どう‐か〔‐クワ〕【同化】
読み方:どうか
[名](スル)
1 異なる性質・態度・思想などが、感化されて同じになること。また、感化して同じにさせること。「現地の風習に—する」「他民族を—する」
2 知識などを取り込んで、完全に自分のものにすること。「西欧の文化を—する」
3 生物が外界から摂取した物質を、特定の化学変化を経て、自己の成分あるいは有用な物質に合成する反応。植物の光合成など。アナボリズム。同化作用。⇔異化。
4 音変化の一種。同じ語の中にある一つの音(おん)が他の音とまったく同音になるか、一部の性質を共通する音に変わるかする現象。前の音が後の音を同化する場合(順行同化。フロシキ→フルシキ)と、後の音が前の音を同化する場合(逆行同化。オシルコ→オシロコ)とがある。
同化
同化
同化
同化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/19 13:50 UTC 版)
連母音の第二音節が母音のみの場合、逆行同化を起こす。例えばオシエデ(教えて)がオシェデになるような /sie/ から /se/ への変化、アゲテオグ(開けておく)がアゲトグになるような /teo/ から /to/ への変化、コノ アエンダ(この間)からコナエンダになるような /noa/ から /na/ への変化などがある。
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同化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 06:05 UTC 版)
同化(同化作用)とは、外部から取り込んだ物質を生合成する事を指す。ATPや還元型ピリジンヌクレオチドなどの異化反応によって得られたエネルギーを用い、酵素反応を利用し、単純な前駆体を経て核酸、タンパク質、多糖、脂質など複雑な生体高分子さらには増殖を行う過程である。 同化反応は異化のように代謝系に注目するよりも、低分子無機物の取り込み、無機物から低分子有機物の構築、ならびに生体高分子の構築という順に、生体分子の構築過程に注目すると理解しやすい。 なお、無機態の炭素、窒素、硫黄の取り込みを可能にするのは独立栄養生物のみであり、従属栄養生物は生体高分子(有機物)の異化から生合成系へ流れていく。したがって、この点でも異化と同化は関連していることがわかる。
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同化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 15:07 UTC 版)
操兵に搭乗中、操手の意識が身体を離れ仮面に乗り移った状態となること。操兵乗りの極意とされる「人機一体」の極限の姿ともいえる。格の高い仮面を備えた狩猟機で稀に起こるとされている。
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同化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/12 04:01 UTC 版)
東ロンバルド語では、単語境界での逆行同化が一般的である。同化は完全なものも部分的なものもありうる。 完全な同化は、2つの閉鎖音が合わさった時に起こる。この場合、最初の閉鎖音は2番目の閉鎖音に完全に吸収され、結果として生じる音は2番目の子音の全特徴を有するが、かなり伸長する。例として、 el ga fat pàla = [ɛl ɡa fa‿ˈpːalɔ] l'è tròp calt (暑すぎる) = [ˌlɛ trɔ‿ˈkːalt] el gat bianc (白猫) = [el ɡa‿ˈbːjaŋk] 同じ現象は、閉鎖子音が鼻音または流音の直前に来る場合も起こる。 en gat négher ("黒猫") = [ɛŋ ɡa‿ˈnːeɡɛr] l'è tròp mis = [ˌlɛ trɔ‿ˈmːis] so ché strac mórt (死ぬほど疲れた)= [so ˌke stra‿ˈmːort] 完全な同化は、閉鎖音が摩擦音の直前に来る場合にも起こり得る。 例えばl'è nit vért = [ˌlɛ ni‿ˈvːert]。 鼻音+閉鎖音の並びが別の閉鎖音または摩擦音と隣り合うと、最初の閉鎖音は完全になくなり、鼻音は部分的な同化を受ける。 この場合に伸長は起こらない。 例として、 el ga 'l sanch blö (彼は青い血(貴族)だった)= [ɛlˌɡal sam‿ˈblø] l'è lonc fés = [ˌlɛ loɱ‿ˈfes] しかし、閉鎖音が/z/の直前に来る時、同化は両方の子音を伴い、その結果は破擦音となる。 l'è nit zó ècc = [lɛ ˌni‿dːzo ˈɛtʃ] l'è tròp zalt (それは黄色(臆病)すぎる) = [ˌlɛtrɔ‿ˈdːzalt] 音素/n/は、次の子音で調音部位にて同化が可能である。 したがって、/nk/ と /nɡ/内の/n/ は軟口蓋音[ŋ]で、 /nv/ と /nf/内の/n/ は唇歯音[ɱ] である。単語の中では、/p/ および/b/の前で音素/n/ は決して音声転写されず、そこには代わりに/m/ が表記される。/n/ → /m/を含む鼻音の同化もまた単語境界をまたいで行われる。 例として、 en ca (犬) = [ɛŋ‿ˈka] vàghen fò (急げ) = [ˌvaɡeɱ‿ˈfɔ] l'an pasàt (昨年) = [ˌlam‿paˈsat]
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同化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 20:32 UTC 版)
ソグディアナは8世紀中ごろにアッバース朝の支配下に入り、それ以後イスラム化が進行するにつれて、ソグド人の宗教的・文化的独自性は徐々に失われていく。特に9世紀のサーマーン朝治下では、アラビア文字のペルシア語が主流となった。一方、カラハン朝以後のテュルク系イスラム王朝治下でテュルク化が進むと、アラビア文字のテュルク語が支配的となっていく。10世紀の最後の30年間までは、ソグド語とペルシア語を併用するソグド人がいたが、都市部のエリート層から使用者が減っていき、農村部でソグド語が保持された。ソグディアナでは8世以降の史料が少ないため、ソグド語が使われなくなるまでの経緯は不明である。ソグディアナは、イスラム世界がマー・ワラー・アンナフルと呼ぶ地域の一部となった。9世紀から11世紀にかけてソグディアナやホラズムで教育を受けた学者には、ビールーニー、ファーラービー、イブン・スィーナー、フワーリズミーらがいる。中国のソグド人は、ウイグル可汗国の滅亡以降に漢人に同化していった。ソグドの信仰であるゾロアスター教(祆教)は、開封を中心として11世紀まで保持された。テュルク化したソグド人はウイグル人らとともに活動し、貿易や外交で役割を発揮した。 11世紀以降、ソグド人はテュルク人国家のカラハン朝や西ウイグル国で活動していたと推測される。カラハン朝出身の学者であるマフムード・カーシュガリーの『ディーワーン・ルガート・アッ=トゥルク(トルコ語版)』(トルコ語アラビア語総覧)では、西部天山の北麓に11世紀までソグディアナ出身のソグド人集団が確認される。彼らはソグド語とテュルク語(カラハン朝トルコ語(トルコ語版))のバイリンガルであり、テュルクの服装と習慣に染まっていたという。しかし彼らはその1〜2世紀後にソグド文字とソグド語を使わなくなった。西トルキスタンの大部分ではテュルク語やペルシア語に替わったものの、山間部ではソグド語が保たれた。20世紀後半にザラフシャン河上流にあるヤグノーブ渓谷で約3千人のヤグノビ人に話されていたヤグノブ語 は、ソグド語の直系と考えられている。東トルキスタンにいたソグド人は西ウイグル王国や甘州ウイグル王国で暮らし、ほかの民族の中に溶け込んでいった。
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同化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/21 08:17 UTC 版)
互いの色の違いが緩和されて見える現象で、周辺の色と近い性格を持つようになる。背景色に別の色を縞模様や水玉模様として差し込んだときに発生する現象で、背景色が差し込んだ色に近づいて見える。互いの色相・明度・彩度が近いほど、また差し込む色が細かいほど発生しやすい。例えば、みかんが橙の網に入れて売られているのはこの効果を狙ったもので、みかんをより鮮やかに美味しそうに見せることを目的としている。ベツォルト効果とも呼ばれる。
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同化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 07:27 UTC 版)
「融合 (ドラゴンボール)」の記事における「同化」の解説
「ナメック星」および「ピッコロ (ドラゴンボール)」も参照 ナメック星人が行う融合。肉体とエネルギーとを同化させることによって2つの個体が結合する。融合する際にはベースとなる個体がもう1人の胸に手を置き融合する。融合後はベースとなった個体が支配するが、ベースとならなかった個体の記憶や力も融合後の個体に継承される。タイプの違いに関係なく融合することができ、融合によって、それぞれのナメック星人が持つ能力を総合し、強化を図ることが可能。ネイルと融合する際にピッコロが「気に入らなければすぐに追い出す」と述べているが、ネイルのケースも含め一度融合すると再び分離することができなくなる。
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同化
「同化」の例文・使い方・用例・文例
- 彼は村の生活様式に同化した
- 文化的同化
- 彼らは現地人に同化しなかった。
- 多くの移民のグループがアメリカの社会に同化された。
- 弱者の意見は簡単に強者の意見に同化されてしまう。
- ある程度は新しい環境に同化しなくてはなりません。
- 神道の多くの面が日本の仏教に同化された.
- 子音はしばしばあとに続く子音に同化される 《ads‐ が ass‐ になるなど》.
- 合衆国は多くの国からの移民を同化している.
- 北ヨーロッパ人は米国に同化しやすい.
- 移民たちは急速にアメリカの生活様式に同化していった.
- 日本は様々な外国の文化を同化してきた.
- 食物を同化する
- 日本人は米国人に同化しない
- 同化力
- 同化作用
- 同化性
- 同化している物質
- 同化作用の、または、同化作用に関する
- ある環境に同化する
同化と同じ種類の言葉
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