おこ・す【×熾す】
おこ・す【興す】
読み方:おこす
1 ひっそりしていたものを目立つ状態にする。衰えていたものを再び勢いづかせる。「家を—・す」「国を—・す」「弓道を—・す」
「君もしひて御心を—・して、心の内に仏を念じ給ひて」〈源・夕顔〉
「十八日辰(たつ)の一点に大衆(だいしゅ)を—・し」〈平家・四〉
[可能] おこせる
おこ・す【起(こ)す】
読み方:おこす
[動サ五(四)]
1 横になっているものを立たせる。「からだを—・す」「倒木を—・す」「転んだ子を—・す」
3 今までなかったものを新たに生じさせる。「風力を利用して電気を—・す」「波を—・す」
5
㋐自然が働きや動きを示す。「噴火を—・す」「地滑りを—・す」
㋑平常と異なる状態や、好ましくない事態を生じさせる。ひきおこす。「革命を—・す」「事故を—・す」
㋒静かな状態を刺激して、ある影響をもたらす。「ブームを—・す」
6 ある感情・欲望を生じさせる。また、からだの働きがある状態を示す。「やる気を—・す」「里心を—・す」「拒絶反応を—・す」「食中毒を—・す」
㋐土を掘り返す。「畑を—・す」
㋑へばりついている状態のものをはがす。「芝を—・す」「敷石を—・す」
8 速記や録音の音声などを文字化する。また、文章を書いたり文書を作ったりする。「講演の録音を原稿に—・す」「稿を—・す」「伝票を—・す」
[可能] おこせる
おこ・す【▽遣す/▽致す】
起す
おこす
出典:『Wiktionary』 (2021/11/26 12:51 UTC 版)
動詞
- 【起(こ)す】伏せている、横になっている状態の人や棒状のものなどを、縦にする。立体の最も長い軸を、地面と直角あるいはそれに近い角度で交わる状態にする。
- 眠りから覚ます。
- 【起(こ)す】物事を生じさせる。発生する。
- 事件をおこす。
- 【熾す】炭などに火をつけ、継続して燃え続けるようにする。
- 火をおこす。
- 【興す】勢いを盛んにする。
- 【興す】企業などを創業する。
活用
関連語
類義語
対義語
翻訳
語義1
語義2
語義3
- 英語:cause
語義4
語義6
動詞:起こす
おこす【起こす】
サ行四段活用 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
おこ | さ | し | す | す | せ | せ |
発音
動詞:遣す
おこす【遣す】
- 送ってくる。
サ行下二段活用 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
おこ | せ | せ | す | する | すれ | せよ |
慉
「おこす」の例文・使い方・用例・文例
- 火をおこす
- 抗議のあらしを巻きおこす
- 離婚訴訟をおこす。
- あなたはマッチを使って火をおこすことができます。
- 彼はその知らせを聞いてかんしゃくをおこすだろう。
- 彼はすぐにかんしゃくをおこすので皆が彼を避ける。
- 戦いは人間の獣性をよびおこす。
- 火をたく[おこす].
- (火かきを使って)火をおこす.
- 心臓発作をおこす前に, 時おり心臓に変な苦しみを覚えることがあった.
- しばしば手品のようなものによって、行動を呼びおこす、または何かを生じさせる
- 火をおこすことができる、煙突の土台の壁に開いたくぼみ
- 音によって、または連続して動いているという錯覚をおこす画像の連続によって物語に動きを与える娯楽の形態
- アメリカに帰化したヨーロッパの雑草で、パセリに似ているが食べると吐き気を催させ、中毒をおこす
- 性的な興味を呼びおこすような雰囲気があること
- (物質が)光によって化学変化をおこす性質
- 癇癪をおこすこと
- 過失で火事をおこす
- 脚気の症状が進んで心臓の障害をおこす
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