膠とは? わかりやすく解説

やに【脂/×膠】

読み方:やに

樹木分泌する粘液また、その固まったもの。樹脂

タバコ吸ったときにキセルパイプにたまる褐色粘液

目やに


こう【×膠】

読み方:こう

[音]コウカウ)(漢) [訓]にかわ

にかわ。ゼラチン。「膠化膠質膠原病

ねばりつく。「膠着


に‐かわ〔‐かは〕【×膠】

読み方:にかわ

皮・骨などを煮沸し、その溶液からコラーゲンゼラチンなどを抽出し濃縮冷却し凝固させたもの。接着剤写真乳剤染色などに用いる。


にかわ 【膠】


読み方:にかわ

  1. 縄ノ大ナル事ヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・広島県
  2. 縄を云ふ。〔広島県

分類 広島県

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ゼラチン

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 16:33 UTC 版)

ゼラチン: gelatin)は、動物皮膚などの結合組織の主成分であるコラーゲンに熱を加え抽出したもの[1]。化学的にはアミノ酸の直鎖状ポリマー[2]タンパク質)を主成分とする。


注釈

  1. ^ : animal glue

出典

  1. ^ ゼラチン. コトバンクより2020年9月8日閲覧
  2. ^ a b 宇高 健太郎. “古典絵画における墨の研究”. 芳泉文化財団. 2019年5月10日閲覧。
  3. ^ a b c d e 森田恒之膠の文化」『部落解放研究』154号、2003年10月
  4. ^ a b c 森井 啓二『ホメオパシー マテリアメディカ大全1(Abel-Agar)』エンタプライズ、2008年7月27日、287頁。ISBN 978-4-87291-188-6 
  5. ^ ”. 造形ファイル. 武蔵野美術大学. 2017年6月25日閲覧。
  6. ^ 膠水”. 造形ファイル. 武蔵野美術大学. 2017年6月25日閲覧。
  7. ^ 野田盛弘 (2016). “奈良の墨”. 化学と教育 (日本化学会) 64 (10): 514-517. doi:10.20665/kakyoshi.64.10_514. 
  8. ^ Technical aspects of Chinese painting”. A Visual Sourcebook of Chinese Civilization. 2017年6月25日閲覧。
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  11. ^ Distemper”. Conservation and Art Materials Encyclopedia Online. Museum of Fine Arts, Boston. 2017年6月25日閲覧。
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  14. ^ Tempera painting”. Encyclopædia Britannica. 2017年6月25日閲覧。
  15. ^ Jennings, Cathy. “絵具と紙:水彩画のしくみ”. Just Paint. Golden Artist Colors. 2017年6月25日閲覧。
  16. ^ 豚肉、豚由来成分はタブーです”. 国際機関日本アセアンセンター. 2022年11月14日閲覧。
  17. ^ a b 小山洋一「総説 天然素材コラーゲンの機能性」(pdf)『皮革科学』第56巻第2号、2010年8月14日、71-79頁。 
  18. ^ 君羅好史、真野博「コラーゲンペプチドの食品機能性」『日本食生活学会誌』第25巻第1号、2014年、5-8頁、doi:10.2740/jisdh.25.005 


「ゼラチン」の続きの解説一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 12:14 UTC 版)

接着剤」の記事における「膠」の解説

膠(にかわ、Animal glue、蹄を原料とするものはHoof glue)は、動物由来ゼラチン主成分とする接着剤溶液系(水系)。 動物の主要蛋白質コラーゲン)を部分的に加水分解して得られる水溶性ペプチド成分とし、約60加熱した水溶状態から冷却する過程経て硬化接着する初期接着性優れる点から、製本壁紙など紙接着分野木工分野用いられる加温するだけで綺麗に剥離除去できるために、修理調節必要な弦楽器にも使用される通常粉体販売される粉末にかわは、使用前の手順が煩雑な点や柔軟性に劣るなどの短所がある。これらの欠点改善するため各種改質剤添加し、あらかじめゲル状態加工したコンパウンドグルーも販売されている。

※この「膠」の解説は、「接着剤」の解説の一部です。
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膠(にかわ、Animal gule)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/06 15:15 UTC 版)

截金」の記事における「膠(にかわ、Animal gule)」の解説

動物の皮や骨から作られる接着剤で、金箔貼るときに煮溶かして用いる。 三千本膠、鹿膠、パール膠(これら3種は牛から作られるHide glue 鹿膠は名前としての名残であって現在は鹿から作られているわけではない)兎膠 (Rabbit-skin glue) 、魚膠などがある。截金では三千本膠や鹿膠が用いられることが多いようである。 三千本膠の使用方法は煮る前ににひたし十分に水分含ませておいて、ふやけた膠を湯煎ゆっくりと溶かす電熱器にかける場合50 - 70くらいの中火で、沸騰させないようにする。膠は高熱溶かす粘着力落ちるので注意しなくてはならない焦げつかないようにかき混ぜ十分に溶けた後、ガーゼなどで濾せば完成。膠を溶く時の分量目安は、200 ccに対して10-15 gが適量であるが、その日温度湿度によって各自調節することが望ましい。冷蔵庫入れれば4 - 5日は保存できる腐敗した場合粘着力落ちるので使用してはいけない。

※この「膠(にかわ、Animal gule)」の解説は、「截金」の解説の一部です。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 02:48 UTC 版)

古墨」の記事における「膠」の解説

膠は煤と同じぐらい、あるいはそれ以上に墨の品質にとって重要である。良い墨の絶対条件である書きよさは、膠の品質によるところが大きい。膠はの皮、骨、腸を煮て作る日本では中国ではの膠が多く使われる。膠の効用次のとおりである。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 05:58 UTC 版)

ウサギ」の記事における「膠」の解説

ウサギの革を煮込んで得られる膠は、テンペラ画地塗り用いられてきた。アクリル絵具発達した21世紀初頭でもなお、古い絵画修復に欠くことのできない材料である。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 01:38 UTC 版)

ニベ」の記事における「膠」の解説

アイシングラス (食材)」も参照 うきぶくろ)を煮詰めて作る膠(にかわ、英: Animal glue)がきわめて粘着力強かったことから、接着剤代名詞となったかつては弓を作るときにニベの膠が使われていた。現在は鹿の皮が弓の膠の原料になることが多いが、鹿由来の膠もニベ呼ばれている。弓の膠は引き味を左右する一つ大きなファクターで、ニベ弓にこだわる弓道愛好家存在する。[要出典] この膠自体も「鰾膠」(にべ)と称する。そのべたべたした性質から愛想世辞を表す言葉にも転じ無愛想な様子を表す「にべもない」という慣用句の「ニベ」も、この「鰾膠」のことである。

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 10:04 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. (にかわ)動物皮膚や骨、腱などの結合組織主成分であるコラーゲンに熱を加え抽出したもののうち純度の低いもの。
  2. (にべ、通常は鮸膠/鰾膠表記)主にスズキ目ニベ科属す浮き袋から作る粘りけのつよいにかわ。

熟語


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