大野原島とは? わかりやすく解説

大野原島

読み方:オオノハラジマ(oonoharajima)

伊豆諸島属す太平洋無人島

所在 東京都三宅支庁三宅村

別名 三本岳(サンボンダケ)

位置・形状 伊豆諸島三宅島の西9km。3個の高い突岩数個小岩からなる

島嶼名辞典では1991年10月時点の情報を掲載しています。

大野原島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/18 14:55 UTC 版)

大野原島

遠景
所在地 日本東京都
所在海域 太平洋フィリピン海
座標 北緯34度02分53秒 東経139度23分02秒 / 北緯34.04806度 東経139.38389度 / 34.04806; 139.38389
面積 0.02 km²
海岸線長 km
最高標高 114 m
     
プロジェクト 地形
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航空写真(1978年)国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

大野原島(おおのはらじま)は、伊豆諸島に属する三宅島の西方に位置する無人島。大小10余の岩礁から構成され、三宅島からは子安根、エビ根、大根という3つの突岩の姿が見えることから三本嶽(さんぼんだけ)とも呼ばれる[1]。行政上は東京都三宅村に属する。

地理

三宅島阿古港の西南西約9キロメートルに位置する[1]。瀬渡し船を使うと阿古港からの所要時間は約30分である[1]

大野原島は子安根(標高114メートル)、エビ根(標高61メートル)、大根(標高33メートル)の3つの岩礁のほか、間角根(標高14メートル)、鋸根、青根、文蔵根、間の根、カサゴ根、平根などの岩礁で構成される[1]

岩礁のうち、大根には海上保安庁のGNSS基準点と東京大学地震研究所の地震・GNSS連続観測点、間角根には東京大学地震研究所・名古屋大学九州大学合同のGNSS基準点が設置されている[1]

自然

国立公園特別保護地区に指定されている(島全域)[1]。また、子安根はカンムリウミスズメの生息地となっていることから国指定鳥獣保護区の特別保護地区に指定されている[1]。島の周りは漁場に富んでおり、釣りダイビングのポイントとして知られる。御蔵島から移住したと思われる少数のミナミハンドウイルカがいる。[2]また、かつてはニホンアシカの生息地でもあった。[3]

脚注

  1. ^ a b c d e f g 東京大学地震研究所技術研究報告「三本嶽点の記(大野原島観測点新設の記録)」”. 東京大学地震研究所. 2017年1月7日閲覧。
  2. ^ Mido 御蔵島イルカチーム (Mikura Dolphin Team), 2019年12月19日 (Facebook)
  3. ^ 小西健志 「ニホンアシカ」 『海域自然環境保全基礎調査 海褄動物調査報告書』、環境庁自然保護局、1998年、120-122頁

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