昼食・夕食
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 17:24 UTC 版)
西部や中部インドネシアの一般家庭では一日一回、朝に調理する。食事の時間は特に決まっておらず、家族全員揃って食べるのではなく、家に着いた者から自由に食べる。一般的に昼食(Makan siang、マカンシアン)は正午から、夕食(Makan malam、マカンマラム)は午後7時から9時までである。お昼に食べ切れなかったおかずはハエよけで覆って食卓に置いておく。夕食の時に温めて、必要であれば簡単な1 - 2種類のおかずを追加して、家族全員揃ってご飯を食べる事もある。 食卓にはクルプック(Krupuk、Kerupuk、Keropok。えびや魚の揚げ煎餅)、ウンピン(Emping)、アボンを常備し、朝食のおかずとして、又ご飯の友として食べる。 朝食を終え、家の掃除をすませると、主婦や家政婦はその日使う食材の買い物に出かけ、市場やスーパーマーケットや移動式食材屋台で野菜や肉を買う。場合によって、冷蔵庫に買い置きする人もいる。小・中学生は授業がお昼くらいに終わるので家に帰り、昼食を家で食べる。前述のとおり食事の時間が決まっていないので、子供たちは家に着くと自由に食事をするが、母親が家にいる時は、子供達と一緒に食べる。 白飯(Nasi)はインドネシア人の食卓に一般的で、野菜料理(スープ〈Soto〉や野菜炒め〈Sayur yang ditumis〉)と肉、魚、テンペ、豆腐などの3 - 4種類のおかずと一緒に食べる。食卓には少なくともサンバルは欠かせない。 インドネシア人は、職場や学校へ行く時に弁当を持っていく習慣がない。幼稚園と小学校では休憩時間があり、家から持ってきたスナックやパンを食べる。都会で働く人々の昼ごはんはほとんど外食で、レストランや屋台で食べる。白飯とおかずをバナナの葉と紙で包んだナシブンクス(Nasi bungkus、ランチパック)を買ってオフィスの食堂で食べる者もいる。
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