ニホンアシカとは?

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ニホンアシカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/14 09:12 UTC 版)

ニホンアシカ (Zalophus japonicus) は、食肉目アシカ科アシカ属に分類される鰭脚類。


注釈

  1. ^ 英語圏には目撃例の一部は「逃げられたカリフォルニアアシカの可能性がある」といった内容の文献が存在するが、対応する「アシカの逃亡」という事態は明確になっておらず、具体性を欠いたものである点には留意したい。
    • Rosamond Purcell and the staff of Naturlis (1999). Swift as a Shadow: extinct and endangered animals. Mariner Books. pp. 64 "EXTINCT JAPANESE SEA LION". ISBN 0395892287. "Sea lions in Japanese waters in the 1960s were probably California sea lions that had escaped from zoo." (英語)
  2. ^ 多田実 『生きていた!生きている? 境界線上の動物たち』 小学館、1998年、146頁。ISBN 9784093664011 伊藤徹魯によるとプロポーションの比率や臼歯の数などが異なるとされる。
  3. ^ 当時、島根県竹島研究顧問の杉原隆は山陰中央新報の取材において、この証言から韓国漁民らによる捕獲が絶滅の原因ではないかと推測した発言を行っていた(李ライン翌年竹島にニホンアシカ多数生息ウェブ魚拓山陰中央新報 2007年5月10日)。ただし、この発言以前の1998年『生きていた!生きている? 境界線上の動物たち』154頁においても駐留中の韓国人が非常用食料にしていた点は記述されており、絶滅の要因は同書籍において他にも指摘されている。
  4. ^ アシカを含む鰭脚目の特色として1種類の個体数が飛び抜けて多い事が挙げられ、1種類で十数万頭というのが普通である(和田一雄 『海のけもの達の物語 -オットセイ・トド・アザラシ・ラッコ-』 成山堂書店、2004年、11頁。ISBN 978-4425981311)。この時点で絶滅の危機にあったといえる。
  5. ^ 『フィールドベスト図鑑12 日本の哺乳類』 学習研究社、2002年、51頁。ISBN 9784054013742
  6. ^ 『生きていた!生きている? 境界線上の動物たち』 148-159頁。ただし、島根大学医学部(当時)の井上貴央によると、繁殖記録に該当する記録を韓国では確認できなかったという。
  7. ^ 鳥取県岩美町でアシカ?目視(2012年7月19日時点のアーカイブ) - 海棲哺乳類情報データベース
    岩美・羽尾海岸に珍客 アシカ(インターネット・アーカイブ) - 日本海新聞 2003年7月21日
    この事例では写真が撮影され、当初ニホンアシカとされていたものの、一応カルフォルニアアシカへ変更されている。ただし、決め手に欠けるため、海棲哺乳類情報データベースの分類では種不明のカテゴリーにも入っている。
  8. ^ 鹿児島県薩摩川内市で種不明アシカ出現 Archived 2016年6月2日, at Archive.is- 海棲哺乳類情報データベース こちらはかごしま水族館がアシカと断定している。

出典

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  41. ^ a b c 『生きていた!生きている? 境界線上の動物たち』152-154頁
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  45. ^ 日本ニュース 戦後編大117号 チャプター (6) 淀川にアシカ現る <時の話題>”. NHK 戦後証言アーカイブス (1948年). 2015年1月28日閲覧。
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