コミューンとは? わかりやすく解説

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commune

別表記:コミューン

「commune」の意味・「commune」とは

「commune」は英語の単語で、共同体地方自治体という意味を持つ。特に、共有財産資源を持つ小規模な共同体や、フランスなどの国で行政区画一部を指す場合使われる例えば、フランスではパリリヨンなどの都市も一つの「commune」である。

「commune」の発音・読み方

「commune」の発音は、IPA表記では /kɒˈmjuːn/ となる。IPAカタカナ読みでは「コミューン」、日本人発音するカタカナ英語では「コミューン」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「commune」の定義を英語で解説

「commune」は英語で、"a group of people living together and sharing possessions and responsibilities"や "the smallest administrative district in many countries, especially in France"と定義される。つまり、共有財産責任を持つ人々集団、またはフランスなどの国での最小行政区画を指す。

「commune」の類語

「commune」の類語としては、「community」や「collective」、「municipality」などがある。「community」は一般的な共同体指し、「collective」は特に共同働く人々集団を指す。「municipality」は地方自治体市町村を指す。

「commune」に関連する用語・表現

「commune」に関連する用語表現としては、「communal」や「communism」、「communal living」などがある。「communal」は共有の、共同のという意味で、「communism」は共産主義を指す。「communal living」は共同生活、つまり共有財産責任を持つ生活スタイルを指す。

「commune」の例文

以下に「commune」を用いた例文10個示す。 1. English: They live in a commune where they share everything.
日本語訳: 彼らは全て共有するコミューンで生活している。 2. English: The commune provides basic services to its residents.
日本語訳: コミューンは住民基本的なサービス提供している。 3. English: Paris is one of the most famous communes in France.
日本語訳: パリフランスで最も有名なコミューンの一つである。 4. English: The commune system is an important part of local governance.
日本語訳: コミューン制度地方自治重要な部分である。 5. English: The commune was established by a group of artists.
日本語訳: そのコミューンは一群芸術家によって設立された。 6. English: The commune has a population of about 2,000.
日本語訳: そのコミューンの人口は約2,000人である。 7. English: The commune is known for its sustainable practices.
日本語訳: そのコミューンは持続可能な実践知られている。 8. English: The commune has its own school and hospital.
日本語訳: そのコミューンには自身学校病院がある。 9. English: The commune's residents work together to maintain the community.
日本語訳: コミューンの住民共同体維持するために協力して働く。 10. English: The commune is governed by a mayor and a council.
日本語訳: そのコミューンは市長議会によって統治されている。

コミューン【(フランス)commune】

読み方:こみゅーん

《「コンミューン」とも》

1113世紀中世ヨーロッパで、王や領主から特許状により一定の自治権認められていた都市

フランス地方行政上の最小単位

パリコミューン」の略。

「コミューン」に似た言葉

コミューン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/01 05:52 UTC 版)

コミューン: commune)は、フランスにおける基礎自治体、すなわち地方自治体の最小単位である。

スイスの基礎自治体もフランス語圏(: Suisse romande または Romandie)ではコミューン(コミュヌ)と呼ぶ。

元来はフランス語で「共通」「共同」「共有」「多数」「平凡」「庶民」等を意味する語で、英語のコモン (common) にあたる。

日本語では英語読みに近い「コミューン」という表記が使われるが、フランス語読みに近い表記は「コミュヌ」である。

制度

日本の市町村にあたるが、フランスには日本のような行政上の、町、の区別はない。地図上に「都市」も「村」も存在しない。人口80万人のマルセイユも、200人程度のカマンベールもコミューンである。そのため、通例、日本の自治体の規模と翻訳者の主観に合わせて「マルセイユ市」、「カマンベール村」のように恣意的に翻訳される。[要出典]

コミューンには、議会(conseil municipal)と市長(maire)が置かれる。議会の議員は住民の直接選挙で選ばれる。市長は議員の中から互選され、議会の議長と執行機関の長を兼ねる。[要出典]

規模

フランスには3万8千のコミューンがあり、人口規模は様々である。例えばコルビエールのように人口が26人のコミューンもあり、ロッシュフルシャの人口は1人である[1]。この点はイタリアにおけるコムーネと共通している。

コミューンの平均人口は約1500人で、約9割が人口2000人未満である[2]

歴史

フランスの県や地域圏とは異なりコミューンの歴史は古く、住民の宣誓共同体という形態では中世の11-12世紀の頃にさかのぼるものもある。ただし、現在の多くの自治体については、特にその管轄範囲の起源をめぐっては、カトリック教会の地方組織として整備された教区(パロワスparoisse)が基礎となっていることが多い。制度的には、フランス革命を経た後、教区の範囲が現在のコミューンの範囲とされ、19世紀には議会と首長の公選制が導入されている。

社会運動における「コミューン」

コミューンは、小規模な共同社会を意味することもあり、1970年代のベトナム反戦運動公民権運動の時代には、新しい価値観、生き方を模索して、こうした共同生活を営むものもアメリカでは少なくなかった。しばしば、マンソン・ファミリー人民寺院のような宗教的な小教団のかたちを採ったり、語源の共通性から想像できるように共産主義的意味合いを持つことがあった。中華人民共和国1958年から1983年頃まで農村に存在した人民公社も、中国語でコミューンの意味の公社に人民を付けたものである。

脚注

  1. ^ 伊奈川秀和(2012)"フランスの社会保障制度における国と地方の関係"海外社会保障研究(国立社会保障・人口問題研究所).180:18-27.(18ページより)
  2. ^ 前掲 竹下 (2002)、200頁

参考文献

  • 竹下譲 監修・著『新版 世界の地方自治制度』イマジン出版、2002年

関連項目


コミューン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/04 16:17 UTC 版)

ミクロマン200X」の記事における「コミューン」の解説

ミクロフォース生き残り2人作ったミクロ生命体居住エリア

※この「コミューン」の解説は、「ミクロマン200X」の解説の一部です。
「コミューン」を含む「ミクロマン200X」の記事については、「ミクロマン200X」の概要を参照ください。

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