日閲覧。
- ^ a b c d TIMES編集部, ABEMA. “羽生善治九段、フィッシャールールの戦い「慣れた人も増えて洗練されてきた」「日によって出来不出来の波が結構ある」/将棋・ABEMAトーナメント | ニュース | ABEMA TIMES | アベマタイムズ”. ABEMA TIMES. 2023年3月28日閲覧。
- ^ “The Origins of Canadian Byo-Yomi”. 2006年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年11月20日閲覧。
- ^ a b “第30回世界アマチュア囲碁選手権戦 静岡大会”. www.nihonkiin.or.jp. 2023年4月23日閲覧。
- ^ 対局規定(第4条 持時間)
- ^ 世界コンピュータ将棋選手権 大会ルール 第22条1項
- ^ 田丸の勝率、里見香奈女流四冠へのコメントと遅刻の罰則規定について - 田丸昇、2013年9月2日(2014年5月28日閲覧)。
- ^ 女流将棋界で対局ボイコット騒動 プロ資格巡り対立 - 日本経済新聞・2013年1月30日
- ^ 対局規定(抄録) - 日本将棋連盟
- ^ a b 日本棋院対局管理規定 - ウェイバックマシン(2004年7月17日アーカイブ分)
- ^ “囲碁用語 秒読み”. 日本囲碁連盟. 2022年11月12日閲覧。
- ^ 棋士の昼食、対極の手 将棋は外食業が協力、囲碁は廃止検討:一面:中日新聞(CHUNICHI WEB)
- ^ NHK囲碁フォーカス 2022/8/14放送分
- ^ 日本棋院対局時間中の外出禁止実施のお知らせ
- ^ 王銘琬『こんなに面白い世界の囲碁ルール』日本棋院、2019年、136-137頁。
- ^ 04. Rules & Regulations for the FIDE World Championship Match (FWCM) 2016
持ち時間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:54 UTC 版)
A級 - 各6時間 / 消費時間の計時:ストップウォッチ方式 B級1組以下 - 各6時間 / 消費時間の計時:チェスクロック方式 (B1は第81期、B2以下は第75期より / 各組ともそれ以前はストップウォッチ方式) 順位戦の持ち時間は6時間であり、あらゆる棋戦の本戦・予選の持ち時間の中で最も長く、1日制のタイトル戦の持ち時間より長い。また、対局開始はタイトル戦が午前9時であるのに対し、その他の通常の対局と同じ午前10時である。さらに、昼夕に各40分(2016年6月より)の休憩を挟む。そのため、順位戦の対局は深夜に及び、日が変わっての終局も珍しくない。 第75期順位戦(2016年度)よりB級2組以下の対局については、ストップウォッチ計時による1分未満の消費時間切り捨てから、チェスクロック計時による1分未満の消費時間算入に改められた。これは、主として記録係を担当する奨励会員の高学歴化が進み、学校を休む必要がある者が増えたためである。記録係の負担を軽くするため、日をまたぐ対局を極力減らし、記録係がなるべく宿泊せず帰宅できるようにする目的がある。このルール変更により、終局が「(平均すると)1時間は早くなりそう」と渡辺明は予想している。第81期順位戦からはB級1組についても消費時間の計測方式がチェスクロック方式による計時へと変更になった。 また、同年6月から他の棋戦を含め昼食・夕食休憩がそれぞれ50分から40分に減らされた(タイトル戦は棋戦によって異なる)。これも同じく、対局時間短縮の意図がある。 両者がバランス良く持ち時間を使い切ると、計時がチェスクロック方式のB級1組以下では23時20分ごろ、ストップウォッチ方式のA級では0時30分ごろに両者1分将棋に突入することになる。
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持ち時間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 15:27 UTC 版)
持ち時間は、ランキング戦、昇級者決定戦、1組の本戦出場者決定戦は各5時間、残留決定戦は各3時間(チェスクロック使用)で行われる。
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持ち時間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:55 UTC 版)
シャンチーの持ち時間は、チェスの方式を元にしており、秒読みは存在しない。対局時計は競技者自身が操作する。具体的な方式は大会ごとの違いが大きいが、最近の主要な大会では、持ち時間60分、1手指すごとに30秒追加(チェスのフィッシャーモードに相当)のように決められていることが多い。持ち時間が15分以内の早指し(快棋)大会もさかんに行われている。 引き分けによる無勝負を避けるための追加試合(加賽)では、先手の持ち時間を後手より多くしておき、そのかわりに引き分けは後手の勝ち、とすることがある。
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持ち時間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:11 UTC 版)
将棋の対局において対局者各自に与えられた時間のこと。こうして対局者は一手を指すまで、各自決められた時間内に指すことになっている。
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持ち時間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:29 UTC 版)
詳細は「持ち時間#将棋」を参照 プロの公式戦では持ち時間を定め、ストップウオッチまたは対局時計(チェスクロック)を用い、時間切れによる勝敗を厳正に定める。 公式戦では、名人戦では9時間、NHK杯では10分というように棋戦ごとに対局者それぞれの累計時間が決められており、その分を使い果たして以降は1手当たりの制限時間(30秒から1分)が課される「秒読み」が主である。プロの公式戦以外では持ち時間なしで最初から1手当たり○秒以内で指す対局も存在する他、一般的な対局では持ち時間がなくなった瞬間に負け(切れ負け)となる「指し切り」も普及している。
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