長考とは? わかりやすく解説

ちょう‐こう〔チヤウカウ〕【長考】

読み方:ちょうこう

[名](スル)長い時間をかけて考えること。「—した末の一手


長考 チョウコウ

ツモった牌でどれを切るか、若しくは鳴くかどうか長く考えること。

長考

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/15 17:17 UTC 版)

長考(ちょうこう)とは、特に囲碁将棋のような思考型の対戦ゲームにおいて、次の一手を長く考えること。長考の中でも長い長考を大長考と呼ぶ。

概要

長考は故意に遅滞して相手に嫌がらせしているわけではなく、最善手を模索するためにできるだけ多くの選択肢を考慮しているにすぎない。思考型のゲームにおいてこのことはある意味でゲームの本来の目的に適った行為ともいえる。名人による長考が伝説となる所以である。

その一方、長考に陥るのは事前に相手の出方を予想できていなかったためともいえるので、窮余の策に過ぎず、けっして胸を張れる行為ではないとも考えられる。将棋界には「長考に好手なし」という格言もあり、羽生善治は「長考に入るのは迷っている場合が多いため」としている[1]。持ち時間が設定されていない、特に仲間内での勝負等の際は、マナー等の面においてあまり頻繁に長考しないほうが良いとされる。

持ち時間制のゲームでは長考をすれば、それだけ後の残り考慮時間が少なくなる。

将棋の最も長い大長考では2005年9月2日の順位戦青野照市九段と堀口一史座七段の対局で、堀口の56手目に5時間24分がある。

囲碁の最も長い大長考では時間無制限では星野紀の16時間、持時間制では武宮正樹の5時間7分(本因坊戦挑戦手合、1988年)がある。

通信チェスでは一手に一日以上使うこともできる。

郵便将棋や郵便碁では、事実上長考することが可能な仕組みになっている。

脚注

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長考

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 05:19 UTC 版)

麻雀のルール」の記事における「長考」の解説

行動選択時に即座に決定実行しない行為鳴く鳴かないか迷う、あるいは捨てかけた牌をまた引っ込めて考え直すなど他家待たせる焦らせる・ペースを乱すなどの行為もこれに含まれる麻雀制限時間が明確ではないが、平均3秒以内迷った時でも5秒程度テンポ良く行動することが望まれる

※この「長考」の解説は、「麻雀のルール」の解説の一部です。
「長考」を含む「麻雀のルール」の記事については、「麻雀のルール」の概要を参照ください。


長考

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:11 UTC 版)

将棋用語一覧」の記事における「長考」の解説

指し手時間をかけること。対義語は「早指し

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長考

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 04:22 UTC 版)

名詞

ちょうこう

  1. 長時間亘っ考えること。

発音(?)

ちょ↗ーこー

翻訳

動詞

  1. 長時間亘って考える。

活用

サ行変格活用
長考-する

翻訳




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