夕顔とは?

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ゆう‐がお〔ゆふがほ〕【夕顔】

ウリ科蔓性(つるせい)の一年草長く伸び巻きひげで他に絡みつく浅く裂けた心臓形互生する。夏の夕方、花びら深く五つに裂けた白色雄花雌花とを開き翌朝にはしぼむ。実が球状マルユウガオ円筒状のナガユウガオとがある。主にマルユウガオから干瓢(かんぴょう)をつくる。アフリカ熱帯アジア原産で、日本では古くから栽培。《 花=夏 実=秋》「—のひらきかかりて襞(ひだ)ふかく/久女」

ヨルガオ俗称

夕顔の画像
撮影おくやまひさし
夕顔の画像
撮影おくやまひさし
夕顔の画像
夕顔をした紋所

ゆうがお〔ゆふがほ〕【夕顔】

[一]源氏物語第4巻の巻名。また、その女主人公の名。初め頭中将(とうのちゅうじょう)に愛され玉鬘(たまかずら)をもうけるが、のち光源氏の寵を受け、ある夜物の怪(け)に襲われて急死する。

[二]謡曲三番目物観世金剛喜多流世阿弥作か。源氏物語取材。夕顔の霊が現れ光源氏愛されながら死んだ話を語り、昔をしのんで舞をまう。


ゆう‐がお ゆふがほ 【夕顔】

1⃣ 〔名〕

ウリ科つる性一年草アフリカアジア熱帯地方原産で、日本では古くから栽培されている。先の二分した巻ひげで他物にからむ。全体粗毛散布する。長柄をもち腎臓形掌状浅く裂け縁は歯牙状。雌雄同株。夏、先の五裂した径五〜一〇センチメートルの白い合弁花を開く。花は夕方開き翌朝しぼむのでアサガオヒルガオに対してこの名がある果実はほぼ球形フクベ)のものから長円形(ナガユウガオ)のものまであり多形。若い果実は食べられ、また干瓢(かんぴょう)をつくったり、陰干にして、炭取り花器置物などにしたりする。漢名壺盧たそがれぐさながふくべ。《季・夏

(10C終)六七「夕がほは、花のかたちも朝顔に似て」

江戸時代江戸吉原松葉屋で、同一遊女のもとへ二回目に通ってくる遊客をいう。松葉抱え太夫瀬川が、「ほのぼの見ゆる花の夕顔」という意で、「源氏物語」の夕顔の巻から引用して名づけといわれる。〔随筆当世武野俗談(1757)〕

③ 夜の商売などに出るために、夕方化粧をした顔。

浮世草子好色一代男(1682)三「夕㒵(ユフガホ)を作りて、ひらしゃら靡(なび)くといふ事ぞかし」

遊女異称

雑俳寄太鼓(1701)「夕顔の鳥羽海道へ這ふて出る」

2⃣

[一] 「源氏物語第四帖の巻名。光源氏一七歳の夏、五条宿りに夕顔を見いだし、八月、夕顔を伴って宿った六条なにがしの院で、物の怪(け)のため、夕顔を急死させてしまうことを中心に空蝉(うつせみ)の伊予下向六条御息所との交渉にも触れる。

[二] 「源氏物語」に登場する女性初め頭中将愛され玉鬘をもうけたが、本妻側のおどしによって行方隠し源氏に見いだされ、共に宿ったなにがしの院で物の怪襲われて死ぬ。

[三] 謡曲三番目物観世金剛喜多流作者未詳。「源氏物語」による。旅僧が都の五条あたりに来ると、ある家から和歌吟詠する声が聞こえてき、やがて女が現われて、ここが夕顔が物の怪襲われて死んだ所だと教え、夕顔が源氏契りを結んだ有様を語って姿を消すその夜、僧の夢の中に夕顔の霊が現われて舞を舞い、僧の回向によって迷い晴れたことを喜ぶ。

[四] 地歌箏曲一つ菊岡検校文政一八一八‐三〇)の頃、三味線の手事物として作曲。のち、八重崎検校が箏の手作曲

[語誌](1)‐六七」でその花の姿と名が賞されてはいるが、和歌では「人麿集」「江帥集」「散木奇歌集」などに散見するのみであった。平安時代後期和歌多く詠まれるようになったのは「源氏‐夕顔」の影響大きい。そこで詠まれている「心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたるゆうかほの花」「寄りてこそそれかとも見めたそかれほのぼの見つる花のゆふかほ」の歌や、源氏花の名を問うにあたって引用した「古今雑体」の「打渡す遠方人(をちかたひと)に物申す我 そのそこに白く咲けるは何の花ぞも〈よみ人しらず〉」に依拠した歌も多く詠まれた。「白露のなさけおきける言の葉ほのぼの見え夕顔の花藤原頼実〉」〔新古今‐夏〕など。
(2)山賤(やまがつ)」「賤(しず)」などの語とともに詠まれることも多く、「徒然草一九」にも「六月の比、あやしき家にゆふがほの白く見えて」とある。


夕顔

読み方:ユウゴウ(yuugou)

ウリ科一年生つる植物園芸植物薬用植物


夕顔

作者倉橋由美子

収載図書倉橋由美子怪奇掌篇
出版社新潮社
刊行年月1988.3
シリーズ名新潮文庫

収載図書鬼譚
出版社立風書房
刊行年月1993.12

収載図書大人のための怪奇掌篇
出版社宝島社
刊行年月2006.2

収載図書大人のための怪奇掌篇
出版社宝島社
刊行年月2008.7
シリーズ名宝島社文庫


夕顔

作者安西篤子

収載図書色に狂えば
出版社光文社
刊行年月1991.12
シリーズ名光文社時代小説文庫


夕顔

作者藤原緋沙子

収載図書遠花火見届け人秋月伊織事件帖
出版社講談社
刊行年月2005.7
シリーズ名講談社文庫


夕顔

作者伊藤晃

収載図書小説信濃一茶のいる風景―「花」の面影のほとり
出版社講談社出版サービスセンター
刊行年月2008.2


夕顔

作者浜村淳

収載図書源氏物語 花はむらさき 新版
出版社青心社
刊行年月2008.4


夕顔

作者江國香織

収載図書ナイン・ストーリーズ・オブ・ゲンジ
出版社新潮社
刊行年月2008.10


夕顔

作者有木きょう子

収載図書上弦の月
出版社吉備人出版
刊行年月2008.11


ゆうがお (夕顔)

Lagenaria siceraria var. hispida

Lagenaria siceraria var. hispida

Lagenaria siceraria var. hispida

Lagenaria siceraria var. hispida

北アフリカ原産です。わが国へは平安時代中国から渡来しました長さ20メートルにもなる伸ばしは心形で縁は掌状浅裂します。7月から8月ごろ、葉腋白色雌花雄花を咲かせます。花冠先は5裂し、夕方に開いて翌日午前中には凋みます。果実はうり状果で、長さ6090センチになります。煮物漬け物にされるほか、干瓢かんぴょう)の原料にもなります。現在では栃木県主産地となっています。
ウリ科ユウガオ属の一年草で、学名Lagenaria siceraria var.hispida。英名は Bottle gourd
ウリのほかの用語一覧
トウガン:  冬瓜
ハヤトウリ:  隼人瓜
ヘチマ:  十角糸瓜  糸瓜
マラー:  マラー・ファベケウス
ユウガオ:  夕顔  瓢箪

夕顔

読み方:ユウガオ(yuugao)

夜顔別称


夕顔


夕顔

読み方:ユウガオ(yuugao)

ウリ類の一種で、白い花をつけ、夕方開き朝しぼむ特性がある

季節

分類 植物


夕顔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/08 17:47 UTC 版)

夕顔(ゆうがお)




「夕顔」の続きの解説一覧

夕顔

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 13:09 UTC 版)

和語の漢字表記

 

  1. ゆうがお漢字表記



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