父島列島とは? わかりやすく解説

ちちじま‐れっとう〔‐レツタウ〕【父島列島】

読み方:ちちじまれっとう

小笠原諸島中部列島父島のほか、孫島弟島兄島東島南島などからなる平成23年2011)「小笠原諸島」の名で世界遺産自然遺産)に登録された。


父島列島

読み方:チチジマレットウ(chichijimarettou)

小笠原諸島一部小笠原群島属す太平洋の島群

所在 東京都小笠原支庁小笠原村

別名 ビーチー群島(Beechey)

位置・形状 東京の南1、000km、北緯2702分~12分、東経14209分~15分古第三紀安山岩からなり海岸線屈曲に富む

島嶼名辞典では1991年10月時点の情報を掲載しています。

父島列島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/31 14:10 UTC 版)

父島列島
父島列島の衛星写真
父島列島
地理
場所 太平洋
座標 北緯27度4分40秒 東経142度13分0秒 / 北緯27.07778度 東経142.21667度 / 27.07778; 142.21667
諸島 小笠原諸島
主要な島 父島兄島弟島
面積 38.62 km2 (14.91 sq mi)[1]
最高標高 326 m (1070 ft)
都道府県 東京都
支庁 小笠原支庁
市町村 小笠原村
人口統計
人口 約2000人
追加情報
有人島は父島のみ。
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巽島(小笠原村)

父島列島(ちちじまれっとう)は、小笠原諸島にある、父島兄島弟島、および、その周辺の島嶼から成る列島。父島は人口が2,000人ほどで小笠原村の中心をなしているが、それ以外の島はすべて無人島になっている。

世界遺産「小笠原諸島」には21件の構成資産のうち7件が父島列島に含まれている。世界遺産についての詳細は別項を参照。

父島列島を構成する島や岩など

  • 弟島 面積5.2km2 世界遺産(登録 1362-005)
    • 広根山 - 弟島の北部、標高191m
    • 西岳 - 弟島の南部の複数峰、最高峰は天海岳229m
    • 測量ケ岳 - 最高峰は西端の冠岩235m
    • 蝙蝠岩(こうもり) - 弟島中部西側のネコ海岸の南西沖
    • 弟島瀬戸 - 兄島との海峡、幅200m弱
    • 孫島 - 弟島の北側、最大標高134m 
    • 北磯 - 孫島の北岸沖にあり父島列島の最北端
    • 弁天岩 - 孫島と弟島の間
  • 兄島 面積:7.87km2 世界遺産(登録 1362-006)
    • 菅笠山 - 北部主峰、標高238m
    • 見返山 - 南部主峰、標高254m
    • 北二子山 - 中部主峰、標高250m
    • 乾沢 - 菅笠山西側の深い入江に下る湾、ダイビングスポット
    • 人丸島 - 筋岩岬の南、標高67m
    • 兄島瀬戸 - 兄島と父島の間の海峡 最も狭い場所で450mほど
    • 瓢箪島 - 兄島立神山の西沖、標高55m
    • 眼鏡岩 - 瓢箪島の東岸沖
    • 猫岩 - 瓢箪島の南岸沖
  • 西島wikidata - 兄島の西沖、標高100m 面積:0.49km2 世界遺産(登録 1362-008)
    • 大岩 - 西島の南東岸沖
    • 魚岩 - 西島の南西
  • 東島 - 父島の東、標高92m 面積0.28km2 世界遺産(登録 1362-009)
    • 蝋燭岩 - 東島の西
  • 父島 面積24km2、人口約2,000人 世界遺産(登録 1362-007)
    • 三日月山 - 北西部主峰、標高204m
    • 乳頭山 - 北部、標高240m
    • 夜明山 - 中北部主峰、標高308m、山中に旧日本軍の戦時遺構戦争遺跡)が多数残る
    • 中央山 - 中南部主峰、標高320m
    • 時雨山 - 中南部、標高266m、西側に時雨ダムがある
    • 衝立山 - 南部主峰、標高303m
    • 八瀬川 - 吹割山、時雨山から西に流れる父島最大の川、上流に時雨ダム
    • 常世の滝 - 八瀬川の支流にある
    • 千尋岩 - 円縁湾の北東絶壁、赤色を帯びた岩塊の形状から「ハートロック」と呼ばれている
    • 中通島 - 宮之浜の北西、標高49m
    • 烏帽子岩 - 二見港口の北側陸沖 標高78m
    • 蛸岩 - 野羊山の西沖
    • 縦島 - ジョンビーチ正面 標高22m 西側に閂島
    • 閂島 - 「かんぬきじま」、父島の南島との間 標高17m
    • 霊岸島 - 父島の南崎沖
    • 巽島 - 父島の鯨崎沖 標高83m
    • 大村 - 北部の西側に開けた二見港の北岸のかつての集落で、現在は東町、西町となっている。西町には東京都小笠原支庁が置かれている。 集落が集中している二見港岸のほとんどと時雨ダム、八瀬川、南部西海岸のブタ海岸、ジョンビーチは世界遺産の登録範囲から外されている[2]
  • 南島 父島の南西沖 北部標高57m、南部標高60mの南北に長い岩礁 面積0.34km2世界遺産(登録 1362-010)
- 最終氷期に海面に出ていた部分が後に枕水してできた「沈水カルスト地形」(天然記念物指定)でラピエ(浸食残塔)やドリーネなども見られる。
島の中ほどに湾口の岩礁が自然のブリッジになっている扇池(湾)、南部に鮫池(湾)がある。

父島の周辺海域も独立に世界遺産(登録 1362-011)となっている。

脚注

関連項目

外部リンク

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