捨て石

デジタル大辞泉

すて‐いし【捨（て）石／^▽棄て石】

読み方：すていし

１ 道ばたや野原などにころがっている石。

２ 日本庭園で、風趣を添えるために所々に配した石。景石(けいせき)。

３ 橋脚などを造るとき、水勢を弱めるために水中に投入する石。

４ 囲碁で、自分の形勢を有利に導くため、相手に取らせるように打つ石。

５ 鉱山や炭鉱で捨てられる、価値のない石。ずり。ぼた。

６ 将来、または大きな目的のために、その場では無用とも見える物事を行うこと。また、その人。「民族独立のための—となる」

７ 大きな目的を達成するために見捨ててしまう事柄。犠牲。「本土防衛の—として長く忍耐を強いられる」

[補説] 6、7は囲碁の捨て石から。

スラグ用語集

捨て石

読み方：すていし
【英】：riprap,rubble-mound

防波堤、護岸などの基礎に捨込まれた石、防波堤などでは全断面が捨石のみから成るものもある。捨石で造った基礎を捨石基礎（rubble-mound foundation）という。

短編小説作品名辞典

捨て石

作者連城三紀彦

収載図書恋愛小説館
出版社文芸春秋
刊行年月1987.8

収載図書現代の小説 1988
出版社徳間書店
刊行年月1988.5

収載図書恋愛小説館
出版社文芸春秋
刊行年月1990.7
シリーズ名文春文庫

収載図書恋愛小説名作館 1
出版社講談社
刊行年月1995.5

ウィキペディア

捨て石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/07/06 14:16 UTC 版)

囲碁において捨て石（すていし、捨石）とは、意図的に相手に取らせることで利益を得るために打たれる石のことである。序盤からヨセの段階まで、ゲームの進行の各段階においてしばしば用いられる手筋であり手段である。

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「捨て石」の例文・使い方・用例・文例

• 少ない害で岸辺を守るために捨て石が置かれた。
• 彼は日本の政治を改革するため捨て石になろうと決心した.
• 捨て石を打つ