同化と繁殖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 05:47 UTC 版)
ボーグは同化という特殊な方法で仲間を増やす事が出来る。同化とはヒューマノイド生命体の体内に、ドローンが「ナノプローブ」という極小機械(ナノマシンの超進化版)を注入する方法である。 同化されたヒューマノイドはすぐに全身にインプラント(埋め込み装置)が出現し、これに伴って脳内の通信機も形成されるため、個人という意識がなくなり、集合体の一部となった後、ボーグキューブ内などで本格的なサイボーグ手術が行われる(ナノプローブにより免疫が制御されるため、手術が容易となっている)。またボーグは同化により繁殖が出来ないときには、人工授精により仲間を増やす事が出来る。通常の生物のようには繁殖せず、恋愛の感情は精神同一集合なので普通の人間の様に抱くことはない。 人工受精の際には胎児の段階でナノプローブを投与されており、人工的な装置の中で育成されるが、自分で動けるような年齢に達するとこの装置から出され、仕事が与えられ、成長と共にパーツを移植されていく。なおドローンは必要な情報はいつでも集合体の記憶装置から与えられるため、義務教育などの一般的な学校制度もない。 ドローン死亡時には解体され、再利用可能なパーツを取り外される。 ヒューマノイド生命体のほかにも、その生命体の宇宙船も船へ侵攻したボーグドローンにより改造され、環境設定もボーグに適した摂氏39.1度、湿度92%、気圧102kpaという高温多湿な環境に設定しなおされることがある。ボーグの設備は自己再生能力があるため、除去にはかなりの手間を要する。 なお「Borg Invasion 4-D」では、地球人の中に稀にボーグの同化プロセスに対して先天的に強い抵抗力を持つ遺伝形質の者が生まれることがある、とされている。
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